走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

書類とカルテとコピー

2021年12月25日 | 仕事

患者によく要求されることの一つに、カルテのコピー。


自分の健康に関する情報なのだから、自分に持つ権利がある!と言う人がほとんど。しかし実際は異なります。


患者のことについて書かれているけれど持主は書いた人のものになる。よって雇用主や書いた本人の許可が必要。専門医のコンサルノートも同じこと。勝手にコピーしないように注意書きが入っているのだ。


このように説明すると怒ったりする人が殆ど。それに何の目的ですか?とこちらだって聞きます。弁護士に渡したいから、と言う人もいます。いえいえ弁護士の場合、直接弁護士から連絡が入ります。貴方経由ではありません。


専門医とか訪問看護とかに持っていくから、と言う人もいます。いえいえ、その場合医療者間で情報のシェアはしていますから。


何故このように記録周りが厳しいと思いますか?


訴訟に使われる可能性があるからです。医療者にとって大事な覚書です。


しかし私の患者さん、今週3回目です。同じことを頼むために予約を入れています。何度言ったらわかってもらえるのかしら、、、、コピーはあげませんよ!!!


診断書を渡しました。これで納得してもらえるかな、、、


冒頭写真ホワイトクリスマス〜



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