前を向いてゆっくりと

佐藤みゆきblog ~ピアノ弾き 日々のあれこれ~

すくい

2008年11月15日 | Weblog
先日はVcまきさんに誘われて、Fl美礼さんと3人でアイルランド民謡を聞きに行って来ました。

もともと自分でもアイリッシュ好きで、演奏したり、アイルランドに行ったりしていたので興味津津…。


アイリッシュフルートやティンホイッスル、
コンサーティーナという六角形の形の小さなバンドネオンのような楽器、
アイリッシュハープ、バウロンというアイルランドの太鼓など

楽器紹介や、アイルランドについての説明も織り交ぜながら
アイリッシュ民謡の有名な曲をたくさん演奏してくれました。

「アイルランドの民謡と日本の民謡はルーツが同じだから、日本人はアイルランドの音楽が好き」と以前何かで読んだ事がありました。
日本の民謡っていってもよなぬき音階とかでしょう?
どう繋がるのかずっと疑問だったのですが…。

明治時代に、文部省が学校の教材の音楽の教科書を作る時に、どんな曲を載せたら良いのか、アメリカから人を招いて歌集の編纂をしたのだそうです。
アメリカには、迫害されたりしてアメリカへ渡ったアイルランド人がたくさんいたため、当時たくさんのアイルランド・スコットランド民謡が伝わっていました。
その中から、当時欧米で親しまれていた「庭の千草」や「蛍の光」や、賛美歌などを載せたり、またはコード進行とか曲の構造を似せて唱歌を作ったのだそうです。
だから、日本人にとってアイルランド民謡はどこか懐かしい気持ちにさせる音楽となったんだそうです。
日本の童謡、唱歌のルーツがアイルランド・スコットランド民謡にあった という意味だったんですね。納得。

コンサート終了後はティータイムがあり、みんな演奏家の方々にむらがり
楽器を触らせてもらったりし質問攻めしていました♪

私達ももちろんお話して頂きました。
アイルランド民謡は素朴な音楽で、ギターやハープが入る音源は聞いた事がありますが、
ピアノが参加したダンス系のにぎやかな民謡の音源を聞いた事がなかったので、常にピアノでアイルランド民謡に参加してきた私にとっては
どうやって弾いたら良いのかいつも疑問だったのですが…。
フルートの安井さんに質問すると、ピアノが参加する場合ももちろんあるらしく、
その場合のシンプルな演奏法などをちらっと紹介してもらい、目からウロコでした。

廣瀬さんの太鼓の音色もリズム感も素晴らしく、感激しました!
思わず弟子入りのお願いをしちゃったのですが、今度本当に習いたいなー。

とにかく、ここ数年悩んでいた事が解決しそうな突破口を与えてもらったような感じで、とても救われた気持ちになりました。

まきさんに誘ってもらって本当に良かった♪
コメント
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演奏メモ

■「WEEKLYPIANO 」より Vol.141 クリスマスの想い出 配信開始! ■Qi Michelan「Facebookpage 」 ■2013/9/22(日)トリオ(ViER HanDE)@渋谷松濤サロン」 ■2013/10/12(土)トリオ(ViER HanDE)@鎌倉蕾の家 ■2013/10/19(土)トリオ(ViER HanDE)@)唐木田菖蒲館プレコンサート