走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

似ているところ

2018年10月20日 | 仕事
月一のNP会議。奇数月は保険機構全員で集まるので100人規模の会議。偶数月は各市ごとで集まるので10人ぐらい。

今月は10人の方。

小さい会議は大きい会議に比べてお互いを良く知っているし、気軽に質問や意見が出る。
で、准看の話が出た。最近家庭医が准看を雇いたがる傾向にある。日本の開業医と異なりこちらの家庭医は入院設備を持たないので、医療事務が出来るMedical Office Assistant (MOA) を雇う。しかし高齢化、慢性期疾患の増加に伴い医療的な事が出来る准看が重宝されると言うわけ。

日本で言う正看護師に当たるRNには認定の研修と資格を得て慢性期看護師として家庭医とタッグを組んで活躍している人もいる。昨日の会議にはその慢性期認定のRNからNPになった2人が参加していた。どうして認定を持っているRNを雇わず准看を雇うのか?それは准看がだぜん安いから。

で、彼女たち曰く、RNはセオリーを理解して慢性期ケアを行なっているし、スコープの中で仕事をしている。しかし准看の中には医師に現場で何をするのか学び、RNと同じような事をしている。これはタスクシフティングではなく、タスクをデリゲーションをしているだけで最終責任は医師が取っているのだから准看のスコープ外の事をしていても許容されるのではないか、、、と議論があったのだ。

んんん???何処かで聞いた???

あー日本の診療看護師に似ている!

続く


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