UEFA チャンピオンズリーグ 06/07 第2節: ヴェルダー・ブレーメン 1-1 FCバルセロナ
キックオフ直後のことでした。中盤からのスルーパスに、抜け出たハントがフリーとなりシュート!得点にはなりませんでしたが、オープニングから先手を取って勢いがついたのか、ブレーメンはもの凄い運動量でプレスをかけて試合を運びます。個々にタイトなマークを次から次へとしかけ、全くバルセロナの選手たちをフリーにさせません。ブレーメンのペースでした。
しかし、そんなハイテンションなサッカーもずっと続く訳がなく、20分を過ぎたあたりからプレッシャーがゆるくなっていくと、徐々にバルセロナが地力を発揮してボールをキープしていきます。ちょっと息切れしてしまったんでしょうかね、今度はブレーメンがゴール前に進むことができなくなり、支配率の時間帯がくっきり分かれた前半でした。
バルセロナは選手を多く入れ替えて臨んだのが影響したのか、今日はあまり連携がうまくかみ合いません。前線でのラストパスが、なかなか受け手の意図する方向へと入らないのです。また、中央のモッタは攻守にどん詰まりの感があり、主役のロナウジーニョも今日はパスやキープがことごとく相手に取られてしまうなど、何人かの選手が不調であったことも、苦戦を強いられる要因となっていました。
一方のブレーメンはFWのハントが好調で、生き生きとしていました。飛び出しが良く、鋭い動きでチームの攻撃を引っ張ります。後半11分、そのハントからのクロスボールがバルセロナを襲います。ゴール前で競っていたDFのプジョルがこれをクリアしようと試みるものの、ゴールへと蹴りこんでしまい無念のオウンゴール。ブレーメンが先制します。
追いつくために猛攻をしかけたいバルセロナですが、後半は一進一退の展開です。相変わらずつなぎがうまくいかず、エトーは負傷して交代、しまいにはボロフスキにあわや追加点とされそうなフリーのシュートを撃たれるなど、暗雲が立ちこめてきます。
それを救ったのは、途中出場のメッシでした。後半30分に個人技でシュートまで持っていくと、試合終了間際に同じように中央へと切れ込んで行きます。預けたデコからの絶妙なスルーパスを、再度受けたメッシが相手DFを抜け出てシュート。これが土壇場での同点ゴールとなりました。最後の最後になって、ようやく見事に決まりましたね。
試合内容があまり良くないながらも何とか勝ち点1を拾ったバルセロナに対し、ブレーメンは勝てた試合を落としてしまった、そんな感じがあります。勢いに乗って追加点を奪いにいくのか、この1点を守りきるのか、はたまた前半同様のプレスで支配率を高めるのか。もっとはっきりとした意思で戦い終えることができていたら、また違った結果になっていたかも知れません。交代も意図的なものはなく、ロスタイムにあっただけでしたね。バルセロナの不調もあって、何となく試合を運べているぞという流れに任せたままだったのかな、という感想です。
両チームにとって、もう一つの大きな敵であるチェルシーは今節も勝って2連勝。勝ち点を6に伸ばしています。今期最大の激戦区で混戦も予想されるこのA組では次節、そのイングランド王者のチェルシーと、スペイン王者のバルセロナが激突します。ブレーメンもこれ以上離されないためにも、格下相手にホームで勝ち点を落とせないところです。進出に向けて、正念場を迎える各チーム。頑張ってほしいですね。
キックオフ直後のことでした。中盤からのスルーパスに、抜け出たハントがフリーとなりシュート!得点にはなりませんでしたが、オープニングから先手を取って勢いがついたのか、ブレーメンはもの凄い運動量でプレスをかけて試合を運びます。個々にタイトなマークを次から次へとしかけ、全くバルセロナの選手たちをフリーにさせません。ブレーメンのペースでした。
しかし、そんなハイテンションなサッカーもずっと続く訳がなく、20分を過ぎたあたりからプレッシャーがゆるくなっていくと、徐々にバルセロナが地力を発揮してボールをキープしていきます。ちょっと息切れしてしまったんでしょうかね、今度はブレーメンがゴール前に進むことができなくなり、支配率の時間帯がくっきり分かれた前半でした。
バルセロナは選手を多く入れ替えて臨んだのが影響したのか、今日はあまり連携がうまくかみ合いません。前線でのラストパスが、なかなか受け手の意図する方向へと入らないのです。また、中央のモッタは攻守にどん詰まりの感があり、主役のロナウジーニョも今日はパスやキープがことごとく相手に取られてしまうなど、何人かの選手が不調であったことも、苦戦を強いられる要因となっていました。
一方のブレーメンはFWのハントが好調で、生き生きとしていました。飛び出しが良く、鋭い動きでチームの攻撃を引っ張ります。後半11分、そのハントからのクロスボールがバルセロナを襲います。ゴール前で競っていたDFのプジョルがこれをクリアしようと試みるものの、ゴールへと蹴りこんでしまい無念のオウンゴール。ブレーメンが先制します。
追いつくために猛攻をしかけたいバルセロナですが、後半は一進一退の展開です。相変わらずつなぎがうまくいかず、エトーは負傷して交代、しまいにはボロフスキにあわや追加点とされそうなフリーのシュートを撃たれるなど、暗雲が立ちこめてきます。
それを救ったのは、途中出場のメッシでした。後半30分に個人技でシュートまで持っていくと、試合終了間際に同じように中央へと切れ込んで行きます。預けたデコからの絶妙なスルーパスを、再度受けたメッシが相手DFを抜け出てシュート。これが土壇場での同点ゴールとなりました。最後の最後になって、ようやく見事に決まりましたね。
試合内容があまり良くないながらも何とか勝ち点1を拾ったバルセロナに対し、ブレーメンは勝てた試合を落としてしまった、そんな感じがあります。勢いに乗って追加点を奪いにいくのか、この1点を守りきるのか、はたまた前半同様のプレスで支配率を高めるのか。もっとはっきりとした意思で戦い終えることができていたら、また違った結果になっていたかも知れません。交代も意図的なものはなく、ロスタイムにあっただけでしたね。バルセロナの不調もあって、何となく試合を運べているぞという流れに任せたままだったのかな、という感想です。
両チームにとって、もう一つの大きな敵であるチェルシーは今節も勝って2連勝。勝ち点を6に伸ばしています。今期最大の激戦区で混戦も予想されるこのA組では次節、そのイングランド王者のチェルシーと、スペイン王者のバルセロナが激突します。ブレーメンもこれ以上離されないためにも、格下相手にホームで勝ち点を落とせないところです。進出に向けて、正念場を迎える各チーム。頑張ってほしいですね。