日 時 :2013年6月20日(木曜日) 晴れのち曇り
場 所 :五色岳(1672M)ごしきだけ 宮城県刈田郡王町遠刈田大黒天駐車場
五 色 岳:山形と宮城県の県境に位置する蔵王連峰の主峰は熊野岳であり、活火山で火口湖の御釜は宮城県側に位置し五色沼とも呼ばれています。五色岳は御釜を囲む盛り上がった縁の火口壁で中央火口丘ちゅうおうかこうきゅうと言われています、今回はこの火口壁の最高地点を五色岳の頂上として訪ねてみました。
パーティ:単独行
コースとタイム(山行形態:登山口からのピストン・一部周回)
大黒天だいこくてん(9:15)→刈田岳かつただけ避難小屋(10:05)→柵の東端(10:20)→御釜の南縁(10:35~10:50)→火口湖湖畔(10:55~11:10)→御釜の北縁→五色岳(11:25)→東尾根南端(11:45)→御釜の南縁→柵の東端(12:20)→刈田岳(12:40~12:45)→大黒天(13:30)
入山後間もなくして大黒天登山口を振返る
明るく気持ちよい尾根歩きが続きます(正面は刈田岳)
刈田岳避難小屋と奥に見える後烏帽子岳えぼしだけ
御釜とこれから登る正面の五色岳(御釜の南縁より望む)
風化が激しい御釜の火口湖斜面
御釜の火口湖々面より望む刈田岳
溶岩が固まって出来た御釜の北縁斜面を登って行きます
五色岳山頂(中央火口丘の最高地点)と正面奥の熊野岳東尾根
五色岳東尾根南端より望む南蔵王の峰々
◆当日出逢った印象的な花々◆
ハクサンチドリ(白)・ツマトリソウ・コメバツガザクラ・コマクサ
コケモモ・ウラジロヨウラク・オノエラン・アオノツガザクラ
レンゲツツジ・ミネズオウ・マルバシモツケ・ヒカゲノカズラ
ハクサンチドリ(ウズラバ)・マイズルソウ・ナナカマド・アカモノ(イワハゼ)
当日の五色岳案内図
尚、五色岳へ登るには道標が一切無く危険が伴います、入山は熟練者との同行をお願いします。
当日の様子
登山口の大黒天にやって来ました、雲の切れ間から青空が見えています。良く整備された石段の坂道から入山開始です、目指す五色岳の荒々しい山肌を見ながら、赤茶けた緩やかな坂道を登って行きます。咲いていました、ハクサンチドリに御目当てのコマクサ、お~お~綺麗!綺麗!。やがて石段と木道の繰り返しから広い尾根に出ます、爽やかな風が吹き正面に刈田岳が見えています。ゴツゴツした岩の多い道も灌木帯の急な階段を登り切ると間もなく刈田岳山頂避難小屋です。平日の為か山頂の刈田嶺神社への観光客は少ないようです。山形県側は雲が広がっていました、熊野岳から御釜を含む宮城県側は良く見えています。いよいよ御釜に下る尾根に突入です、ハッキリした登山道は無く 浮石とザレ・ガレ場の急な下りです、尾根の途中から御釜方面に折れ 緩やかな下りから御釜の南縁に出ます。左回りに進み御釜西口から湖畔に下りて行きます、何度か訪れている湖畔も三年ぶりです。湖畔からは蔵王火山のさまざまな様相を眺める事が出来ます、散策で湖畔を四分の一周した後、北側の縁から山頂を目指しました。溶岩が固まって出来た御釜の縁は硬く、軟らかく(ザレ)と交互の急な登りが続きます、やがて幾つかのケルンが積まれた五色岳山頂です。山頂はまろやかな丘(御釜側は切れ落ちる)で、刈田岳から馬の背そして熊野岳に続く尾根が綺麗に見えています。下山は東へ続くゆるやかな尾根を散策し登って来た御釜の南縁へ出ました、御釜南縁からは往時を辿り大黒天に戻りました。
出逢った花々:ハクサンチドリ・ミヤマニガイチゴ・ツマトリソウ・マルバシモツケ・イワカガミ・ミヤマヤナギ・ミヤマハタザオ・ナナカマド・コマクサ・マイズルソウ・オノエラン・コメバツガザクラ・コケモモ・アカモノ・アオノツガザクラ・ミネズオウ・ウラジロヨウラク・ヒカゲノカズラ・レンゲツツジ・オオバスノキ・ミヤマネズ・ミネカエデ
往時(片道49㎞)
自宅発(8:00)→国道4→県道14→県道25→県道12→大黒天登山口駐車場着(9:10) 時間は途中コンビニ買出し含む
◆当日の御田ノ神おだのかみ園地◆ お目当てのコバイケイソウの花が咲いていました
今年はコバイケイソウの当たり年(花が付く年)です
見事なワタスゲの群生と ひなん小屋
切れ間無くハイカーで賑う御田ノ神園地
花が終わったばかりのチングルマ
わずかに残っていたヒナザクラ
綺麗に咲いたコバイケイソウの花達(花は六年サイクル位で咲く様です)