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みさきめぐり 山梨・アナウンサー・フリーアナウンサー・司会・移住・子育て・スローライフ・田舎暮らし・自給自足・家庭菜園

山梨のフリーアナウンサー・司会者
邑田みさき.のブログ。
子育てと、初めての田舎暮らしを愉しむ日々をお届けします。

初ムーチー

2009-02-01 00:00:01 | 出産、子育てのお話
沖縄には、ムーチーの日という独特の習慣があります。


・・・と言っても、まだ沖縄2年目のわたしは、

今年初めてこの習慣を知ったのですが(汗)


沖縄では、「ムーチーの日」

(旧暦の12月8日。今年は1月3日でした。)に

無病息災を願って

月桃の葉に包まれたもち米粉のお餅(ムーチー)を食べます。

そして、

子どもが生まれたばかりの家は、

子どもの「初ムーチー」として、

親戚などにムーチーを配るというしきたりがあるんです。


お正月に親戚の家で「初ムーチー」の習慣について教わったわたしは、

あわててムーチーを用意。



なんとか無事に配ることができました。

「初ムーチー」は縁起ものという感じで

笑顔で受け取って頂けて、うれしく、幸せな気持ちになりました。


この、ムーチーという食べ物、

お餅というよりは「ういろう」とか「すあま」に近い味がするのですが、

月桃の葉のさわやかなアロマと相まって、

けっこうクセになる美味しさなんですよ。


伝統を大切にしているから、ということもあるのでしょうが、

沖縄にはムーチーファンが多いようで、

ムーチーの日の市場の賑わいといったら、

半端じゃありませんでした。

ムーチーを求めて長蛇の列ができ、

「何だ? 何だ?」という感じで

通りがかりの観光客の人まで行列に加わり、

すごいことになっていました。

かなり新鮮な体験でした。


せっかく沖縄で結婚して、

沖縄で子どもを生んだのですから、

こういう独特の習慣は体験しなくちゃもったいない!

「初ムーチー」体験ができて、うれしかったです。

これでわが子も、ますますスクスク育つはず♪ですよね。

物を買わない子育て 1

2009-01-25 00:00:01 | 出産、子育てのお話
子育てを始めるにあたり、ひとつの方針を決めました。

「なるべく物は買わない!!」


物が増えて家の中が雑然としていくのは嫌!

それに、すぐに使わなくなるものは、後々もったいないからです。


「でも、せっかくならオシャレに可愛く子育てを楽しみたい♪」



そんなわが家の強~い味方が、ベビー用品レンタルサービス

まず、わたしたちは、ベビーベッド代わりにゆりかごを借りました。

料金は3か月で2500円。(お手頃♪)

電話一本で届けてもらえて、

いらなくなったら電話一本で回収にも来てくれます。

すてき~♪♪


こういう大きいものは、不要になったときのことを考えると、

レンタルが安心ですよね。

すぐに返せるので、お試し感覚で借りられる気軽さも良いです。


実際に使ってみると、

ゆりかごは写真に撮っても可愛いし、

空間にメリハリが出て良かったみたいです。

おむつ、おしりふきなどもこの中に納めることを徹底して

赤ちゃんの居場所をハッキリさせたことで、

部屋が「なんとなく」散らかっていくという状況を回避できました。


でも、赤ちゃんの成長は思いのほか早くて、

最近、ゆりかごでは、ちょっと窮屈になってきた様子なんですよね。

まだ産後1か月なのに!(早っ!)

赤ちゃんの寝床のサイズは日々アップデートが必要ですね。


たぶん、これからも、子育ては試行錯誤の繰り返し。

もし、ゆりかごをレンタルではなく、買っていたとしたら・・・。

もう使えなくなるなんてショックです。

そういう意味でも、レンタルにして正解でした。


でも、長期で使う物は、レンタルよりも買ったほうがお得。

レンタル会社によって料金は微妙に違いますし・・・。

レンタル料金表とのにらめっこは、しばらく続きそうです。

産院のお楽しみ

2009-01-18 00:00:01 | 出産、子育てのお話


産院に入院中のお楽しみといえば、なんと言っても・・・

お食事ターイムです♪


こちらの写真は、入院中のお昼ごはん。

この日は12月24日だったので、クリスマスちっくな感じでした。

なぁんと、ケーキまで付いているではありませんか!(嬉)


あんまりうれしかったので、うかれて、

人から頂いたサンタさん型クッキーまで飾ってしまいましたよ。


「病院食」というと、世間的には、

健康的すぎてちょっと物足りない味・・・

みたいなイメージで語られがちですが、

妊娠も出産も、病気じゃないってところが良いですよね~♪


むしろ、しっかり体を回復させておっぱいを出すために、

カロリーも少し高めに作られているのかな?


普通に、おやつとしてケーキが出る日まであったんですよ。


わたしがお世話になった産院は、

入院中の食事の美味しさでも有名なところらしくて。

食堂のスタッフのみなさんが、心を込めて

おやつまで手作りしてくださっているそうです。

ありがたいし、うれしいですよね。


入院中は、回診や検査、おっぱいレッスン・・・と、

なにかと一日中忙しかったので、

ごはんを食べるときだけが自分のための時間で、

本当に次のごはんを楽しみにして暮していました。


ちなみに、わたしは12月25日のお昼過ぎに退院してしまったので、

「クリスマスの夜」のメニューをチェックできなかったことが少し残念(笑)

クリスマスを産院で過ごさなくてはならない人が寂しい気持ちにならないように、

素晴らしいメニューが用意されたに違いない!

と踏んでいるのですが。


とにもかくにも、

これからお産をする方には、

ぜひ、食事の美味しい産院に入院されることをお勧めします(笑)

だまされたっ!?

2009-01-11 19:01:16 | 出産、子育てのお話
今回からは少し、出産前後のことを振り返ってみようと思います。

こちらの写真、あえてタイトルを付けるなら「嵐の前のノー天気」です。



出産前日、

明け方に破水に気づき、産院へ行ったものの、強い陣痛もなく、

病室でニコニコと朝食を平らげるわたしの図。

思えばこのときは平和でした。


ところが・・・。


日付が19日に変わって少しすると、陣痛と思しき痛みに気付き、

ナースコールしてみたところ、あれよあれよという間に陣痛室に拘束。

次第に陣痛は激しくなって悪夢のような痛みに変化!

その後、そのまま分娩室へ・・・。



分娩中の気持ちを一言で表すと・・・

「だまされた!!」という感じです。



だって、世の中の出産経験者の女性たちって、

意外と平気な顔をして暮らしているでしょう??

ニコニコと赤ちゃんを抱いて、元気そうにしていますよね。

おそらく、出産は痛いとは言っても、

笑って振り返れるくらいの痛みだったはずなのです。


でも!!!

陣痛と分娩の痛みって、実際にはそんなレベルじゃないんです!!

気を失いそうに痛い!

・・・でも、気を失えない程度だから痛みに直面し続けるしかない。

しかも、陣痛に耐え続け、晴れて

「イキみましょう!」

と言われても、イキんでもイキんでも出てこない!

永遠にこの苦しみが続くんじゃないかと本気で思いました。


世の中の出産経験者の女性たちって、

みんな、こんな痛みに耐えてきたの!?

しかも、二人も三人も生んでいたりするの!?

あり得ないんですけど~(苦悶)

彼女たちの平気そうな顔に、わたしは長年、

心の底からだまされ続けてきたらしい!

(彼女たちに非はないので、勝手にそう思ったわたしが悪いのですが。)


かと言って、いまさら後戻りするわけにもいかず

仕方ないので、やぶれかぶれで希望を捨てずにイキみ続け、

ついに

ポンっとベビーが誕生

したときには、

心底ホッとしましたよ~。

そしてやっと我が子に会えた感動に、ぶわっと溢れる涙!!


出産後数日は、陣痛や分娩の痛みをリアルに覚えていましたが、

もう、生んでしまったらこちらのものというか、

経験した痛みがすべて、

面白おかしい武勇伝(?)みたいになってしまい、

笑って話せるようになりました。

体が壊滅しそうな痛みでしたが、実際には壊滅なんてしませんでしたし。


きっと、

笑顔、かつ、体も壊滅していないわたしを見て、

出産未経験の若い女性たちが以前のわたしと同様に

「出産って、まぁ、意外に耐えられる程度の痛みなんでしょ?」と

勝手にだまされていくのかも。


こうして連綿と続いていく、だましの歴史(笑)


でも、だまされてきたおかげで、

あまり身構えずに妊娠・出産を経験し、

きょうも可愛い我が子をこの腕に抱けているわけですからね。

だまされてよかったです。

(だから~、誰もだます気はないんですってば。)


いまはもう、あんなに痛くて苦しかったはずの分娩さえ、

愛しく思えるようになったわたしです。

妊婦心と冬の空。

2008-12-03 00:27:57 | 出産、子育てのお話
ついに臨月に入りました。



そこで、朝から良く晴れた某日、

買いそろえてあった赤ちゃん用品を、一気にお洗濯しました。



柔らかくなった肌着たちがベランダにいっぱい。

生成り色の肌着たちがめいっぱい沖縄の日差しを浴びて、ピカっとまぶしいくらいです。



間もなく赤ちゃんに会えるのだと思うと、すごく楽しみ。

それに、お腹の子は産婦人科の先生が目を丸くして驚くほど元気。

狭いお腹の中でぐりんっぐりんに暴れるので、

最近のわたしは、お腹は痛いわ、胃は気持ち悪くなるわで、

「そろそろ出てきてもいいんだよ~。」

と思うこともしばしばです。



でもそれと同時に、

まぁるいお腹といつも一緒の、ぬくぬくした妊婦生活も、

旦那さんと二人きりの「毎日がデート中♪」みたいな生活も、

あと少しで卒業なんだなぁと思うと

ちょっぴりなごり惜しいような気もしてしまう、きょうこの頃。



まだ甘ったれた気持ちも捨て切れていない、大人げない母ですが、

大人にならなきゃいけないタイミングがやってきたようです。



だけど、これからはもっと「家族!」という結束が強くなるんだ!と思うと、

やっぱりそれは、すごくうれしいこと!



「乙女心と秋の空」ならぬ、「妊婦心と冬の空」。

気持ちを日替わり・・・というか分刻みで変化させながら、

いよいよ「生む」モードに突入です。

流れ星ヒュンヒュン

2008-11-26 00:00:01 | 出産、子育てのお話
妊娠後期に入ってから貧血になる女性って、本当に多いみたいですね。

「妊娠8か月」が貧血への入り口らしく、

わたしの周りの妊娠中女性は100%、

妊娠8か月に入ると同時に産婦人科で「鉄剤」を処方されています。

わたしも、その一人です。


でも、もうすぐ臨月。

赤ちゃんの体づくりの最終段階とあって、

わたしの貧血の数値はさらにひどくなってきました。


胃が痛くなったり気持ち悪くなったりと、

副作用と闘いつつ、一応「鉄剤」を飲んでいるのですが、

それでも足りないようで、つい先日も、

助産師さんからお説教されてしまいました。

貧血だと、出産時の出血に体が追い付かない恐れがあるんですって。


でも貧血と聞いても、そんなに自覚症状がないんですよね・・・。

なんて思っていた先日、

部屋の掃除をしていて、かがんだ状態からスッと立ち上がったら、

視界いっぱいにヒュンヒュンとまぶしい流れ星が飛びかって、

しばらく治らなくなってしまいました。


妖精が見えるようになったのかと本気で思うくらい、

すごくキレイな光景ではありましたが、

動物的な直感で、自分の体がマズいことになっているらしいことは

さすがに分かりました。


調べてみると、これは「脳貧血」の代表的な症状なのだとか。

わたしは、けっこうシャレにならないレベルの貧血なのかもしれません。

あわてて鉄分を補給することに。

アサリをたくさん買ってきて、クラムチャウダーを作ってみました。



気休めかもしれないけれど、

飲まないよりはマシなはずですよね。


鉄分を美味しく楽しく摂取できる方法を何か考えなくては。

大好きなイチゴにも鉄分が含まれているらしいので、

早速買ってこようかなぁと思案中です。

危険!? 続・妊婦ぱんつ

2008-11-19 00:00:01 | 出産、子育てのお話
以前、その快適さについて書いた「妊婦ぱんつ」ですが、

実は「妊婦ぱんつ」をめぐっては、快適とばかりも言っていられない事件が起きたのです。


妊婦ぱんつは、一般的に、「M~L」 「L~LL」という、

たった2種類の非常にざっくりとしたサイズ展開で売られています。


わたしはずっと「M~L」を愛用してきたのですが、

妊娠後期に入ってからお腹が予想外の急成長を見せ、「M~L」ではきつく感じるようになりました。


仕方ないので、「L~LL」のぱんつを買いに某ベビー用品の量販店へ。

とはいえ妊娠期間も残りあとわずか。

できれば、お手頃な値段のぱんつで手を打ちたいところです。


すると、あるある!

素晴らしくリーズナブルな目玉商品たち。


「3枚で698円」

「しかも、お腹のゴムのアジャスター機能付き!」

というお買い得商品を見つけたわたしは、

「これでいいや♪」

と、激安の妊婦ぱんつを買って家に帰ったのです。


ところが・・・

家に帰って早速ぱんつをはき替えてみて、すぐに異変に気付きました。


お腹の皮膚が、焼けるように痛がゆい!!


この新品の妊婦ぱんつ、やたら刺激的なのです。

もちろん、悪い意味で。


明らかにおかしいのでタグを見てみても、「綿100%」という、極めて無難な表示。

そんなに体に悪いシロモノとは思えません。


でもなぁ・・・。 あの安さだしなぁ・・・。

綿100%というのが本当だとしても、なんだか出所の知れない生地を使っていたり、

体に良いとは言えない化学的な「のり」で仕上げていたりするのかも。


でも、せっかく買ったし、

「お腹を締め付けないゆるさ」という意味では大いに合格点だったので、

わたしは、新品のぱんつたちを、よぉ~く洗ってからはくことにしました。


無添加の肌着洗い用せっけんでしっかり洗って乾かしたら、

新品のぱんつたちは、あのひどい刺激からわたしを解放してくれました。


まぁ、とりあえず一件落着♪♪


そして時は流れ、わたしはそんな事件を忘れかけていたのです・・・。


本当はその後もお腹のかゆみが続いていたのですが、

もともと敏感肌のわたしは、妊娠後も度々、

お腹の「あせも」や肌のかぶれで困っていたので、

このお腹のかゆみには、複合的な理由がからんでいるのかもしれないなぁと

楽観的に捉えていました。


産婦人科で相談したら、お肌の乾燥など、

妊娠後はかゆみに悩むプレママさんたちがけっこういるとのことでしたし。


でもそんな話をしていると、旦那さんがひとこと。



「あの安いぱんつを買ってきてから、毎日かゆいかゆいって言っているよ」



むむ・・・。 そういえば、そうなんだよなぁ。

いまはもう、肌が焼けるような刺激は感じないけれど、

かゆみ自体は、あの日以来、一度もひいていない。


わたしは、ようやく、問題の核心に目を向けさせられました。

やっぱり、異様に安い製品には、表からは見えない問題が潜んでいるのかもしれません。


わたしは「お買い得商品」が大好きだし、

どんな商品にも、必ずしも「安かろう悪かろう」という言葉が当てはまるとは思いません。


でも、「安い」というだけで飛びつくと危険な場合もあると、

今回、お腹のかゆみで身をもって気づかされました。


そう考えたら、生まれてくる赤ちゃんのまっさらな肌に触れる物についても、

きちんと吟味する必要がありそうです。

おむつ用のさらしをオーガニックコットンにしたのは正解だったのかもしれません。


「安全」って、どういうことなのか。

「安い」って、本当に良いことなのか。

改めて考えてみたいと思わせられる出来事でした。

おむつ、ちくちく。

2008-11-16 00:00:01 | 出産、子育てのお話
「おむつはどうするの?」


時々されるこの質問が、

正直に言うと、わたしは少し苦手でした。

暗に「布おむつ信仰」

を押しつけられているようで、なんとなく重かったのです。


そこでわたしは、この質問を人から投げかけられると、

「そりゃぁ、もちろん、迷わず紙おむつ!!」 (キッパリ!!)

と断言するようにしていました。

断言すれば、それ以上は相手が踏み込んで来ないからです。


ところが、ある日、

そのバリアをあっさりと乗り越える人に出会ったのです。

その人はわたしの目をしっかりと見据えて言いました。


「おむつは絶対、布にしなさい。」


静かだけれど非常に力強い声。

そして、その後に、布おむつにするべき理由が語られました。


「いまの紙おむつはすごく良くできていて、何回かおしっこをしてもサラサラ。

でも、それが快適すぎて、赤ちゃんはおしっこをしても泣かなくなりがちなの。

悪く言えば、垂れ流しよ。

そして自然に、おむつ離れが遅くなっていってしまう。

でも、布おむつは一回のおしっこで濡れてしまうから、赤ちゃんは不快で泣く。

ママ、トイレ!って、早くアピールできる子に育つのは、断然こちらの赤ちゃんよ。


早くにおむつ離れした赤ちゃんは、活発に動き回るようになる。

幼少期にしっかり動いて足腰を鍛えることは、

長い目で見ると本人のために良いのよ。


もちろん、長時間のお出かけのときや、赤ちゃんのお腹の調子が悪い日などは、

大いに紙おむつに頼りなさい。


ストリクトになりすぎないことが長続きのコツだから。」



それまで、

「お母さんは子育てになるべく手をかけてナンボ!」

みたいな、いわゆる「模範的」で「道徳的」な価値観には

どうしても馴染めなかったのですが、

布おむつに関しては、

理由をきっちり聞いたことで、わたしなりに納得がいきました。


挑戦してみて、どうしても無理だったら、

そのときはスパッとやめてしまってもいいのです。

試しに挑戦してみる価値はありそうです。


ちょうど仕事の量も調整し、

だいぶ時間に余裕ができたタイミングでもあったので、

わたしは布おむつを縫ってみることにしました。


おむつの材料については、

直接肌に触れる物なので、「せっかくなら」と奮発し、

旦那さんがオーガニックコットンのさらしを買ってくれました。

(すごく柔らかくて気持ち良い!)


家にはミシンが無いので、手縫いでちくちくと、マイペースに。



縫い方は、インターネットで調べました。


そして数日が経過。

いざおむつ作りに挑戦してみると、これが意外に楽しいのです。

もともと細かい作業は好きなほうですし、

おむつは直線縫いばかりで簡単なので、すぐに一枚仕上がる感じも

達成感があって気分がノります。


更に、わたしがおむつを縫っていると知ると、

義母が自宅で余っていた浴衣用の反物を「材料に」と持ってきてくれて、

それもありがたく頂戴しました。

おむつをきっかけにコミュニケーションが広がることもうれしかったし、

自宅の物を有効活用という意味では、ちょっとしたエコロジー気分です。


そうして、どんどん仕上がっていく布おむつ。

実際に使う頃までに吸水性が良くなるように、

いまは何度もおむつを洗っているところです。


ベランダでぱたぱたとはためくおむつたち。

なんだか温かい光景で、癒されています。

短い爪の小さな誇り

2008-11-05 00:22:15 | 出産、子育てのお話
わたしがネイルサロンに通うようになってから7年近く経ちます。

その間、ちょっぴり通うのをさぼって自分で爪の手入れをしていた時期もありますが、

いずれにしても、この7年間、わたしは爪を長く、ピカピカに整えて続けてきました。


体の中で、女性が気にして手入れする部分といえば、

やはりダントツの一番は「顔」ということになるのでしょうが、

実は顔って、鏡の前に行かないと自分ではなかなか見られないパーツなんですよね。

それに比べると、「爪」って、日々の暮らしの中で自分の視界によく入ってくる部分です。

たとえば、いまこうしてパソコンのキーを打っているときだって、

自分の爪って、なんとなく視界に入っていますよね。


だからこそ、わたしは爪をきれいにしていると気分まで華やかになれる気がして、

いままで爪の手入れのために、それなりの労力を費やしてきたのです。


それなのに!!

出産も徐々に近づき、本で産婦人科の入院案内を読んでいるとき、嫌な一文を目にしました。

「出産時は、爪を短くし、マニキュアや人工爪などもすべて外さなくてはいけない」らしいのです。

理由は、「爪の色で母体の健康状態をチェックするため」とのこと。

その大義名分は理解できなくもないけれど・・・でも・・・


嫌じゃぁぁぁ~!!


わたしの中では、爪が長くてこそ「わたし」なのです。

(身の回りの誰ひとりとして、そんなことは思っていないのでしょうが。)


「色くらいは地味にするとしても、絶対、このままの爪で入院してやる!」

わたしは心の中で、密かに誓いました。

わたしの健康状態は、爪以外の部分でもチェックできるかもしれないし。(イヒヒ・・・。)


ところが先日、産婦人科主催の「母親学級」に出席したとき、困ったことが起きました。

先生から「乳幼児の自宅での事故と、その対処法」について聞いた後、

ひとり一人、人形を使って心臓マッサージの練習をすることになったのです。


みんな(他のプレママさんたち)が「ペコペコ」と人形の胸の部分を押して

それなりに模擬心臓マッサージをこなしていく中、

わたしの順番が来てみると・・・


「グサッグサッ・・・あれ???」


爪が長くて、人形の胸が押せない。

・・・っていうか、人形の胸に、明らかにわたしの爪が刺さっていっている。(痛そう~。涙)


このとき、わたしはよぉ~く理解しました。

ママの爪が短くなくてはいけない理由を。


不測の事態も起こりうる乳幼児に接する上で、やっぱり長い爪は不都合なのです。

わが子に何か起きた場合にも、長い爪はそれを守れる優しさを備えていないから。


実感を持てれば、それからの展開は早く。

わたしは、さっさとネイルサロンに行って、爪を短くしてもらってきました。



7年も爪を長く保っていたため、爪の裏に肉がついてしまっていて、

わたしにとっては、この短さが限界点だったのですが、

短い爪って、なかなか新鮮です。

実際、思いのほかかわいく健康的な感じになり、けっこう気に入りました。


これっぽっちのことがあんなに嫌だったなんて、

ちょっと前のわたしは、本当に青かったものです。


でも、ママ仕様の短い爪だって、できればツヤツヤに保ちたいし、

できればおしゃれにしていたい。

折衷案として、いまは、透きとおったジェルで爪をコートしています。


もうすぐ、このジェルまで外す日が来るのかもしれないけれど、

きっと、そのときも、自分でちゃんと納得した上での行動になるのだと思います。


世の中のママたちの短い爪には、ママの優しさと小さな誇りが宿っているのかも。

最近はそんな気がしています。

妊婦ぱんつの衝撃。

2008-11-02 00:00:01 | 出産、子育てのお話
妊娠が判った後も、

「妊婦ぱんつ」

と呼ばれる、いわゆる「デカパン」に手を出すのには時間がかかりました。

だって・・・「妊婦ぱんつ」って、ダサいんだもの!!


ぱんつの上のゴムの部分が、なんと「みぞおち」まで来るという、

おばあちゃんもデカパン先生もビックリのすごいスッポリ感。

脚の付け根に来る部分の、妙に安心感あふれるカッティング。

いままで、布をケチって作ったとしか思えないような「チビパン」を

はき続けてきたわたしには、「これをはいたら女として終わり」としか思えなかったのです。

「一応新婚さんなのに、もう女じゃなくなるのは嫌だぁ~!」


でも、そんなわたしの拒絶反応を完全に無視して、どんどん大きくなっていくお腹。

それでも、わたしは闘いましたよ~。

旦那さんのかわいい柄のトランクスを借りてみたり、

ユニクロでローライズの男性用トランクス(XLサイズ)を買ってきてはいてみたり。

あの手この手で、涙ぐましいほどの往生際の悪さを見せたのです。


ところが、そんな悪あがきにも残念ながら限界があったわけで・・・

わたしのお腹は、とうとう男性用XLサイズのぱんつをも食い込ませる大きさになってしまいました。


「これ以上は無理だ・・・。」

ゴムが食い込む痛がゆさに観念したわたしは、ある日、ついに「妊婦ぱんつ」に手を出しました。

恐る恐るはいてみると・・・


おわわわわわ~(感涙×100)



なんという心地よさ!!

やさしく肌を包むコットンの肌ざわり。(いままでのオシャレなのは化学繊維で作られていた。)

まったくお腹を締め付けない、思いやりあふれる装着感。


「ありがとう!!」

思わず何かに感謝したくなるような、天にも昇る心地よさではありませんか。


そしてそのとき、わたしは確かに聞いたのです。

自分のカラダの声を。

「心地よいって、最高に素晴らしい!!」



セクシーだったりラブリーだったりする「チビパン」にも、もちろん女性としては心惹かれます。

そして、そういう自分をキープしていくことは、女性がキレイでいるためには大切なこと。

でも、そんな気持ちも心には保ちつつ、これからは(赤ちゃんが生まれてお腹がへこんだ後も。)

もうちょっとカラダの声に耳を傾けてあげてもいいのかも。


だってカラダは、自分が一生付き合っていく、大切な相棒。

たまには意見も聞いてあげなくちゃ、わたしは良い相棒とは言えませんよね。


その日を境に、わたしの価値観は明らかに変わり始めました。

「チビパンをはいてなきゃ、女じゃない!」みたいな、変な固執が無くなり始めた・・・というか。

コットンの「妊婦ぱんつ」にぬくぬくと包まれたまぁるいお腹が、

たまらなく愛しく、かわいいものに思えてきたのです。


妊娠期間って、こうやって少しずつ、自分の青臭いこだわりをとっぱらっていって、

おおらかな視点を持てるようになるための大切な準備期間なのかもしれませんね。


「妊婦ぱんつ」の一件以来、

お腹の赤ちゃんが、次は自分の気持ちにどんな変化を起こしてくれるのか、

すごく楽しみで仕方なくなったわたしです。