走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

基礎を大切にする

2018年12月03日 | 仕事

日本で看護学生時代、外科病棟にいた時、年配の外科医師が
「最近の医師は画像ばかり気にして患者に触ろうとしない。聴診や触診や打診でわかることは多いのに」と言っていた事を思い出す。

問診は診断の90%を占める大事な臨床推論の要。身体所見は問診段階で出てきた医療推論の裏付けになる。そして必要な時に施行する診断のための検査(画像、血液などなど)。

このプロセスを短縮しようとすると、誤診や不必要な診断検査をする事になり医療費がかさみます。

診断、治療をするものにとって最も重要なこのスキルを学生のうちにしっかり修得してくださいませ。


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