ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

再び藤原岳・・・の天狗岩3  頭陀ヶ平編

2021年03月30日 | 山 近畿 霊仙・伊吹・藤原

2021年3月20日(土)☁/☂ 天狗岩(藤原岳)

 

340m尾根分岐からの続きです

 

640m尾根分岐から 通常の登山道を歩く

歩き易い尾根歩きで 

多少のアップダウンも気にはならない

…とはいえ 

急な登りの時は 目線を落として

黙々と歩いてしまうが…

 

この頃より 雨が心配だった気分屋の空が

時折日差しを射して 明るく演出してくれる

少しの期待を齎すような 優しい明るさだった

 

 

葉の落ちた樹林帯は 陽も風も通りがよい

少しでも空が明るさを取り戻すと

天気が回復するのではないか錯覚する

絶対ありえないと分かっていても期待してしまう

 

 アセビと裸木のトンネルと

 無言で登る急登に陽もれる

 冬木の狭間のアセビが目立つ

 

お日様のを期待するのは 

私ばかりではなかろう

平坦な裸木の樹林帯の狭間で、

アセビもまた、めている

 

だが、今日の天気には、がっかりしているのかも

葉が茂り出すと 競争率も激しかろう…

お日様を独り占めできる貴重な時期なのに…

 

風さんもまた 遮るものがないかの様に

好きに抜けて行くようだ

 

そして どんどんのぼって 再び鉄塔に出る

 

 鉄塔が見えてきた

 780m

 鉄塔の下に立つと…!

 R201鉄塔

烏帽子岳・狗留孫岳

鉄塔眼下に 藤原町中里ダム 

 

その先に大垣方面が広がって見えるはず…だった

今日は遠望はガスと同化していた

 

 鉄塔からの登り

裸木の花道通り

 

R201鉄塔から尾根の様相は少し変わった

裸木のトンネルが 花道の様に続く

 

花道を過ぎると また下りになる

地図でも読み取れないさなアップダウンが続く

 

 登ったり下ったり…またり!

 

森の中の中電巡視路の標識ぽつり!

その先に840m標識が設置され 側に曲がって進む

 

ここからもなんだか・・・ 

長~い道のりの様な・・・気がした

 

段々周囲の様相が変わる中

左面に寄り添う藤原岳の北面の

谷間に残る白いモノ…

筋を描いた残雪だった 

 

段々残雪が多くなって行くような気がする

 

 840m標識

 頭陀ヶ平方面へ

 藤原岳北面の残雪

 比較的広い尾根

 地面を這う根が目を惹く

 緩やかになった所に・・・

 木藤(白瀬峠)分岐865m

 藤原岳方面へ進む

 チョコっと木の根の急な登り

 

似たような尾根が続くが、少しずつ違いが見える

アップダウンがあり 広い尾根が続き 

尾根上の広場に鉄塔が目に留まる

 

 鉄塔の脚が見えてきた

 960m 尾根分岐

 L203鉄塔 先が見えない!

焼尾山

 

展望が開ける尾根に出る度に

景色はわれていくようだ

 

見上げても鉄塔の先は

ガスに包まれえなくなっている

 

遠くに目線を移しても

覆い被さるガスの動きだけが目に留まる

 

天気が良ければ・・・

ふと、未練がましく空を睨んで見るが

どうしようもない事実であった

 

 先は、まだまだ…

 

巡視路の標識が導く

ガスが薄っすらと堕ちてくる中

道はハッキリと進むべき方向を示す

 

 小さなピーク一つ越え…

 下った先の残雪!アップダウンが続く

  ルート上に申し訳なさそうな残雪

 1050m 跡形もない小屋跡

 

小屋跡を左へ曲がって…

更に急登を我慢して登ると

またまた 鉄塔が見えてくる

 

 鉄塔が多い所だ!

 鉄塔の頭が私同様 薄っすらボケている

1070m 鉄塔・曲り角

 

本当にここは ルート上でも曲り角だった!

 

このピークを過ぎると 鞍部草原地帯に下る

そこには、いくつかの踏み跡

好き方向について居るのが見えた

 

 

何も遮るものがなく 見通しの良い草原の鞍部は

選択をするうえでの曲り角であった

 

進む方向は分かっている事!

まだ 地形は見て取れる…事!

地図で位置確認もできている!

進むべき目的地は 側にある!

 

左方向から尾根に出るようにルートを選択…!

これが…ある意味ミステイクだった!

 

 ここから稜線に出よう!

 急斜面の残雪はアイゼン欲しい!

 

地形を見ながら地図確認すると

少しに寄りすぎたようだ しかし

方向は間違っていない…という事で

このまま稜線目指して直登することにした

 

ただ…

通らなくてもよい残雪の急登を

登らなければならなくなった事が残念だった

 

 

方向は分かっているので 迷いはない!

そう言い聞かせながら 斜面を登っていく!

 

ただ 足元が緩い!

滑落しないように 踏ん張って 踏ん張って

ジグザグに登っていく

 

 薄っすらと見える鉄塔の影

 稜線に出たけどガッスガス!

 鉄塔が更に飲み込まれていく

 ここが…1143m

頭陀ヶ平

 

展望も何もあったものではない!

ただ不思議なのは 風が無い!

 

何処に行った?

どこかで、息を潜めているのか?

あれほど吹いていた風が ガスに押されて消えた?

 

ようやく着いた頭陀ヶ平は 

動きを止めたガスに包まれ 幻想的な世界が広がっていた

 

 

 

つづく



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