お盆は8月13日から16日の間、3泊4日でお墓参りなどの先祖供養をする期間、だ。多くの社会人がこの時期に合わせて夏期休暇を取る。
（その期間の通勤電車は、そりゃあもう快適にすいてまひた。ただ、最近冷房が激しくキッツイです・・・JRさん。）
ところでこの期間、特に16日は不思議なほど、オフィスに眠気が漂っていた。
水屋でマグカップを洗いながらあくびをしてたら、「眠いですよね」とカズさんに話し掛けられた。水屋から部署に戻るときにすれ違った人も、あくびをしていた。
「なんだか今日の皆さん、眠そうですね」とカズさんと話をしながら部に戻ろうとしたら、「お盆だからですよ」と受付に立っていた大柄な男性に話し掛けられた。「あ・・・、お客様」とカズさんが対応しようとするが、「あ、いや。部長さんはお休みだそうですね。帰国したのでご挨拶をしたかったのですが、今日は帰ります。名刺を置いて行きますので、宜しくお伝えください」と名刺を手渡して去っていかれた。
「ねぇコレ、見て見て」カズさんは私に、その人の名刺を見せてくれた。教授であり、事務所所長であり、研究会会長であるらしい。さらに、たくさんの肩書きの中に”睡眠コンサルタント”というのがあった。
「そんな職業があったんだね」とカズさんに聞かれ、「そういえば昼寝処で眠り方をアドバイスしてくれる人がいるらしいですよ」と答えると「何？ 昼寝処って？」とつっこまれた。
アルファ40とかいう、深い睡眠をもたらしてくれる器械があったりするところじゃない？、って説明しようとしたけど、アルファ40って検索しても見当たらなかった。卵型の装置で40分の眠りで1晩熟睡したように疲れが取れるって器械だと記憶してるんだけど・・・、誰か覚えてる人いないかな。
ところで、睡眠コンサルタントさんが言っていた「お盆だから」と言う理由に、関心を持った私。席に戻って、物知りのCXさんに話し掛けた。
「今、オフィスであくびしてる人が多いのは、お盆のせいらしいっすよ」
「それ、聞いたことがあるねぇ」CXさんは自席で腰を伸ばした。「先祖の霊がたくさん帰ってるからかな」
CXさんの言葉に振り向いたカズさんが、「それって霊が二酸化炭素を出してるからってこと？ 呼吸してるんですか？」と笑う。（周囲に二酸化炭素が増えると、人は酸素を吸収するために、あくびをするんだそーだ）
「イヤイヤ、口を大きく開けさせて、そこから霊が入ろうとしてるんじゃないか？」と主査が会話に加わった。アフリカかどこかで、そういう考えの国、あったよねー。
「でも、霊がたくさん帰ってきてるっていうのは、間違いないようよ。この時期、水の事故に気を付けろって言うし。※」とマイさんも話に参加した。「日が落ちたら寺に行くなって言われるのも、そのせいじゃない？」
ひぇ、そんな謂れがあるの？
幼い頃、親戚のおじさんに言われて、子ども２人をペアにした肝試しをしてた。２人で寺に行って、墓にお花を添えて帰ってくるってコースで、イベント好きなおじさんが子どもたちが墓参りをするのにゲーム性を持たせようとして考案したっぽいんだけど、それって良くなかったのか・・・。
私には霊感が強いとは言えないけど、１度だけはっきりと幽霊を見たことがある。
小学生の頃、住んでいた自宅の玄関の暗闇に亡くなったひいおじいさんが立っていたんだ。話し掛けようとしていたが、私はその先にあるお手洗いに行く途中だったので、「ごめん、後でね」と怖がりもせずに話し掛けてしまった。そして用を済ませた後、既にひいおじいさんはいなかった。
この話には続きがあって、高校生のときにこの話を、やはり霊感が強いとは言えない、友人のイズに話した。当時のイズは相手が女の子でも腕を組みたがるところがあって、そのときもそうしながら話してたんだけど、急に「いや！」と言って腕を離した。
「今、頭に何か見えた気がしたの。その玄関って、スイスかどこかの山みたいな写真、飾ってない？」
これを聞いた私もビックリ。「あ、その頃は飾ってた！（その写真・・・どこに行ったろう？ そういえば）」
その家は既に引っ越してしまっていた。訪れたこともない私の昔の家の様子を、スラスラと話すイズが、とても不思議だったが、「なんか、見えたの。みおのひいおじいちゃん・・・」と彼女も驚いてた。
そんな昔話に思いをはせていた頃、オフィスではまだ参拝する際の禁忌などを話していた。マイさんは自分の語るほとんどのことを、すでにCXさんが知っていることに、強烈なライバル心を抱いたらしく、「それじゃあ、コレ知ってる？」と雑学を戦わせてる。
「お盆の時期って百物語とかしたら、とりつかれやすいんだよ！」
「霊の話は避けた方がいいかもしれませんね。なんでかというと・・・」とニッコリ笑うCXさん。
その言葉を受けて、このブログも今日、この記事をupしてみた。ブログの記事にしても、やっぱり”呼んで”しまうのかな、って思って。
「なんでかというと・・・」CXさんのこの後に続く言葉を覚えてない。なんでだろう。
（その期間の通勤電車は、そりゃあもう快適にすいてまひた。ただ、最近冷房が激しくキッツイです・・・JRさん。）
ところでこの期間、特に16日は不思議なほど、オフィスに眠気が漂っていた。
水屋でマグカップを洗いながらあくびをしてたら、「眠いですよね」とカズさんに話し掛けられた。水屋から部署に戻るときにすれ違った人も、あくびをしていた。
「なんだか今日の皆さん、眠そうですね」とカズさんと話をしながら部に戻ろうとしたら、「お盆だからですよ」と受付に立っていた大柄な男性に話し掛けられた。「あ・・・、お客様」とカズさんが対応しようとするが、「あ、いや。部長さんはお休みだそうですね。帰国したのでご挨拶をしたかったのですが、今日は帰ります。名刺を置いて行きますので、宜しくお伝えください」と名刺を手渡して去っていかれた。
「ねぇコレ、見て見て」カズさんは私に、その人の名刺を見せてくれた。教授であり、事務所所長であり、研究会会長であるらしい。さらに、たくさんの肩書きの中に”睡眠コンサルタント”というのがあった。
「そんな職業があったんだね」とカズさんに聞かれ、「そういえば昼寝処で眠り方をアドバイスしてくれる人がいるらしいですよ」と答えると「何？ 昼寝処って？」とつっこまれた。
アルファ40とかいう、深い睡眠をもたらしてくれる器械があったりするところじゃない？、って説明しようとしたけど、アルファ40って検索しても見当たらなかった。卵型の装置で40分の眠りで1晩熟睡したように疲れが取れるって器械だと記憶してるんだけど・・・、誰か覚えてる人いないかな。
ところで、睡眠コンサルタントさんが言っていた「お盆だから」と言う理由に、関心を持った私。席に戻って、物知りのCXさんに話し掛けた。
「今、オフィスであくびしてる人が多いのは、お盆のせいらしいっすよ」
「それ、聞いたことがあるねぇ」CXさんは自席で腰を伸ばした。「先祖の霊がたくさん帰ってるからかな」
CXさんの言葉に振り向いたカズさんが、「それって霊が二酸化炭素を出してるからってこと？ 呼吸してるんですか？」と笑う。（周囲に二酸化炭素が増えると、人は酸素を吸収するために、あくびをするんだそーだ）
「イヤイヤ、口を大きく開けさせて、そこから霊が入ろうとしてるんじゃないか？」と主査が会話に加わった。アフリカかどこかで、そういう考えの国、あったよねー。
「でも、霊がたくさん帰ってきてるっていうのは、間違いないようよ。この時期、水の事故に気を付けろって言うし。※」とマイさんも話に参加した。「日が落ちたら寺に行くなって言われるのも、そのせいじゃない？」
ひぇ、そんな謂れがあるの？
幼い頃、親戚のおじさんに言われて、子ども２人をペアにした肝試しをしてた。２人で寺に行って、墓にお花を添えて帰ってくるってコースで、イベント好きなおじさんが子どもたちが墓参りをするのにゲーム性を持たせようとして考案したっぽいんだけど、それって良くなかったのか・・・。
私には霊感が強いとは言えないけど、１度だけはっきりと幽霊を見たことがある。
小学生の頃、住んでいた自宅の玄関の暗闇に亡くなったひいおじいさんが立っていたんだ。話し掛けようとしていたが、私はその先にあるお手洗いに行く途中だったので、「ごめん、後でね」と怖がりもせずに話し掛けてしまった。そして用を済ませた後、既にひいおじいさんはいなかった。
この話には続きがあって、高校生のときにこの話を、やはり霊感が強いとは言えない、友人のイズに話した。当時のイズは相手が女の子でも腕を組みたがるところがあって、そのときもそうしながら話してたんだけど、急に「いや！」と言って腕を離した。
「今、頭に何か見えた気がしたの。その玄関って、スイスかどこかの山みたいな写真、飾ってない？」
これを聞いた私もビックリ。「あ、その頃は飾ってた！（その写真・・・どこに行ったろう？ そういえば）」
その家は既に引っ越してしまっていた。訪れたこともない私の昔の家の様子を、スラスラと話すイズが、とても不思議だったが、「なんか、見えたの。みおのひいおじいちゃん・・・」と彼女も驚いてた。
そんな昔話に思いをはせていた頃、オフィスではまだ参拝する際の禁忌などを話していた。マイさんは自分の語るほとんどのことを、すでにCXさんが知っていることに、強烈なライバル心を抱いたらしく、「それじゃあ、コレ知ってる？」と雑学を戦わせてる。
「お盆の時期って百物語とかしたら、とりつかれやすいんだよ！」
「霊の話は避けた方がいいかもしれませんね。なんでかというと・・・」とニッコリ笑うCXさん。
その言葉を受けて、このブログも今日、この記事をupしてみた。ブログの記事にしても、やっぱり”呼んで”しまうのかな、って思って。
「なんでかというと・・・」CXさんのこの後に続く言葉を覚えてない。なんでだろう。
※ お盆の頃から海の波が変わり、深い層の波が沖に強い方向で流れるようになる。昔はこのために多くの水死者が出たために、「お盆を過ぎたら波が変わるから泳ぐのはやめなさい」と言ったのではないか。私なんかも10日過ぎたら海に入らなかったわよ。
・・・と、実家が魚屋さんだというあるおば様に教えてもらった。
