雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

江戸っ子 蝦夷っ子 道産子

2014-03-07 12:51:48 | 随想
「江戸っ子」
カムイラピットは東京で大学時代を過ごしました。
当時、喫茶店がお目見えし出した時代でしたが、喫茶店に多くは行きませんでした。コーヒー代を払うぐらいなら、食事代に当てた方が良いと思う生活をしていたのです。三食を外食しておりましたので行く余裕はありませんでした。
この時代から一杯のコーヒーで何時間も店で粘って本を読んだり、勉強する人がいるという話を聞きました。それだけ混んでも
いなかったのです。

友達の中に東京出身の人がいて、なんかの機会にコーヒーの話におよびました。その友達は「コーヒー」を「コーシー」としてしか言えないのです。我々が「コーシーでなくコ―ヒ―と発音するのです」と口を酸っぱく口移しに言い換えても、彼の口からかえってくる言葉は「コ―シー」なのでした。
話を聞いてみると彼は生粋の東京出身と云う事が分かり、江戸っ子は「ヒ―」という発音が出来ず「シ―」といか言えないことがわかりました。この友達は私より年齢が三才位年上で、大学卒業後は水戸一高の教員となりました。

先日、テレビの中で「江戸っ子の定義」というものを話しておりました。親子三代が東京に住ンだ人は「江戸っ子」と言って良いというと話をしていたのです。そうか三代前から東京(江戸)に住めば「俺は生粋の江戸っ子だい」ととなえる事が出来るらしいのです。
そうした場合「コーヒーをコ―シ―」と言っても、そうか「彼は江戸っ子だからしょうがないな」と思ってくれるのです。
※えどっこ「江戸っ子」
 「三代江戸に住めばー」「ちゃきちゃきのー」
 「江戸っ子は五月の鯉の吹き流し」
 「江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ」      (小学館・「大辞泉」)。   

「蝦夷っ子」
カムイラピットは四国の香川県から父と母が北海道の地(網走管内)に住みついて、私で二代目、我が子で三代目となり、我が子の代で生粋の「蝦夷っ子」ということになります。江戸っ子と蝦夷っ子とが語呂がよく似ていますので、「俺は蝦夷っ子だい」と唱えると面白くなります。ところが「蝦夷っ子」と云う言葉はありません。

「道産子」
北海道にあるのは「道産子」という言葉です。北海道生まれの人は一様に「道産子」の言葉で通用します。何代も前から北海道に住んでいなくても、その人の生まれが北海道であれば「道産子」となります。
北海道という自然の厳しい土地に育てば、風雪に耐えて粘り強い気質の人間に育ちますので、どちらかと言えば好感度の良さで人に迎え入れられるのです。

※どさんこ「道産子」
 ①北海道産の馬。②北海道生まれの人。(小学館・大辞泉)。
 


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