走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

諦めない、満足しない、必ずチャンスはやってくる!

2019年07月21日 | 仕事
今回の日本旅で聞いたこと、「診療看護師として働けないので、その代わりに仕方ないから、、、をしています」。

これもよく聞きます。BC州でもありました。以前書いたように私が卒業した頃は職を選ぶ事ができましたが、以前は職がない時代でした。職に就けなかったナースプラクティショナー(NP)は何をしたと思いますか?

クリニカル ナース スペシャリスト(CNS)の職について、CNSの職をNPの職に変えるように画策し、成功した人。

老人介護施設に自分を売りに行った人。医師より安くてもっと長くベッドサイドにいるから雇ってくれ、と。家庭医がいない人から始め次第に数を増やしていった人もいます。

認定が就くべき仕事に就き、時が満ちるの待った人。

大学で教員をしながら、ポジションができるのを待った人。

免許を発行する団体の職に就き、内部でNPのスタンダードやレギュレーションを改正する事に勤めた人。

色々でした。培った知識や技術を忘れたくないと、安い時間給でも良いからクリニックで診察につかせてくれとメインの仕事の傍に、診察業務を続けた人。

様々です。混沌とした日本の看護と医療界で診療看護師として働けない人も多いと思います。生きていくためには収入が必要ですから、やりたくない仕事をしなければならない時もあります。しかしいつでも本領を発揮できるように準備をしておくこと、隙あらばそれを診療看護師の職に変えていけるように、常に状況を見極めていることを続けてください。決して諦めて看護師でもできる業務に満足しないこと。自分が誰なのか、何を貢献できるのか、マクロの目で医療を見続けていれば、必ずチャンスが巡ってきます。ブレずに頑張りましょう!応援しています。



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