NPレジデントに聞かれた。
こんなにに難しい患者を相手にやる気がなくなりませんか?と。
んんん〜私の場合逆なんだけど。というか、どんな患者層でもAPNとしてやれること、マクロの視点でシステムチェンジをしていかなければならない課題はあるわけで、やる気が萎えるなんてことはないのだけれど。
自分のゴールをどこに設定するのかで違うのでは?と答えた。
病気が治ること、と目標設定すれば私は何の役にも立たない。しかし
再診に来ることができる
がん検診に興味を持つようになる
ODで死亡しない
などなら私の貢献は高く評価される。
医療の中で専門化による分断はどんどん進むのに、分野や地域による特徴は無視されて画一された目標を押しつけることしか考えられないのは視野の狭さの表れでは?と思った。
昔は緩和ケアは医療の敗北と呼ばれていたのに、今は立派な専門性を確立している。違うゴールを設定して、それが受け入れられたから。そしてそれを国民が望んでいたから。
精神科疾患系だって依存医療だって同じように考えることができると私は思いますよ!