走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

感覚の違い

2022年08月18日 | 仕事
カナダへ日本時間早朝5時に到着しました。始発の飛行機で地元を出発した(娘が東京での買い物希望)ので、なんと長い1日だったか。時差ぼけで目が覚めません。そんな私を横目に娘は元気はつらつ。若いって羨ましい。ファーストクラスで足を伸び伸びさせて眠れない限り、こんな長旅はもう無理!と思う私でした。

今回は実家へ行くのが旅後半だったので、コロナのためにいつもなら会う友人にも会いませんでした。高齢の両親にコロナを持って帰るわけにはいきませんから。友人に会えば積もる長話が伴い、食事もするからマスクなしの時間が続く。リスクが高い、、、、会えなかった皆様ごめんなさい。

カナダへ戻ってきて感じるのはコロナの感覚が全く異なること。空港内は必ずマスクをしなければなりませんが(医療施設と空港を除けば屋内でのマスク着用義務はありません)。一歩外へ出ればマスクをしている人は皆無。こちらは感染者数のグラフ。





日本では毎日何人の新規感染者が出たのかニュースで流れ、屋外でもマスクをしている人が殆ど。私と娘は屋外では着用しませんでした。だって意味がないと思ったから。

厚労省でも勧めているのは間近で長い会話をする場合、と言っている。知り合いのいない日本で外で長時間の会話をする可能性はないから。それに蒸し暑さでマスク内の湿気で医療用マスクの効果は落ちているだろうし。暑さで顎に引っ掛けている人や口だけ隠して鼻を露出させている人も多く見かけました。あれじゃあマスクの意味なし。

日本に到着した2週間前、日本の医療知識人団体がコロナの感染症区分を変更するよう政府に申し込んだニュースを見ました。あれはどうなったのでしょうか?北米ではとっくの昔に同様の処置が行われています。世界中が経済回復にシフトしているのに、踏み切れない原因は何なのでしょうか?

そんな日本を脱出して、雲一つない快晴のカナダで外の空気を思いっきり吸いました。

冒頭写真: 鹿児島霧島スカイラインの濃い緑と青空


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