「どんだけぇ~」
郵便局で受け取った箱は思ったより小さかった。
確か米を送ったということだったが・・・こんな小さな箱ってことは2kgの袋か?もしかして米じゃなかった?米菓?そんな。大喜利じゃあるまいし。
念のために手渡される前に聞いてみた。
「何が入ってるんでしょう」
「米と書いてあります」と中年の事務員。
やっぱり米なんだ。ということは2㎏ ✖ 2袋?
「重そうですね」と言ったら、「私が持てるくらいですから」。
「そんなには重くない」ということだろう。
受け取って驚く。思った以上に重い。これは2キロどころか5キロの袋より重い。
帰って箱を開けてみたら、5キロの袋が二つ。ということは10キロ。
「私が持てるくらいですから」って、あの女の人どれだけ力もちなんだ。
「いいだろぉ~?」
受け取り口から駐車場まで抱えて歩くのはつらい。それくらい重い。
仕方なし、肩に担いで帰った。
駐車場に到着した時と出発する時、偶然同じ年長者と顔を合わせた。
「いいねえ」とコペンのことをほめられた。
口には出さないけど、心の中では「いいだろぉ~?」と思った。
ちなみに彼はクラウンだった。
そっちの方がよっぽど「いいねえ」と思うけど。
そういえば昨日スーパーマーケットに行った時、これまた年長者(杖もついていた?)が、SRを店のそばに置くのをずっと見ていた。
批判、非難の目ではなく、好意的な視線を感じた。
あちらは80前後かとは思うが、同じ髭を生やした爺さんがバイクに乗っているというのが羨ましかった??
スーパーマーケットからの帰り掛け。
これまた年長風なタクシー運転手が
「それはキックだけ?」
と聞いてきた。更に「250?」とも。
どちらも好意的だったと思うのは気のせいか。