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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

七色の湯けむり 秘湯の湯 かんの温泉

2012-12-18 20:08:52 | 温泉
「かんの温泉」に出向いた折、その時カムイラビットがメモしたものがありました。何から拾ってメモしたかもわかりません。文章の様子からみると「かんの温泉」側からのもののように思われます。

山の中の一軒宿でございます。何もございませんが、大自然からあたえられ、先祖から引き継いだ貴重な温泉資源や古い建物、
自然環境を大切にしております。
  山肌から聞こえる鳥の声
  渓流のせせらぎ音
  エゾシカとの出会い
  付近の山野で採れた山菜に
どうか自然との語らいの中で、日ごろのお疲れを一時いやして頂ければ幸いと存じます。

「かんの温泉の歴史」
開湯の歴史は約100年前、明治にさかのぼる。現館主菅野家の遠縁にあたる本郷兵吉氏が、明治43年夏、アイヌの青年を案内にたてて約1週間かけて探しあてました。
そして、大正2年より湯治場として営業、当時は道路も無く、冬になると効能を聴きとめて近くの農家の人達が馬橇を使い、1日がかりで湯治に来たといいます。

昭和16年、先代菅野祐喜が本郷氏より譲り受け「かんの温泉」と名称も改めました。客室数も5~6室、浴場も1か所しかなくきわめて簡素なものでした。

 第二次大戦末期の昭和19年には陸軍の保養所にと要請を受け、改築に着手(現旧館部分)し、そのそのかわり道路を軍が造るという約束でしたが、敗戦のため、それもならず先代祐喜自ら道路建設に乗り出し、昭和33年にはジープを導入し車で温泉に来ることが出来るようになりました。

昭和40年には当時十勝管内一と言われる現新館部分が完成、その後環境庁による「国民保養温泉」への指定や「日本秘湯を守る会」入会、欧米の「クワハウス」の視察などを経て、北海道における「かんの温泉」としての独自性といろいろ模索してしてまいりました。
素朴な湯治場の雰囲気を残した秘湯「かんの温泉」としてもすこしばかりではありますが、皆さまに知られるようになりました。

館内5ケ所の浴場(8つの浴槽)すべて泉質、効能が異なる、全国的にも珍しい特質を持つ温泉となりました。
湯治のお客様の多い時季はそれぞれの身体にあった温泉に入浴頂くため、全浴室混浴とする場合がございます。

七色の秘湯 七福の湯 然別峡かんの温泉 温泉効能
①不動の湯 含硫酸重層食塩泉
②大黒の湯 含石膏食塩泉
③恵比寿の湯 含重層食塩鉄泉
④毘沙門の湯 含 重層食塩泉
⑤布袋の湯 含岩酸重層食塩泉
⑥弁天の湯 含硫酸重層食塩泉
⑦寿老の湯 含重層硼酸食塩泉
⑧福禄の湯 含石膏食塩鉄線
効用 すべての急性疾患 進行性結核 重い心臓病 出血性疾患 高度の貧血 熱性疾患 悪性腫瘍 高度の動脈硬化症 
泉質が異なる8種類のお湯が湧き、古くから湯治に利用されていました。
「かんの温泉」では治らない病はないと言われ、松田忠徳さんも絶賛の泉質です。ホテルから歩いて15分~20分ほどには川沿いに天然の露天風呂があったり、キャンプ場もあります。

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