たびのきろく

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ジンバブエを襲ったインフレ

2020-05-10 15:00:00 | アフリカ
かつては「アフリカの穀物庫」と呼ばれるほど豊かな国でありました。強引な土地改革による農業システムの崩壊、国際社会における信用の低下、さらに干ばつの影響から経済は急激に悪化し、極度のインフレに陥ってしまいました。2006年にインフレによる混乱を打開するために通貨の3桁を切り捨てるデノミを実施するも収拾する気配はまったくなく、結局紙幣の発行を停止せざるを得なくなりました。その後、米ドルと南アフリカ・ランドが流通していますが、2015年12月には中国元も正式な通貨とすることが発表されました。

治安についてですが、高い失業率や物価の高騰、さらには停電・断水などのインフラの悪化により、窃盗、置き引き、スリなどの犯罪が頻発している状況です。特に首都ハラレでは、拳銃などで武装した強盗も増加しているそうです。比較的に観光地の治安は安定していますが、スリや置き引きには十分注意しましょう。
また、ハラレやブラワヨなど都市部であれば問題はありませんが、地方ではコレラやマラリアが発生しています。衛生に気をつけて、蚊に刺されないように注意してください。

来週は、首都ハラレのご紹介をします。


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