走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

噂が広まる理由

2021年08月24日 | 仕事
昨日のブログの続き。

どうして政治家からあのような声がかかるのか?思いあたるのはやはり3ヶ月毎に出している統計に関するレポート。送り先は自分のボスに限らず、仕事上で関係のあるステークホルダー(利害関係者)たち。 低バリアの住居を運営している会長もその1人。

私の患者層の特徴(平均年齢、性別、主訴、病歴、住居環境、薬物依存の有無、紹介先など)と場所毎(診療所以外でも診察をするから)の診察件数など一目でわかる統計と、傾向や今後の対策を書いたサマリーを読めるから、それを受け取った人も私の活動を広める事ができる。

以前は市議会や医師会に呼ばれて活動報告的なプレゼンをする事もあった。臨床が忙しいのでここ何年も行っていない。しかしステークホルダーたちは街のネットワークを強めるため行政との会議には必ず参加する。そう言う場で使われているから昨日書いたような事が起こると思った。

医師会では新職種のNPが地域で成功した例として州の会議まで持っていってくれたと後で知った。相変わらず医師会から熱い信頼と感謝の声を頂く。部下の成功は上司の誇りとはこの事。私のボスたちもそのような賞賛を聞き、これまた誇らしいと会議の時に言う。まさに連鎖反応。

毎日の業務とは別に自分の業績を自分でサマリーにできる能力。やれと命令されたから始めた事ではなく、自分を支えてくれるはずと信じて続けてきた事。それに花が咲いていると思っている。このような事に気づける、実行できるのがAPNだと思うし、研究発表や執筆だけが役割開発成功の秘訣ではないと教えてくれる実例だと思っています。

冒頭写真: 最高気温が20度を切っているのでさすがに泳ぐ気はしませんが、裸足で波打ち際を歩くだけでも気持ち良い美しいビーチ。



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