たびのきろく

旅の記録を綴っていきます。


よろしくお願いします。

南アフリカの国内交通事情 ⑤

2021-02-10 17:50:00 | 旅 南部アフリカ 旅の準備と技術 南アフリカの国内交通
こんばんは。

今日も春を感じるぽかぽかな陽気でした。皆さんは、どのような一日でしたでしょうか。

さて、本日は鉄道についてご紹介していきますが、その前に前回のレンタカー利用時の補足を一点させていただきます。よろしくお願いいたします。

必ず保険に加入しましょう
 車をレンタルする際には、万が一の事故や盗難に備え、必ず保険に加入してください。対人補償や対物補償のほか、車両補償など各種揃っています。いざというときのために、フルカバーのコースを申し込むと安心です。

鉄道 ~乗車の際の注意点~
 あまり鉄道での移動はおすすめできないです。ブルートレインなどの豪華長距離特急なら安全ですが、ヨハネスブルグ~プレトリア間の近郊列車を中心に、列車内での犯罪(強盗など)が多発しています。こうした近郊列車は1等車でも安全とはいえませんので、鉄道の利用は避けたほうがいいでしょう。密室となってしまう車内、列車停車時などに、実際多くの被害者が出ています。
 また、エアコンがなく、窓を開けざるを得ない場合は窓際に物(貴重品など)を置かないことです。特に停車時は要注意です。ヨハネスブルグやプレトリア、ダーバンといった大都市の駅やその周辺は治安が非常に悪いです。乗車前や降車後に駅前をむやみに出歩くのは非常に危険です。

鉄道の安全性について
 鉄道は、旅行者が使うような豪華列車以外は使わないほうがいいでしょう。特にヨハネスブルグ~プレトリア間は被害が物凄く多いそうです(ヨハネスブルグ在中の知人情報)ので要注意です。犯人グループは電車が駅に近づく頃を見計らって(速度が落ちてくるため)、数人でターゲットを取り囲み、金品を奪ってから車外に飛び降りるという手口だそうです。1等車ほど、お金を持っていると見られているので、被害に遭いやすいようです。一般電車では1等車であってもセキュリティは期待できません。

               おわり

見出し写真は、南アフリカで撮影したアオサギです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回は、『ズールー族』に焦点をあてたいと考えています。どうぞお楽しみに


では、この辺で

おやすみなさい💤

南アフリカの国内交通事情 ④

2021-02-07 13:30:00 | 旅 南部アフリカ 旅の準備と技術 南アフリカの国内交通
こんにちは。

私の住んでいるところは、温暖で日中はほぼ暖房いらずで過ごせます。今日も暖かい一日ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

さて、今日はレンタカー利用時について記していきます。よろしくお願いいたします。

レンタカーRent-a-Car
 エイビスAVIS、ハーツHertz、バジェットBudget、ヨーロッパカーEuropcarなどの大手レンタカー会社の営業所が各地、各空港にあります。料金は会社や日数、日程などによって大きく変動しますが、小型のマニュアル車で1日R400前後からで、1㎞ごとにR1程度の料金が加算され、ガソリン代は別というところがほとんどです。
 レンタルには日本の運転免許証と国外運転免許証、クレジットカードが必要となります。年齢に関しては、会社や車種などによって異なりますが、23歳以上と規定している場合が多いです。ほとんどの場合、追加料金で乗り捨ても可能です。初めからレンタカーを利用して回る予定なら、あらかじめ日本で予約をいれておいた方が安心だと思います。料金は現地でクレジットカード払いになります。

交通事情
 市街地やハイウェイなどの道路は非常によく整備されています。また、日本と同じ左側通行ですので運転はしやすいと思います。シートベルトの着用も義務づけられています。最高時速は市街地で60㎞、ハイウェイで100㎞、フリーウエイで120㎞。注意点として「ストップ・アンド・ゴー」が挙げられます。これは交差点に入る車は必ず停車しなければならず、先に停まった車が先に発車できるというルールです。
ガソリン代を支払う際、地方ではクレジットカードが使えない場合もあるので注意が必要です。

●レンタカー利用時の注意点
 走行時は必ず窓を閉め、ドアロックをしましょう。信号待ち停車時はまわりに注意を払うことを忘れないように
物売りなどにも窓を開けたりはしないこと。なお、レンタカーでは国境を超えることが認められていない国や越えられても追加料金が発生する国もありますので、事前に各レンタカー会社へ確認することが大切です。

窓は必ず閉めること
 停車の際には窓を開けておかないこと。そこから手を突っ込まれて押し売りされたり、物乞いされたりします。最悪の場合拳銃を突きつけられるというケースもあります。特にヨハネスブルグのダウンタウンでは、信号待ちで停車中に窓ガラスを割られるなどして教われることもありますので、近づかないようにしてください。

カージャックに注意
 自動車を運転するときには、交通事故を起こさないように注意することは言うまでもありませんが、それに加えてカージャックにも注意する必要があります。南アフリカでは1年間に1万6000件以上のカージャックが発生しています。レンタカーで移動することは、路上を歩かなくて済むのですが、一般の交通機関を利用するよりは犯罪に巻き込まれる確率は少ないといえます。しかし、車の中であれば犯罪に遭うことはないというのは、この国では通用しませんので、十分に注意してください。

             つづく

見出しの写真は、南アフリカで撮影した『ヨーロッパハチクイ』です。

次回は、鉄道についてご紹介していきます。今日は、この辺で

南アフリカの国内交通事情 ③

2021-01-28 14:00:00 | 旅 南部アフリカ 旅の準備と技術 南アフリカの国内交通
こんにちは。

平穏な日常に一日も早く戻ることを願う日々が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

今日は「バズ・バス」と「ミニバス」についてご紹介していきます。

バズ・バスBaz Bus
 ミニバス同様、中型のバンです。ケープタウン~ポート・エリザベス~ダーバン~ヨハネスブルグ~プレトリアといった主要都市間をカバーしていて、クルーガー国立公園やボツワナのチョベ国立公園、ジンバブエのビクトリアの滝などへのツアーが組み合わさったパッケージもあります。このバスの利点はユースホステルなどの安宿をドア・トゥ・ドアで(宿から目的地まで直接に)結んでくれることにあります。深夜に到着しても安心です。どんな僻地でもルートから逸脱することがなければどこへでも連れていってくれます。しかし、いろいろな所へ立ち寄りながら進むので、時間はかかります。また、運行が週4~7便と決まっていますので、事前に予約を入れてください。バズ・バスの予約は、ほとんどのバックパッカー宿で代行予約してくれます。また、Baz Bus - Homeからの予約も可能です。通常のチケットのほか、7日間(R2600)や14日間(R4100)、21日間(R5100)乗り降り自由のトラベルパスもあります。いくつもの町に立ち寄りながら、ゆったりと旅をしたいのであれば、路線上であれば何度でも乗り降り可能(期限なし)な片道チケット(ケープタウン~ポート・エリザベスR2300、ケープタウン~ダーバンR4470、ケープタウン~ヨハネスブルグ/プレトリアR5400)がお得です。

ミニバスMinibus
 どんな小さな町でも走っている中型バンの乗り合いバスになります。これを乗り継げばどこへでも行けます。長距離バスが通っていないような区間もありますし、数十㎞しか離れていない町へ移動する場合、長距離バスだとR100~150も取られますが、ミニバスならR5~10程度で済みます。
 ミニバスは大きくふたつに分けられます。町の近郊にあるタウンシップへ向かう近距離用のものと、都市と都市を結ぶ中・長距離用のものです。乗り場は別になっていることが多いですが、どちらも町の中心部にあります。
 基本的に予約をして乗るものではないですし、時刻表があるわけでもありません。また、満員にならなければ出発しませんので、2~3時間待ってもいっこうに出発しないときもあります。通常、料金は車が動き出してから集めます。後ろの席に座った場合は前の人に手渡し、前の席に座った場合後ろの人から手渡されたお金を受け取って係りの人に渡します。なるべくおつりのいらないよう小銭を用意しておきましょう。

ミニバスの安全性
 車内で強盗に遭うケースもまれにあるようです。また、車内よりもターミナル付近が極めて治安が悪いです。特にヨハネスブルグ。リュックを担いでターミナル付近をうろついていれば、間違いなく襲われると覚悟した方がいいほどです。地元の白人はターミナルに近づくことさえしません。
 なお、ミニバスは一見普通のバスに見えますが、特徴としては利用者のほとんどが黒人で、ぎゅうぎゅう詰めに乗っています。この場合、乗車時に周囲の乗客によって金品を奪われるというわけではありません。むしろミニバス自体に問題があると思います。通常、乗車可能人数を大幅に越えて乗せているため、事故が起こった時に大量の死傷者が出ているのが現状なのです。
 また、ほとんどのミニバスは保険に入っていないため、万が一事故に巻き込まれても補償も得られないのです。南アフリカでは毎月約1,000人が交通事故でなくなっていますが、その多くがミニバス絡みの事故といっても過言ではありません。高級とはいかないまでも、身の丈にあった旅を心がけたいものですね。

               つづく

写真は、ケープタウンの町並みです。


次回は、『南アフリカの国内交通事情 ④』に行く前にダーバンのご紹介したいと考えています。今回はこの辺で

素敵な週末をお迎えください

南アフリカの国内交通事情 ②

2021-01-21 14:30:00 | 旅 南部アフリカ 旅の準備と技術 南アフリカの国内交通
こんにちは。今日は長距離バスについて記載していきます。

長距離バス
 南アフリカ国内を移動するのに、最も有効な公共交通手段となります。所要時間でいえば概して鉄道よりも早く、観光客の利用も多いので比較的安全といえます。料金的には鉄道とほぼ一緒で、本数は鉄道よりも多いです。発着所も町の中心部にあることが多いです。ただし、都市のバス乗り場は治安状況が悪化しているので、乗り場付近で重い荷物を持ったままうろうろしないように心がけましょう。また、主要都市以外は一日一便程度しか走っていないので、余裕を持ったスケジュール作成が必要となってきます。国内線の飛んでいる都市から周辺の都市への移動など、飛行機とうまく組み合わせて利用することをオススメします。
 主なバス会社として、インターケープImtercape、グレイハウンドGreyhound(シティ・ライナーCitiliner)、トランスラックスTranrslux(シティ・トゥ・シティCity to City)などがあり、南アフリカ全土や周辺国の主要都市間を結んでいます。いずれもデラックスバスで、リクライニングシートです。トイレも付いています。さらに車内はエアコンが効いているので快適です。そのほか、路線によっては、ヘッドホンで音楽が聴けたり、ビデオ観賞ができたり、コーヒーが配られたりとさまざまなサービスがあり、快適な移動ができます。
 バスのグレードやサービスについては、どこの会社も大差はありませんが、インターケープとグレイハウンドがやや高級感があります。料金も若干高めです。また、同じバス会社でも、時間や曜日によって料金が異なることがあります。

注)ヨハネスブルグやプレトリアの長距離バスターミナルでは、邦人旅行者が付近を通行中に首絞め強盗に襲われるという事件が発生しています。バスを下車した直後に襲われる人もいるそうですので、できるだけヨハネスブルグでの乗車は避けるようにしましょう。また、やむなく利用する場合は、宿泊先や訪問先に出迎えを依頼し、出迎えが来るまでターミナル内にとどまるようにしてください。

●バスの予約
 いずれのバスも事前予約が必要です。オフィスに電話をかけて予約を入れるか、直接オフィスまたは旅行会社に行ってチケットを購入します。また、各社ともオンライン予約が可能ですので、利用する日と時間が決まっているのであれば、日本を出発する前に席をおさえておくといいでしょう。
 予約をせずに当日乗り場に行った場合でも、席が空いていれば乗せてもらえますが、バスが到着するまで乗れるかどうかわからないので、やはり事前予約は必須といえるでしょう。

●乗車時の注意
 チェックインはバスの出発の30分前から行われますが、始発の町でなければバスが到着してから行われるのが一般的です。バスの到着時間は意外(ちょっと失礼かな)と正確ですので、予定時間よりも早めにバス停で待っていた方がいいと思います。
 荷物はバスの側面のトランクに入れます。その際、荷物にシールが貼られ、代わりにクレームタグを渡されます。下車時に荷物引換証となりますので、紛失しないように注意してくださいね。

               つづく

それでは、今日はこの辺で

南アフリカの国内交通事情 ①

2021-01-19 10:00:00 | 旅 南部アフリカ 旅の準備と技術 南アフリカの国内交通
おはようございます。

一段と寒さが増してきた今日この頃です。世の中は『新型コロナウィルス感染症』が蔓延し、平穏な日常に戻れない状況ではありますが、感染対策をしながら今日も一日を大切に生きたいと思います。

さて、今回は南アフリカの国内交通事情についてご紹介していきます。よろしくお願いいたします。

南アフリカ国内の交通手段は、おもに飛行機、長距離バス、バズ・バス、ミニバス、レンタカー、鉄道などがあります。ただし、公共のバス(長距離バスを除く)や鉄道は安全とは言い切れませんので、できるだけ利用を避けることをオススメします。主要観光地はほぼ舗装道路で結ばれているため、車での旅行が主流です。郊外であればレンタカーでめぐるのもいいと思います。

飛行機
 国内は、南アフリカ航空South African Airways(SA)とその関連会社のSAエア・リンクSouth African Air Link(4Z)、SAエクスプレスSouth African Express(XZ)などの航空会社が主要都市と地方都市間を結んでいます。また、近隣諸国への路線も充実しています。南アフリカ国内はもちろん、南部アフリカの国々を周遊するための割引運賃も設定されていますので、旅行予定のある方は確認をしておくといいでしょう。
 ヨハネスブルグ北部(約30㎞)にランセリアLanseria国際空港があります。サフ・エアーやマンゴーなどのLCCはそちらに発着します。ヨハネスブルグのもうひとつの空港として知られていますので、注意してくださいね。

●マンゴーMango

●クルラ・コムKulula.com

            つづく


次回は、長距離バスのご紹介をしたいと考えています。


今日も素敵な一日をお過ごしください