暖簾を架け替えました。
以前が藍染風で、お部屋もブルーと白のイメージでした。
そしてこのベージュののれんに夏っぽく掛け変えてみました。
この暖簾には思い出というか思い入れがあって、
大事にしている物です。
このうちの引っ越す前のうちで使っていた物です。
以前のうちは玄関は広くていいのですがドアを閉めてしまうと
集合住宅にありがちな造りのために光が入ってこず
暗くなってしまいます。
玄関の正面の和室のふすまを開けて光を入れるように
していたのですが、部屋の中は丸見えになってしまいます。
そこで暖簾をと思っていたのですが、
気に入る物はけっこうなお値段でなかなか買えずにいたのです。
そんなある日友人のつーちゃんが遊びに来て
「頑張ってるマリコさんに」といって
プレゼントしてくれたのです。
その当時、二年間闘病生活をしていた母が亡くなり、
なにか、支えをなくした様な状態の私でした。
母が入院、その半年後に、兄が癌で他界、
そして私の骨折で入院と、生活はめまぐるしく変わりました。
リハビリを終え元気になった私を待っていたように
母は逝きました。
人は永遠に生き続けることはできません。
それは分かっていても心がそれを受け入れるのには
時間がかかります。
幸い私はインテリアを変えるのが好きで
関心もあったので、この暖簾をもらった時は
ほんとにうれしかった。
「なんて幸せ」と。
暖簾で幸せなんて大げさだと思われるかもしれませんが
何度も暖簾効果を確かめたし、
玄関のドアを開けて、少し光が入るとこんな感じ、と
何度もドアを開けたり閉めたりしました。
人は変われるし、元気にもなれる、と
そのとき思いました。
今朝はあれこれお掃除に手をつけすぎて
疲れたので、ちょっと早めのコーヒータイムにしました。
お客様がいらした時に、この予備室でお茶することは
ありましたが、今朝は初めてひとりでゆっくり、
コーヒー頂きました。
厳密にはひとりとねこ1匹ですが‥(笑)
大変な時期があったのですね。。
私も2年前に姉を亡くし、家族がいなくなるという人生で始めての出来事がありました。
人はいずれ死ぬ。と分かっていてもそれが身近で現実になるまではその言葉の意味を知ることは難しいのかもしれませんね。。。
お母様とお兄様のご冥福をお祈りいたします。
ありがとうございます。
母や兄の死は私にとって人生の転機にもなりました。
だから、決して悲しみだけではなかったと思っています。
今はこうして元気に暮らせているし、
そのことにいつも感謝しています。