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古伊万里江戸後期ふぉ~ゆ~

古伊万里江戸後期もの中心のブログ

古平佐焼

2009年05月03日 10時21分20秒 | その他の古陶磁
古平佐焼きということで、購入しましたが、まったく自信ありません。(笑)
これ、時代はありそうなんですが、古平佐焼なんでしょうか。

平佐焼は、1776年、今井儀右衛門(いまいぎえもん)が有田から、
陶工を呼んで脇本に窯をひらいたのが、そもそもの始だそうです。
でもこの窯は、たった数年でだめになってしまいましたが、
このことを惜しんだ平佐の領主北郷家の家老・伊地知団右衛門(いぢちだんえもん)
が領主の北郷久陣(ほんごうひさつら)にお願いして有田から、再び陶工を呼んでもらい、
平佐に窯を開いたことから、平佐焼と呼ばれるようになったそうです。

ただ、平佐焼というと、後期の釉薬の流れが美しい『べっ甲焼き』が有名なんですよね。




なんとなく、生がけ焼成のような気もしますが、よくわかりません。
生地は、波佐見焼に近い感じもしますが、いくぶん白いようです。




これは、カンニューの入った大甘手で、半磁半陶といった感じです。
文字・絵付けを見ると、時代はありそうで、最近の作とも思えません。
たぶん『よしの川』と読むんだと思います。
流水に桜の紋様でしょう。




呉須いわゆるコバルトの発色はかなり悪く、ほとんど黒ずんでおります。

     直径約、20cmの七寸皿といった感じです。