雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

「凍ばれる」と「寒い」の 境は

2017-01-19 10:24:57 | 自然

「凍ばれる」

昔の北海道の冬の生活は、寒さの中での我慢の生活でした。

水ガメの水は厚く凍り、柄杓(ひしゃく)の柄で割り、水を使うのです。

子供はカメの中にある割氷を口に入れて溶かしながら、冬を味わう(?)のです。

冬の夜は「湯たんぽ」や石を暖めた「石たんぽ(?)」は欠かせれませんでした。

湯たんぽのお湯は、朝の洗面に欠かせませんでした。

凍てつく朝は、「凍ばれる」の言葉にぴったりでした。特に寒い朝は「凍ばれる」の言葉になって口から自然に出てきます。

「凍ばれる」と「寒い」の温度の境は指定されていませんが、体感で感じたままで言葉として発せられるものです。

しばれるをパソコンで検索すると漢字に変換されません。「凍ばれる」は北海道の方言だからなのでしょう。

札幌は寒い日でも零下10度前後なので、凍ばれるの言葉をあまり聞かれません。

道内の寒い所では零下20度を越していますので、さぞや凍ばれる毎朝なのです。

凍てつく朝は雪道を歩くと「キュッ・キュッ」と雪鳴りがします。この時は「凍ばれる」という言葉になります。