先日、所沢の劇団時代の友人の家族が亡くなったので、そのお通夜に参列した。
時間を聞いていなかったが、たぶん19時頃だろうと高をくくり会社帰りに斎場に入った。
しかし、みすきが斎場に入った時には一般の弔問客は既に焼香を済ませ、ふるまいの席に移動していて、余裕綽々で行ったつもりだったがそれを見て少々焦ってしまった。
なんとか焼香も済ませ、みすきもふるまいの席に移動した。
もともとこの葬儀の事は、昔いた所沢の劇団仲間から来たメールで知ったので、同じように昔の顔ぶれが来ているかな・・・と思いながら、ふるまいの会場に入った。
しかし・・・
会場内の先客を見回しても、みすきの知っている顔は一人もいなかった・・・
ああ、タイミング外したかな・・・みんな帰ってしまったのかな?と思いながら、とりあえず近くの空いているグラスを取り手酌でビールを飲み始めたところに、みすきを呼ぶ声がした。
「○○です」
その顔が誰だか判らず戸惑っていると、彼は自分から名乗った。
え・・・マジ?
名前に記憶が一瞬にしてフラッシュバックした。
みすきがまだ20代前半の頃、一緒に舞台を踏んだ、3~4歳年下の彼の当時の顔が思い浮かび、そしてそこには数十年振りにみる、元イケメンがいた。年齢は重ねていてもイイ男だった。
この会場で初の知人、しかも数十年ぶりに会った彼と近況を話し合いながら、何気なく周りに目を向けた。
あれ?
あれれ?
なんだ、知り合いばっかじゃん!
ああ、彼も!あの子もいる!
それまで他人だと思っていた先客たちは、よく見るとほとんどが元劇団員あるいは当時別の劇団で関わった人たちだった。
それも十名弱、どうして気付かなかったんだろう・・・。
それからは彼ら懐かしい面々と旧交を温め、近況から昔話まで・・・お通夜の席だと言うことも忘れてしまいそうになるほど楽しんでしまい、みな喪服は着ているがまるで同窓会の様相になってしまった。
短い人でも3~5年位、長い人だと20年以上会っていなかった友人もいる。
特にこの日は、今まで会いたくて仕方なかった某友人にも会うことが出来て、かなり興奮してしまった。彼も20年振りになるのか。
みんな変わっていない。
同じ年月を経て、それ相応の歳のとり方をしていた。同窓会でよくあるような「激しく変化してしまった」人はいなかった。
みんなあの時のまま。
変わってないなぁ~。
まるで申し合わせたようにあの時のまま。
確かに顔にはシワが入り、髪には白いものが現れているが、それらはまるで「老けメイク」を施された役者のように、元の顔、輪郭は変わっていなかった。
みすきが今も芝居、役者を続けているように、他のみんなも芝居を続けていたり芝居関係の趣味を持っていたりしていた。やっぱ、やめられないんだね。
みすきも数年前に引退して、その後お知らせ等も一切来ないので、所沢の劇団が今どうなっているのかは全く知らない。
ただ、遠い昔にそこの劇団で出会った人々が集まり、賑やかに過ごせるというのはいいなぁ、とビール片手にホロ酔いになりつつ思った。
つい長居をしてしまいそうになったが、卓上のビールも無くなったしお通夜の席なので、適当な所で切り上げて帰ったが、しばらく興奮はおさまらず、夕方から降り始めていた雨も気にせず、傘も差さずに歩いて最寄りの駅に向かった。
短い時間だったがとても楽しんでしまった。
また、みんなに会えればいいなぁ。
今度は賑やかな席で会えることを祈って。
時間を聞いていなかったが、たぶん19時頃だろうと高をくくり会社帰りに斎場に入った。
しかし、みすきが斎場に入った時には一般の弔問客は既に焼香を済ませ、ふるまいの席に移動していて、余裕綽々で行ったつもりだったがそれを見て少々焦ってしまった。
なんとか焼香も済ませ、みすきもふるまいの席に移動した。
もともとこの葬儀の事は、昔いた所沢の劇団仲間から来たメールで知ったので、同じように昔の顔ぶれが来ているかな・・・と思いながら、ふるまいの会場に入った。
しかし・・・
会場内の先客を見回しても、みすきの知っている顔は一人もいなかった・・・
ああ、タイミング外したかな・・・みんな帰ってしまったのかな?と思いながら、とりあえず近くの空いているグラスを取り手酌でビールを飲み始めたところに、みすきを呼ぶ声がした。
「○○です」
その顔が誰だか判らず戸惑っていると、彼は自分から名乗った。
え・・・マジ?
名前に記憶が一瞬にしてフラッシュバックした。
みすきがまだ20代前半の頃、一緒に舞台を踏んだ、3~4歳年下の彼の当時の顔が思い浮かび、そしてそこには数十年振りにみる、元イケメンがいた。年齢は重ねていてもイイ男だった。
この会場で初の知人、しかも数十年ぶりに会った彼と近況を話し合いながら、何気なく周りに目を向けた。
あれ?
あれれ?
なんだ、知り合いばっかじゃん!
ああ、彼も!あの子もいる!
それまで他人だと思っていた先客たちは、よく見るとほとんどが元劇団員あるいは当時別の劇団で関わった人たちだった。
それも十名弱、どうして気付かなかったんだろう・・・。
それからは彼ら懐かしい面々と旧交を温め、近況から昔話まで・・・お通夜の席だと言うことも忘れてしまいそうになるほど楽しんでしまい、みな喪服は着ているがまるで同窓会の様相になってしまった。
短い人でも3~5年位、長い人だと20年以上会っていなかった友人もいる。
特にこの日は、今まで会いたくて仕方なかった某友人にも会うことが出来て、かなり興奮してしまった。彼も20年振りになるのか。
みんな変わっていない。
同じ年月を経て、それ相応の歳のとり方をしていた。同窓会でよくあるような「激しく変化してしまった」人はいなかった。
みんなあの時のまま。
変わってないなぁ~。
まるで申し合わせたようにあの時のまま。
確かに顔にはシワが入り、髪には白いものが現れているが、それらはまるで「老けメイク」を施された役者のように、元の顔、輪郭は変わっていなかった。
みすきが今も芝居、役者を続けているように、他のみんなも芝居を続けていたり芝居関係の趣味を持っていたりしていた。やっぱ、やめられないんだね。
みすきも数年前に引退して、その後お知らせ等も一切来ないので、所沢の劇団が今どうなっているのかは全く知らない。
ただ、遠い昔にそこの劇団で出会った人々が集まり、賑やかに過ごせるというのはいいなぁ、とビール片手にホロ酔いになりつつ思った。
つい長居をしてしまいそうになったが、卓上のビールも無くなったしお通夜の席なので、適当な所で切り上げて帰ったが、しばらく興奮はおさまらず、夕方から降り始めていた雨も気にせず、傘も差さずに歩いて最寄りの駅に向かった。
短い時間だったがとても楽しんでしまった。
また、みんなに会えればいいなぁ。
今度は賑やかな席で会えることを祈って。