今回は、ベルリンでの美術館、博物館編です。
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旧ナショナルギャラリーです。Alte Nationalgalerie →ここです!http://www.smb.museum/smb/sammlungen/details.php?objectId=17〈=en
18世紀~のドイツ画家の作品をメインとした美術館です。カスパー・ダヴィド・フリードリッヒ、マックス・リーバーマン、アーノルド・ベックリンなど、今まで聞いたことのない画家達のすばらしい作品に魅入りました。18世紀の作品をこんなにじっくりと見たのは始めてかも。最後の彫刻のフォトは、プロメテウスですよね。おととし、プロメテウスをテーマに作品を書いたのでもちろん、じっくり見てしまいました。建物は、ギリシャ古典様式で内部装飾も古く、その中に絵画が展示してあるのが、雰囲気があってよいですよね。
次は、ユダヤ博物館です。ダニエル・リベスキントによる設計のモダンな建物です。彼は、ポーランド系アメリカ人の有名な建築家です。両親はユダヤ人でホロコーストの生存者だそうです。彼の作品のひとつは、ニューヨークの9.11の同時多発テロの跡地のワールドトレードセンターです。今年完成予定ですよね。ユダヤ人の歴史を暗示するような迷宮のような内部構造、外観ですよね。
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この3つのフォトは、イスラエルの作家、Menashe Kadishmanによるインスタレーション作品、Fallen Leavesです。戦争や暴力の犠牲にあった人たちへの捧げた10,000以上の顔です。全てが異なります。この中を踏まずに通り抜けることはできず、大きな音が響きます。この部屋が、『記憶のヴォイド』とよばれます。
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こちらもインスタレーションで、『亡命の庭』。他にも、ホロコーストタワーのインスタレーションもありました。
こちらをみると、上空からみた美術館のユニークな形の外観がわかります。→ こちら。http://ja.wikipedia.org/wiki/ベルリン・ユダヤ博物館
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こちらは、ニューミュージアム(Neus Museum).この博物館は、第2次世界大戦の被害を受けて修復されて2009年に70年ぶりにオープンされたそうです。博物館島にあるなかの5つのうちの1つの博物館です。長蛇の列で人気の特別展は『In the Light of Amarna 100 Years of the Nefertiti Discovery』エジプトとアマルナの遺跡とそこでみつかった有名な『ネフェルティティの胸像』もこの博物館にあります。『ネフェルティティの胸像』は、B.C.1345年に制作されたらしいです。女性美の象徴として有名です。この展覧会では、「いま、ベルリンで一番美しい女性『ネフェルティティ』」とうたっています!
『ネフェルティティの胸像』は、1924以来、エジプトから返還要求をドイツに何度もしているらしいですが、ヒトラーをはじめ、今にいたり、ずっと要求に応じず今にいたっているようです。貴重な遺産であると思うけど、エジプトに戻ってしまえば、世界中の人々がみる機会がなくなってしまうだろうし~。こういう遺産ってどこが保有するかって難しいですよね。歴史のなかで、色んな遺産が売買されて戦争もありで、現在ある場所に存在するわけですものね。奥が深い。
この作品、BC1345だなんて思えないほど、みればみるほどすごい技術ですよね?!! 『ネフェルティティの胸像』ついての詳細はここで→ http://ja.wikipedia.org/wiki/ネフェルティティの胸像
ベルリンでは、現代アートではなく歴史を考えさせられる奥の深いものを感じました!
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実際に顔を踏みしめれば、犠牲者の痛みが直接伝わってきそうな、そんなインパクトがありますね。