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便秘薬で高マグネシウム血症

2015-10-23 07:15:35 | 医学/医療

便秘などの治療に使われる緩下剤のひとつ「酸化マグネシウム製剤」を服用後、血圧低下など高マグネシウム血症を起こすことがあるので注意するように、との由。特に腎機能が低下している際には副作用が出やすいと考えられます。真面目に服用されている人ほど注意が必要かもしれません。定期的に血液中のマグネシウム値をチェックしておきましょう(もらいましょう)。

該当薬剤・・酸化マグネシウム、マグラックス、マグミット

高マグネシウム血症

1)まずは心電図異常が出現します・・PR間隔の延長、QRS幅の増大、T波の増高

2)さらに高値になると、アキレス腱反射など深部腱反射がなくなります。

3)そして、低血圧、呼吸抑制、昏睡と生じ、極値では心停止が生じることもありえます。

悪心/嘔吐、めまい、倦怠感、やたらと眠い、力が入らない、筋肉が動かない、うまくしゃべることができない、などの症状が出た場合はすぐに服用をやめ、受診してください。