12月15日(金)
昨晩、何時ごろから降り出したかはっきりしない雨は、予報通り今日の午前中も途切れ途切れながら降り続けた。
昼になったら以降は曇天、の予報。そして確かに曇天だった。
一括りに曇天と言っても色々ある。
雨雲が霧になっただけで昼からも(夕方まで)辺りをすっかり覆い隠していたから、気分はほとんど「一日、雨」。
夕方、一瞬だけ陽が射した。この一瞬だけで「ほら見ろ、晴れただろう」・・・なんてことは、気象予報会社は言わない。
「(一瞬)晴れた。晴れたことに間違いはない」なんて強弁すると、どこかの国みたいに「一人殺されたということは虐殺があったということで、二十万人、いや五十万人殺されたのと同じことだ」という主張と同じになる・・・まんざら言い過ぎでもない。
一瞬だけ陽が射していきなり家の中が明るくなって、あれっと思って慌てて見た窓外に、早く流れる雲に大半を隠された夕陽が見えた。
次の瞬間、すっかり隠されてしまう。
あとは雲の切れ目などなかったかのような一日曇り空。
陽が沈む頃、強風が窓や襖を押すようで、落ち着かない夜が始まる。
また屋根瓦が飛びそうになるかも、という心配が翌朝、目視確認するまで続くことになる。