こんなに楽しい!みやび流押絵

各教室での押絵の作品や、道端で出会った季節の移ろい、クスッと笑えるテーマもありますよ~

12年目の神戸

2007年03月26日 | あれやこれや


 「百万ドルの夜景」と言われた神戸が、震災の後は20万ドルくらいになったでしょうか・・・あれから12年。もうすっかり当時の面影はないどころか、あの頃よりも大きなビルが建ち進んでいるようにさえ思います。
 輪島では昨日の地震以来、160回を越える余震が続いており、地域の皆さんはどんんなに不安な夜を過ごされたことかとお察しいたします。
あれだけの地震が起きた後に、まだ余震が何日も続くなんて、私たちも経験がなかっただけに恐怖の上積みでしたが、2~3日もすると、「~~ん、今のは・・4」「いや~、3よ」とか、当て物みたいに言えるようになってました。人間って、したたかに創ってもらってると思います。
 昨日、大徹さんがお電話で、「神戸と違って火が出なかったのが救いです」とおっしゃってましたが、同じような規模の地震が起きても、ほんとにその場所によって、受ける被害の質と量には差があるかも知れませんね。いずれにせよ、これからが大変な復興の時を迎えられることになります。
 神戸、そしてこの前のジョグジャカルタ、今回の輪島。
自分が経験してつくづく思うのは、何か災害が起きても、身近な場所でないと、なかなかその立場になって感じられないということです。だからこそ、その近い人は、温度差のある人たちに語りかけていく役目を負うんでしょうね。
無事を祈って叶えられた次は、何をすればいいのか、当時を振り返りつつ、自分に出来ることを考えていきたいと思います。 


安堵!!!!

2007年03月25日 | ノンジャンル
 今やっと、輪島の大徹さんに連絡が取れました!
皆さんのご無事を聞いた途端、ほ~~っと力が抜けました。
私たちも経験したことですが、今、お家の中の倒れた家具を起こしたり、割れたガラスを取り除いたりしながら、なんとか寝起きできる場所を作っておられるところです。
 電気はもう来ていて、ガスはもともとプロパンなので大丈夫。ただ、断水してしまってるので、給水車を頼りにしなければなりません。
食べ物は、避難所になっている学校へ・・・
 いつも何が起きても明るく笑い飛ばされる方なので、今も普段どおりの元気なお声で「いや~~、エラいことになってますわ~~」と。
きっとこの元気で乗り切っていかれると思いますが、これからの道のりが想像できるだけに、辛さもひとしおです。
あの時、自分が受けたさまざまな嬉しかったこと、有難かったことを、もう一度よ~く思い出してみます。


石川県能登地震

2007年03月25日 | こんな押絵(押し絵)がありますよ








 今朝、地震を感じ、「・・1かな・・2?」と思いながらテレビをつけると、なんと輪島が!どこで起きても大変なことは、経験したものとして痛いほどわかるのですが、輪島と言えば、とてもお親しく、お世話になっている輪島塗の「大徹」さんや、西塚先生の居られるところ。
 ずっとテレビを見守りながら、ご無事は信じているものの、当然お電話も通じず、ただただ祈るばかりです。
 あの阪神大震災の時、テレビを見ながら芦屋のことがわかるまで食事も喉を通らなかったと言われたことを、逆の立場になってみて実感しています。
 左は聡甫の作品「春宵」をはめ込んで作られた輪島塗の屏風。(この作品は輪島にあります)
右は絹甫の作品「古典の調べ」に合わせて、古楽器の塗りが施された衝立風2枚折。
 こうした素晴らしい輪島塗の技とのコラボレーションを楽しくさせていただいてる大徹さんを初め、地域の皆さんのご無事を祈ることしか出来ないんですねぇ、今は・・・




春一杯

2007年03月24日 | あれやこれや

家のすぐ近くに、京都に本拠を置くおかき屋さんが6年ほど前にできました。
お味も良く、手頃なお値段で包装もステキgiftでよく使うのですが、きのう行くとすぐにこの「さくら茶」item4が出てきました。
目から春~item2item3ですね!桜の塩漬けって好きなので(桜餅ももちろん葉っぱごとがぶり!)ツルっといただきました。be




お店の外にはこんな子が・・・
ネコanimal2のような・・・やっぱり狸hamでしょうね・・・



渡る世間は神ばかり

2007年03月23日 | こんな押絵(押し絵)がありますよ

神戸教室、Oさんの新作、「木蓮に尾長鳥」です。
手元にあった原画には題名がなく、鳥piyoの名前がどうにもわかりません。
「学僊」のサインだけが何とか読み取れたので、ネットで検索したところ、明治時代の日本画家、大庭学僊(おおばがくせん)にたどり着きました。
ほんとに便利な世の中になりましたね・・・って、年寄りみたい?meromero2
山口県の出身ということで、早速下関市立美術館へコピーをお送りして、何の鳥か、お教えいただけませんかとお手紙mailしたところ、あくる日にすぐにお返事が!!
とってもご親切なお手紙と共に、この絵と対になっている別の絵のコピーまで添えられ、感謝感激でしたkirakira2


何の鳥なのかがわかるまで、お仕上げがなかなか出来なかったのですが、それからはす~っと筆が運び出し・・・symbol6symbol7
お会いしたことも、訪れたことも無い地の方に助けていただいたのが嬉しく、感謝の気持ちに自分の本をお送りしたところ、またまたご丁寧なお葉書をpost
「こちら方面へお下りの節には是非お立ち寄りください」と。
お~~~、将来の夢である全国縦断展覧会、山口県は下関に決まりですね~~~niko