Don’t Dilly Dally

…とことことことこ

かぼちゃがいっぱい

2024-10-08 13:01:34 | 雑記

もうすぐハロウィンです。

今の私の周りではコンビニエンスストアに少しカボチャのお菓子が並んでいる程度なので、アメリカのハロウィンを思い出して気分を盛り上げることにしました。

こちらは、ご近所のハロウィン飾り。

ライトアップされた夜も迫力満点ですが、昼の太陽の下でも楽しさ満載です。ある秋晴れの日、ハロウィン飾りを眺めながらご近所を散策しました。

そこで骸骨カップルの結婚式に遭遇。

あらー。どうぞ末長くお幸せにー。

あ!あの骸骨は昼間から飲んでる!

かなりベロベロなご様子…。すでにボトルも空ですしね。(笑)

スーパーもハロウィン全開。

ニューヨークの Union Square Greenmarket にもカボチャの店が登場していました。

カボチャというのはこんなに種類があるのか、としみじみ。

ボストンのスーパーマーケットの外には大きなカボチャがゴロゴロと。

同じ頃、ボストンのチャイナタウンでは…

ワーオ。ランタンがいっぱい!

なんて幻想的なのでしょう。

一昨年(2022)の10月に撮影したものです。

うっすらと霧の出ていた雨上がりの夜。あまりにも美しくて、しばらくうっとりと眺めてしまいました。

こちらはニュージャージー州のフレンチタウンです。【大好きな街 ~Lambertvill~ - Don’t Dilly Dally (goo.ne.jp)】の中で書いたもう一つお気に入りの街です。

初期の入植者がフランス語を話していたため「フレンチタウン」と呼ばれるようになったとか。ランバートビルと同様にデラウェア川沿いにある可愛らしい街です。

ハロウィン色に染まったフレンチタウンの一角。

秋を彩る午後のひとときでした。

こちらはボストンのパブリックマーケットで購入したハロウィン限定の可愛いドーナツ『フランケンシュタイン』。

このドーナツはBFとシェアしたのですが、彼は頭からナイフで真っ二つに切りました。まあ他に切りようもないですけどね。(笑)

 


私の半休の過ごし方

2024-10-06 10:39:40 | 滞在記(6/2024~)

最近ようやく秋らしくなってきたので、次の休日は部屋でゆっくりと過ごしたい気分。


この土地に滞在して今の仕事を始めてから、ほとんど決まった食材を食べるようになっていたせいか、ここ最近ずっと何か違ったものを私の体と心は欲しているようです。次の休みは、久しぶりに訪れた横浜で購入してきたお菓子とシャインさんにいただいた紅茶をいれて、部屋でのんびりと読書をしよう。秋の休日としては完璧なプランではないか、と思っていたら、残念なことにその日は午後から出勤となりました。

私の「秋の休日」の段取りはどこへやら。それなら行き当たりばったりの時間を過ごすことにしよう。午前中は休みだしね。

しかし悲しいかな、早々に目が覚めた。のんびり寝坊するつもりだったのに、身体はいつもの時間に目覚めてしまうようです。ベッドでコーヒーを飲んで、少しまったりしてから着替えてゴミ捨てへ。

ふと海の方に目をやると、朝焼けに染まった大島が見えました。

午前6時。綺麗な空。

ランドリールームの洗濯機に衣類を放り込み、部屋に戻って、前日に職場でいただいた秋刀魚の塩焼きで簡単に朝食。いよいよ味覚の秋の到来。

仕事は午後3時半から。軽く部屋の掃除と英語の勉強を済ませてから、前々から読んでいる本を再び開くことに。ちょっと別の本に浮気していたので、数ページ前から読み返すことにしました。

こちらは、私がいつも投稿を読ませていただいているみんとさんが以前、ご自身のブログで紹介していたものです。文豪・太宰治の娘である太田治子さんが父親と母親について書いたもの。私はその時、やはり太宰治の娘である津島佑子さんと勘違いしてトンチンカンなコメントを残しました。(笑)

太宰治の愛人、太田静子さんは『斜陽』のモデルででもあります。『斜陽』は太田静子さんの日記がもとになっており、そのまま引用されている部分も多々あるそうです。

実際は下曽我なのですが、小説の舞台は西伊豆。私は現在、伊豆半島に滞在しているのでマストな内容でもあります。

私は以前から文豪である太宰治の生き方が理解出来ませんでした。自殺願望の強さ、繰り返す自殺未遂、心中未遂で相手の女性を2人も死なせ、挙げ句の果てには別の愛人と入水自殺…。

しかし、娘の太田治子さんが執筆したこの本を読んで、少しだけ太宰治のイメージが私の中で変わりました。魅力的な人であったことは間違いなく、当時の小説家は自殺している人が多いですが、そんな彼らと同様に自分の哲学の結果の行為であり、とても弱い人だったということ。弱く危なげな男は魅力的ですしね。

あと数ページで読み終わってしまいます。映画でもそうなのですが、終わりが近くなると寂しくなります。所謂ロス状態。すぐに次の作品と出会うのですが、太宰治がすぐ次の女性と恋に落ちた?のは同じようにロス状態になっていたのでしょうか。

美味しい紅茶。

南国のフルーツの香りが心と体に沁み渡ります。仕事前の贅沢なひととき。

太田静子さんの日記に綴られた言葉、『…私は、太宰を通して太宰の作品の中で生きていくことになるだろう』

紅茶を飲みながら、『斜陽』という小説のなかに今も生き続けている太田静子さんのことをしんみりと考えました。

素敵な本との出会いをありがとう。そんな私の午前半休の過ごし方でした。

 


なつかしい街、横浜

2024-10-04 13:13:31 | 雑記

就職して最初の勤務地が横浜でした。

22歳の時の話です。そこで知り合ったのが、私と同い年のFさん。お互いの気持ちを知りながら、結果的には結ばれることはありませんでした。周りからはゴールデンカップルと言われていたのにね。(笑)

あの時、お互いにもう少し素直になっていたら、もう少し勇気を持っていたら、そんな風に思うこともあるけれど、今となっては若き日の切ない思い出。きっと貴方もすっかりオジサンになっているだろうね。

 

私も昨日、52歳の誕生日をむかえました。

大好きな横浜で、自分で自分のお祝いを一人ですることにしました。朝、目が覚めるとアメリカ在住の現在のBFからバースデーメール、そして従姉や友達からも可愛らしいバースデースタンプやメッセージが送られてきました。

私が生まれた年のロマネコンティ。もちろん空き瓶。(笑)

今年のバースデープランは、秋物の洋服をいっぱい買って、美味しいランチを食べて、美味しそうなお菓子を買うぞ!というもの。いかんせん今はとても不便な場所に滞在しているので、それだけでも充分にご褒美なのです。

そして何よりも嬉しかったのが、私がこのブログを始めてすぐにコメントをくださり、それ以降も親しくさせていただいているシャインさんが仕事中にわざわざ会いに来てくださったこと。

ほんの少ししかお話出来なかったけれど、とても楽しく気さくな方で、まるで前々からの知り合いみたいでした。ぜひ次回はゆっくりお会いしましょうね。

シャインさんとお別れしたあとは、予約していたレストランへ。

今年はイタリアンのフルコースランチ。一人で自分に乾杯!

秋らしいコースメニューに舌鼓を打ちながら、「あ!シャインさんと写真撮ってないや!」と気がつきました。あーあ。

以前に住んでいたこともある横浜の街。懐かしい思い出がいっぱい詰まっています。

一時期、ちょっとハマっていたのが、中華街で鑑定してもらう算命学。ものすごーく言い当てる鑑定士とぜんぜん的外れな鑑定士と、当たり外れはあるけれど、共通して言われたのが、「あなたは海外に縁があります。」

なるほど。

そして横浜といえば、やはり家系ラーメン。

これがまた当たり外れがあり、美味しくない店のものは本当に食べられたものではないですが、美味しい店のものはちょっとクセになります。

そういえば、ニューヨークにも家系ラーメンの店がありました。その名も『E•A•K』。私は食べたことがないのですが、アメリカ人の口に家系ラーメンは合うのでしょうか。気になるので次回は食べてきます。

港町横浜。

開港祭の花火を見たり、年越しに一斉に響き渡る汽笛の音を聞いたり、その時々で違う相手だったり一人だったり、仕事してたり、どれもみんな良い思い出です。

来月末にアメリカからBFが遊びに来ます。予定の中に横浜中華街も入っているので、きっとまた新しい思い出が増えるでしょう。

 

こちらは、シャインさんからいただいた紅茶と自分で買ってきたお菓子です。

次の休日は、紅茶とクッキーを楽しみながら読書をする予定。

 


アメリカ大統領 ~John F. Kennedy Presidential Library & Museum~

2024-10-02 12:29:39 | 回顧録

いよいよ来月11月5日はアメリカ合衆国の大統領選です。

そこで思い出したのが、『John F. Kennrdy Presidential library and Museum(ジョン・F・ケネディ・ライブラリー)』。

第35代アメリカ合衆国大統領に就任したジョン・F・ケネディ。爽やかな勇姿とスピーチで人々を魅了しましたが、就任からわずか2年10か月後の11月22日、テキサス州ダラスをパレード中に人々の目の前で狙撃され46歳の若さで死亡。ケネディ大統領暗殺のニュースは世界中に衝撃を与えました。こちらのライブラリーでは、今もなおアメリカ国民に愛され続けているケネディ大統領について多くを知ることができます。

ボストンを訪れた際に私たちが利用するホテルの近くにあるのですが、この日が初めての来館となりました。偶然にもこの日はケネディ大統領の命日でした。

ドーチェスター湾を臨むスタイリッシュな建物。とても気持ちの良い場所にあります。

館内には、各部屋ごとにケネディ大統領の業績、人柄をもの語る文献や歴史上のさまざまな記念品などが数多く展示されています。

ケネディ大統領といえば、アポロ計画の月面着陸でしょうか。やはり宇宙開発に関したコーナーが最初の部屋にありました。

~We choose to go to the Moon!~

1960年代といえばソ連と冷戦状態の真っ只中。アメリカはソ連よりも宇宙開発に遅れをとっていましたが、ケネディ大統領はヒューストンの大学で「我々は月に行く!」と宣言したのです。

そしてこちらは、1960年の11月に行われたアメリカ大統領選挙ニクソン vs ケネディです。

当時の選挙戦のビデオも流れています。

~New Frontier~

赤がニクソン、青がケネディ。激戦を物語っています。ニクソンが優勢と見られていましたが、結果はケネディが歴史的な勝利をあげました。アメリカ国内の政治や思想についてはよくわかりませんが、ケネディ大統領の掲げたニューフロンティア精神には夢と希望が溢れているのを感じます。

こちらの部屋では当時の外交について展示されていました。

ケネディ大統領夫妻がバッキンガム宮殿を訪れた際に贈呈されたエリザベス2世女王の著名入りのお写真。お美しいです。

そしてこちらは、西アフリカのコートジボワール大統領との互恵晩餐会でケネディ夫人が着用したドレス。

スパンコールとラインストーンで刺繍された淡いグリーンのシルクシフォンでツーピースのアンサンブルになっています。

ホワイトハウスで開かれた晩餐会のテーブルセッティング。

メニューと共に大統領の文字でメモ書きも展示されていました。

こちらは、当時のケネディ大統領のデスクを再現したもの。

ガラス越しにデスクの上を見ることもできます。

そして最後がこちらの部屋です。

真っ暗な部屋でケネディ大統領の葬儀がビデオで流れていました。

 

出口には、大統領就任時の有名なスピーチが展示されています。

『だから、アメリカ国民の皆さん、国が皆さんのために何ができるかではなく、皆さんが国のために何ができるかを問うてください。

世界の市民の皆さん、アメリカが皆さんのために何をしてくれるかではなく、人類の自由のために私たちが一緒に何ができるかを問うてください。

ジョン・F・ケネディ大統領就任演説、1961年1月20日』

 

すぐ横の海に面したガラス張りの部屋には、大きな星条旗。

アメリカは至る所に星条旗が掲げられていますが、ケネディ大統領の軌跡をみた直後の星条旗は、まるで我々に多くを語りかけているようでした。

アメリカ元大統領ジョン・F・ケネディ、安らかにお眠りください。

 


『ロッキー』のテーマと共に ~Philadelphia~

2024-09-29 06:53:48 | 回顧録

アメリカに滞在中、BFの仕事の関係で定期的にボストンやワシントンD.C.を訪れます。そしてたまに訪れるのがペンシルバニア州のフィラデルフィアです。

以前に投稿した【夏に観たくなる映画 #01 - Don’t Dilly Dally (goo.ne.jp)】で、その映画『刑事ジョン・ブック』に出てくるフィラデルフィアの駅やアーミッシュについて書きましたが、フィラデルフィアは歴史の深い、とても素敵な街です。

1776年に米国独立宣言が採決された合衆国誕生の地でもあるフィラデルフィア。

上の画像は、映画『ロッキー』で主人公があの有名なテーマ曲と共に階段を駆け登り、フィラデルフィアの街に向かってガッツポーズをとる場面の撮影場所です。

映画にちなんで、ロッキーステップと呼ばれています。

このロッキーステップは、フィラデルフィア美術館の正面玄関なのですが、映画の爆発的なヒットで美術館よりも正面の階段の方が有名になってしまいました。ちなみにフィラデルフィア美術館そのものも合衆国生誕100年を記念して1876年に建てられた、とても歴史ある建造物です。

何度目かにここを訪れたある秋の日のこと。

なぜかBFはとても機嫌が悪く、階段の目の前まできて、「自分は登らない」と言い始めました。「あっそ。なら一人で登るわよ」と私が一人で一気に階段を駆け登りガッツポーズをとっていると、というのは嘘で(笑)トボトボと階段を登り、息を整えていると、

「すみません。シャッターを押してもらえますか?」と白人のカップルに声をかけられました。「もちろん。どちらで?」と背景を街にするのか美術館にするのか訊ねると、美術館をバックに撮ってほしいとのこと。

そしてカメラを構えると、めちゃめちゃラブラブなお二人。こちらは険悪モードの真っ只中。この温度差は何?と怒りよりも笑いが溢れてしまったのをよーく憶えています。

ちなみに近くにはロッキーの像も立っています。

観光客の前で常にガッツポーズのロッキー。

ボストンともニューヨークとも雰囲気のまったく異なるフィラデルフィアの街。

裏通りでちょっと面白いモニュメントを発見しました。

こちらはフィラデルフィアのチャイナタウンの入口。

いつも車で通りかかるだけで、いまだに立ち寄ったことがありません。ボストンのチャイナタウンにあるレストランはよく利用するのですが、こちらには何故か立ち寄る機会がないのです。

日本のお寿司屋さんもあります。

『KABUKI SUSHI』。アメリカらしい店名が付いています。

フィラデルフィアといえば、フィリーチーズステーキサンド。

こちらがフィラデルフィア名物のサンドです。

牛肉と玉ねぎ、そしてフィリーチーズの旨味が凝縮されたフィラデルフィア発祥のサンドウィッチで、香ばしく炒めた牛肉と玉ねぎ、とろけたチーズを長いロールパンにはさんだ逸品です。ちなみにフィリーとは、フィラデルフィアの略称で、アメリカ国内でも有名なご当地グルメです。

私はセントラルマーケットのフィリーチーズステーキサンドが一番のお気に入り。

このボトルビールを飲んだ日、BFがホテルのロビーで寝てしまったのも今では楽しい思い出。仕方なく私はコーヒーを飲んで彼が起きるのを待っていました。

いつも賑やかなセントラルマーケット。

アーミッシュのお店もあります。

こちらでサルサソースを購入したことがありますが、ナチュラルでシンプルな味わいがとても美味しかったです。

 

見出し画像の紅葉が美しい並木道。

あのケンカ中だった日に撮ったものです。

恋人同士が腕を組みながら歩くはずのこの並木道を、我々はそっぽを向きながら離れて歩きました。(笑)