マリコの節約インテリア

100均グッズを使ってお洒落なインテリアに変身させます。お金がなくても豊かな暮らしを!!

シアター!

2010-02-17 06:57:27 | 

有川浩さんの作品です。

文句なく面白かったです。

舞台は小劇団「シアターフラッグ」。

負債の為解散の危機が迫り、主宰の巧は兄の司に

お金を借りることになります。

が、「二年で負債の300万を返せなければ劇団をつぶせ」と。

プロの声優の千歳も劇団に参加することになり、

はてさて借金は返せるのか、舞台は成功するのか、

と興味深い展開になります。

とにかく、登場人物が生き生きとして誰にでも感情移入して

読むことが出来ます。

男前な女性も登場して拍手です。

こんな司のせりふがありました。

「売った責任ってもんがあるだろ。売り手から先回りして商品の価値

下げるもんじゃない。誠実って言うと聞こえはいいけどそれは自分が

背伸びしなくて済むっていう楽をしてるだけ。

手ェ抜いたんならともかくそうじゃないなら

『いい仕事しました』って胸張るのが売り手の義務」

この言葉は「シアター!」を貸してくれた友人のつーちゃんから

読む前に聞いていたところです。

読んでみて彼女が言いたいことがよく分かったし納得もしました。

私たちはリースをつくりそれをお客様に買って頂いてます。

お金を払って買って下さっている以上「素人が作ったこんなリース」

なんてことは言ってはいけないのだと思います。

先に言い訳してはいけないんですね。

それは、甘えというものです。

どんなに小さな商売でも商品には責任持って

作らなくては思ったわけです。

そのほか「ふむふむ」と思うところが沢山あって、

それが押し付けがましくなくすーっと胸に入ってきます。

是非是非ご一読を。

 

クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 小説ブログ ミステリー・推理小説へ
にほんブログ村

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする