ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

藤原ブルーと春の妖精たち♪ 藤原岳で・・・3 多志田山から頂上へ

2021年03月09日 | 山 近畿 霊仙・伊吹・藤原

2021年2月27日(土)☀ 藤原岳

 

草木からの続きです

 

道を整備して下さった方のご苦労がどれほどのものか…

今更ながら 頭が下がる思いだ

 

難路として有名だった孫太尾根が生まれ変わっていた

 

分かり難かった草木の頂も普通に通れる

草木の取付きも分岐として機能し 

巻き道がしっかりと出来ている事にく…

 

 

 草木の取付き

 新しい指導標 

 

新たにできた指導標は 

草木捲き道も教えてくれている

 

新たにできたトラバースの捲き道を

帰りは使ってみようかと考える

 

 

穏やかな尾根歩きだ

裸木の樹林帯は本当にるい

 

 あら…目指す藤原岳の横から…

テーブルランド

 

ひょっこり顔を見せるテーブルランド!

白い頭がまだ冬の名残を濃く残しているようだ

だけど 今年の御池岳もまた 雪はなさそう…

 

そんなことを考えながら進むと

さてさて 登りも核心部へと向かい始め出した…

 

まずは 多志田山へのりである!

 

 多志田山への急登忍の一文字

 軍手の標識?が手招く

 チチがっているそこは

多志田山 965m

 

多志田山の頂上には残雪がしっかりと残っていたが

例年に比べて 圧倒的に少ないように思える

 

ただ 多志田山と藤原岳の直下は 

泣きの急登!胸突き八丁!

地獄りとして記憶がい!

 

多志田山の直下の登りも覚悟をしていたが

泥濘ではなく 意外に地面の状態が良く 歩き易かった 

本当に助かったと思った

 

 

竜ヶ岳方面

 

ここで 足を休める事にして

風を避けて 竜ヶ岳方面を見ながら腰を据えて休んだ

 

風は 木々の間を抜けるように吹いてくる

風はまだ冬の吐息の如く冷たい

上着を羽織っても 汗で濡れた身体の熱を奪う

それでも日差しが それを和らげ 

春の優しさに包まれる感じだ

 

数名の後続者が 竜ヶ岳方面へと向かった…

いつか 多志田山からの竜ヶ岳縦走をしてみたい…と

そう思いつつ見送った 見送りながら

今の私には無理だな… ボソっと呟いた

 

 残雪を踏んで藤原岳へ

藤原岳

 

ど~んと 藤原岳 

 

近くに見えるぞ!

もうそこだ!

今から向かうぞ~!

ファイト~♪

 

しかし ここからの登りもまた

第二泣きの急登 胸突き八丁としての期待を

全く裏切らない それ以上の地獄急登であった

 

その前に難所はすぐ目の前にあった 

多志田山からの下りだった

 

残雪と凍った一部の区間が 鞍部まで続いた

 

アイゼンをつけようか迷う

ただ ほんの少しの距離だという安易な考えが過り

先行者は誰もアイゼンを着けていない…

慎重に下ってみようか…と悪魔が囁く

 

そんなことを考えているうちに

チチはさっさと下っていく・・・

 

私は 迷った…

迷ったが つけずに下っていった…

 

つければよかった…

 

内心そう思う事もあったが 何とか 踏み込んで下った

樹林帯であったことが 少し大胆にしたが

やはり 軽アイゼンでもつければ 安心して下れたはずだ

ここは反省として残しておこう!

だいたい 用心の上に用心する私が

時々こうした安易な行動を起こしてしまうことがある

特に疲れた時などがそうである

これが 危険の第一歩なのだと改めて戒める

 

 鞍部まで下ってホッとした

 雪は無くなっていた

 孫太尾根は難路ではなくなったよ!

 難路ここからだというべきだ

藤原岳南面の斜面

 

泥濘地獄!急斜面!

 

整備された孫太尾根はもう 難路とはいいがたい

それよりも難路は 南面のこの斜面であろう

 

表面は乾いており、見た目は何とも無いように思えるが

足を置くと ズルズルのズル!

 

滑りやすく転倒する人が多く 

登る人も下る人も必死だ!

 

だけど・・・

ここに逢いたいあなたがいる

 

探し求めて急登を四つん這いになって登っていく

ルートはあるようで無くなって

無数の足跡が入り乱れている

 

左側に寄りすぎると尚登りにくくなるが

そこに逢いたいあなたがいる・・・

 

木の根を掴み 樹に抱きつきながら急斜面と戦う

 

そして・・・

 

まだ 咲き切れていない

眠たげなあなたを見つけた

 

 寄り添う小さな天使

 目覚めて 少し外界を覗きだした

黄色い天使 福寿草

 

まだだった

まだ目覚めたばかりで眠たそうだった

それでも 黄色の幸せがそこにあった

 

福寿草・・・やっと会えた

 

だが・・・

その姿を追い求めて見つめるには

ちょっと厳しい場所だ 体勢もしんどい!

 

踏み込む足元が…

ズルズルズルッ!

 

後ろで人が滑って転んで 

何とか木を持って助かった・・・

私も同じようにりそうだ!

 

ここには、呑気に花見と行ける所はない

ルートをなるべく外さないようにしないと

花を荒らす事にもなる

だけど 必死に登ったような踏み跡が

四方八方にある 見定めながら

斜面を右側に方向を向けて まずは岩稜帯に出る

 

 

 カレンフェルトの岩稜帯

 

正規のルートに出るまでは 落石にも気を付けて

本当に気がゆるめなかった

 

だが 帰りもこのルートを使う

帰りの事を考えると 更に背筋が寒くなった

 

 天を指す岩稜を一気に登る

 

私的には まだ 岩稜帯を歩く方がに感じた

それに ここからの展望が素晴らしい!

 

開けた視界に飛び込む 四日市市方面伊勢湾

そしてバックに 竜ヶ岳をはじめとする

鈴鹿山脈面々が連なって迎える

 

 

 

眼下に 採石場いなべ市 

その先に四日市市街地 

更に向こうには 天と繋がる伊勢湾

手前には 先ほど登って来た孫太尾根の全貌が…

 

孫太尾根

 

急な南側の尾根を登りきると

なだらかな藤原岳の頂上尾根が延びる

 

そしてその眺望に 歓喜の声が漏れる

 

ここは風の通り道でもある

自由奔放に吹く風が

今までの疲労感すら持って行くのか

この尾根に出ると 不思議と足取りも軽くなって行く♪

 

 残雪のトレースが緩やかに誘う

 白い稜線上で風が戯れる…

うっすらと浮かぶ 中央アルプス?

 

春空に浮かぶアルプスの稜線がまだ白い

雪が少ないとはいえ 向こうはまだ厳しい冬の山なのだろう

 

孫太尾根経由コースのここは 眺望も然る事乍ら

山頂へ延びる稜線しさに飽きる事はない

 

 頂上へと誘う白き稜線

乗鞍岳と御岳

能郷白山と白山

金糞岳と伊吹山少し離れて能郷白山

 頂上が近づいてきた

 藤原岳の頂上が見えた

 

 

藤原岳山頂に着いた・・・

 

 

つづく

 

 

 



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