ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

二上山 1 隠れ行場

2024年03月13日 | 山 近畿 金剛・葛城

高い山には高い山の魅力がある

低い山には低い山の魅力がある

 

アルプスに憧れながらも、歳だからと諦める部分もあるが

山を諦める気持ちにはなれない

年齢を重ね、自分の老いていく身体と向き合うと

付き合う山のあり方も変わってくる

 

高い山ばかり目を向けていた頃とは異なり

里山の様な低山にこそ、

山歩きの本質が隠されている事に気づく…

 

低い山だからとて侮れない危険と背中合わせに

魅力的な山歩きが出来るのだと知る…

 

そんな山歩きを再び楽しむために

人生の先輩たちと共に 今回・・・

 

体力も筋力も落ちてしまい、以前の様な歩き方はできなくなったが

今の自分なりの歩き方を受け入れてもらえるのであればと願いを込めて・・・ 

自分の体力と膝の調子を確認するためにも、二上山に行く事にした

 

 

集合場所: 道の駅ふたかみパーク當麻

集合時間: 9:00

 

 道の駅ふたかみパーク當麻

 

まだ、御店は準備中の様子だが、駐車場には車が沢山停まっていた

二上山に行く人の車も含まれている数だろう

今回始めてお会いする方達だったので、不安だったが

集合場所に行ってみると、すでに集まっていた

合流して、挨拶をする

 

 駐車場を抜けて行く

二上山

 

目の前に二上山が現れ ご挨拶♪

二双の峰が青い空に映えて 迎えてくれる

この時は・・・

 

山の天気は良く変わる!

この空がいつまで持つことやら・・・

今日は午後から雪か雨との予報・・・

もし降るなら雪にしてくれ・・・と心の中で願う

 

 左に曲がって

 貯水池沿いの道を少し歩く

取付き地点

 

漲水池を回り込むと。取付き地点が目の前に見えてくる

ここで舗装道路とお別れだ!

 

取付き地点から、山道へと入っていく

 

 歩き始めは明るかった山道

 少し開けて尾根らしい雰囲気

9:35 分岐

 

樹林帯の尾根らしい雰囲気の道を進むと 

目線の所に標識があり

その手前がY字の分岐となっており へと下る

踏まれた山道が杣道となり、谷道となる

 

 谷沿いの道

 プチ渡渉?

 お立ち寄りする分岐その先には?

 

あらら ぷちスリリングなトラバース

「滑ったら2~3m落ちるぞ!」との事だが

命までは取られそうにはない・・・だけど

痛い思いはしたくないので 慎重にトラバースしよう

 

 行き止まり?

 

そこには 朽ちたが残され、

その向こうには白糸の瀧・・・

時を止めた様な行場が隠れていた

 

 

平安時代からのものか・・・

薄っすら苔を纏う石碑に書かれた古い文字

「大和五社大神」

 ↑瀧の字のの横棒が一つ足りない所から

平安時代に彫られたもの」とショウタンさんが教えて下さった

 

江戸時代では・・・

激流、急流の流れの激しい所を指していたともいう

滝は垂水であり

「滝」が龍のように長く太い筋を成して流れ落ちる様を表した

合意兼、形声文字であり、滝が定着したのが平安時代以降・・・

「たき」一つにしても歴史を辿っていくと面白いと思った

 

 

ここには、どれほどの長い年月が留まっているのだろう・・・

落ちる白糸の様な滝の音だけが響いていた

 

 気を付けて戻ろう…

 ちょっとした所でも用心!用心!

 分岐に戻り 再び杣道?歩く

 ヒメウズの蕾

 一つ目の獣除け柵を出る

 すぐの二つ目の柵を通ると…

 

柵を出て、ホッとしたら今度は

急登の階段が待ち受けていた・・・

ここから、二つの尾根越えをする事になるらしい・・・

 

 ひたすら登る…径はある!

 

いつの間にか 青い空が消えていた

寒々しい冬の空が林冠から覗き

冷たい空気が降りてきた…

 

やはり… 雨か雪か…

天気は崩れるのだろうか…

 

二上山という山は低山だけど

色々とルートがあるようで、

ほとんど人に出会う事のない径を

ここからも歩いていくようだ・・・

 

低山ならではの面白さを、教えて貰えそうだ♪

 

 

つづく

 

またまた、長くなりますが、お付き合い頂けたら幸いです



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