おじさんのAcoDiary♪

Acoustic Guitarにまつわる出来事を日記に綴ります♪

アコギ作成日記 #24

2012-07-31 19:56:52 | 日記
今日も暑かったですね!


でも、元気に工房へ行ってきました♪



工房に到着するとギターができてました!

んなわきゃなく、ブリッジとピックガードが乗っけてあるだけです。

でもしっかり箱になってくれてました♪


今日は、箱になったボディにバインディングとパーフリングの溝切りをやりました。


これが手術台です!



ボディをこの台に固定します。



こんな風に固定されます。




最初に、このボディに使用するバインディングとパーフリングを決めました。

トップ側は、外側から白(1.5mm)黒(0.5mm)白(0.8mm)黒白黒(1.3mm)の合計4.1mmに決めました。

バック側は、外側から白(1.5mm)黒白黒(1mm)の合計2.5mmに決めました。


どちらも、一番外側の白(1.5mm)がバインディング(深さ4.5mm)で、その内側がパーフリング(深さ1.5mm)になります。



使用する材料です。




これが溝切り用のトリマーです。これを先程の手術台にセットします。




まずは、バインディングやパーフリング溝を正確に切るために刃を新品に換えていただきました。



そして、トリマーの刃にガイド(設定した以上切れないようにする輪っか)をセットします。

今回のバインディング溝の幅(1.5mm)を切るのにちょうどいいガイド(直径20.3mm)が無かったので、チョット小さめのガイドにマスキングテープを巻いて作成していただきました。


これで、幅1.5mm、深さ4.5mmのバインディング溝が正確に切れます。


こんな風にサイドにガイドを当ててカットしていきます。

このトリマー、スゴイ音がするので慣れるまで怖かったです!


トリマーが固定されているので、台に固定したボディを動かしながらカットします。


トップの溝が切れました。




今度はバックの溝を切りますので、ボディを裏返して台に固定します。

バック側は、湾曲してて前と後ろで高さが違いますので、サイド板が台に対して垂直になるようにツマミを回して高さを調節します。


同様にボディを動かしてカットしていきます。



トップとバック両方にバインディングの溝(1.5x4.5mm)か切れました。



ネック側から見たところ。



次に、パーフリング用の溝を切ります。

これも、ちょうどいい幅になる用にガイドを選んでセットしました。

トリマーの刃の直径(23.3mm)から、パーフリング幅x2を引いたサイズのガイドを選びます。

トリマーの刃とガイドがセットできれば、後は先程と同様にガーっとカットしていきます。

バック側は、パーフリング幅が1mmです。




トップ側は、パーフリング幅(使用するセルの合計)が2.6mmになります。

2.6mm削るには直径何ミリのガイドをセットすればいいか、間違えないように電卓を使って何度も計算しましたよ(汗


同様にトップ側もカットします。




無事にトップとバックのバインディング+パーフリング溝が切り終わりました♪


ますます愛おしい形になってきました♪



次回は、いよいよこのボディにバインディングとパーフリングを接着しますよ!

そして、お持ち帰りしてサンディングの予定です♪

なので、次回はギターケースを持って工房に出かけますよ。


どんどんエキサイティングになっていきますね~(笑













アコギ作成日記 #23

2012-07-27 19:00:10 | 日記
猛暑が続く中、今日も元気良く工房へ行ってまいりました。

工房の中は涼しくて、気持良く作業ができます♪


さて、本日の作業は、

・バック板の貼りつけ(いよいよ箱になります!)
・ネックへのカーボン棒の仕込み
・指板のインレイの隙間埋め

でした。


工房に到着すると、先日トップとサイドを貼りつけた状態でボディがモールドに入って待っていました。


トップ板の裏側に、記念に師匠と私のサインを入れましたよ♪



上から見るとこんな状態です。



バックを貼る前に、トップ板のダブテイルの部分を切り取ります。



カッターで切ります。


ラフにカットされました。


師匠がノミを使って微調整を行っています。


ボディを傷つけないようにタオルを敷いて、仕上げてくれました。



さあ、いよいよバック板を貼りますよ!

まず、合わせを確認します。


サイド板のたわみの微調整のためにつっかい棒をいれました。


これから、バック板を貼りつけます。


ボンドを付けて、バック板を乗せました!


次々とクランプで留めていきます。



サウンドホールから見える部分のボンドのはみ出しをキレイにしてます。


これで、バック板の貼り合わせ完了です。乾くまで待ちましょう♪



さて、ここで、昨日私が宿題でやった指板のフレット溝を師匠に調整してもらいました。

やっぱり、半分切り込みが浅かったりしました(汗



そして次の作業は、ネックへのカーボン棒の仕込みです。

ネックをできるだけ薄くしたいと伝えたところ、カーボン棒を入れたほうが良いということになりました。

ネックの上にある2本の黒い棒がカーボン棒です。その上の赤いのがトラスロッドです。


トラスロッドの両側にカーボン棒を仕込みます。カーボン棒が入る位置にえんぴつで線が引いてあります。

これをルーターで削っていきます。

この作業は難しいので、すべて師匠にやっていただきました。

師匠は、ガイド無しに手持ちで真っ直ぐ切っていきます(流石!


見事に2本の溝が切り終わりました。カーボン棒の大きさピッタリに削ってあります。

やはり隙間があるとガタつきも生じ、音に悪影響が出るといけないとのことです(納得!


こんな感じで、トラスロッドの左右にカーボン棒が入ります。丈夫そうですね!



いよいよ、カーボン棒を仕込み(接着し)ます。

カーボン棒の上に薄いマホガニー材を乗せて、指板との接着面を増やすことにしました。

溝の手前に置いてあるのが、そのマホガニー材です。

こんな感じにカーボン棒の上にマホガニー材が乗ります。



接着に使うのは、2つの液を混ぜ合わせるタイプのヤツです。

今回使用したのは、90分で硬化がはじまるタイプ。


紙の上で、混ぜ合わせてます。


溝に接着剤を塗ってます。


カーボン棒を入れて、その上からマホガニー材で蓋をしました。

これで、乾くまで待って、表面をサンディングします。



最後に指板のインレイの隙間を埋めました。

使用するのは、先程の接着剤と黒檀の粉。



さっきの接着剤に黒檀の粉を混ぜます。


それを、インレイの上からペタペタと塗って隙間を埋めます。

フレットの溝を埋めてはいけません!(汗


ドライヤーで温めると、接着剤がサラサラになるので、より隙間に入りやすくなるそうです。


すべてのインレイに黒檀の粉入り接着剤を塗り込みました。

乾いたら、指板にアールを付けるために削ります。


というところで、本日の作業は終了いたしました。

作業は、予定通りに順調に進んでいるとのことです。


いよいよ次回は、箱になったボディとご対面です♪

ますます楽しみですね~








アコギ作成日記 #22

2012-07-26 15:35:15 | 日記
今日も超暑いので、外には出かけず、エアコンかけて宿題やってましたよ♪

指板のフレット溝をもう少し深く切る作業です。


作業に使用する工具達です。師匠にお借りしてきました。

クランプとノコギリとゲージです。指板のポジションマークが光ってますね♪


指板は、クランプで机にしっかり固定しておきます。



こんな感じでのこぎりで切り込み、溝を深くしていきます。

深く切りすぎないように、ノコギリに目印のマスキングテープを貼りました。


切り込みを深くすると右のようになります。左の溝が最初の状態です。



溝の深さを測るのが、このゲージです。

15"-20"のところを差し込んで、2本の線が見えなくなればOKです。


最初は、2本とも出てますね。



確認しながら切り込みを入れていきます。
まだ、もう少しですね。



後で気が付いたんですが、指板のサイドにも深さの目印を付けておけばよかったですね。
深さが均一になりません!



最悪なのが、切りすぎ!
調子に乗ってやりすぎて、4Fの溝が深くなりすぎちゃいました(汗

大丈夫かな~!?



作業は、最初のうちは元気よくやってたんですが、だんだん右手が疲れてきました。



そこで、端材の棒をつかってノコギリを上から押すことにしました。

これは、楽です♪


いよいよ、最終フレットまできましたよ。



最終フレットもちょうど良い深さになりました。




この作業、思ったよりも時間がかかりました。4時間くらいかかっちゃいました!

でも、仕上がりはイマイチ(苦笑


次回、工房で師匠に確認してもらいます。

ってことで、師匠よろしくおねがいします!
















アコギ作成日記 #21

2012-07-25 18:32:34 | 日記

工房での作業は、今日で13回目です。
あと何回でギターの形になるのか楽しみですね~♪


さて、本日の作業ですが、

・トップ板とサイド板の合体(貼り合わせ)
・指板へのポジションマーク溝掘り(インレイ)

でした。


工房に到着すると、サイド板がモールドに収まっていました。これにトップ板を貼りつけます。



その前に、ネックブロックのダブテール前の部分のサイド板を切り落とさないといけません。


ルーターで削っていきます。



まずは荒く削り取って、あとで微調整です。



荒削りが済みました。


さらにルータで微調整してます。



おおむね切り終わりました。



その後、ノミで平面にしたり角度調整したりします。
ここは、師匠の腕の見せ所ですね!


見事にキレイに切り取れました♪


ってか、ぜんぶ師匠にやっていただきました!(感謝


さてさて、コレにトップを貼り着けますよ。



モールドに入れて、形を整える補強をして。



ボンドを付ける面にカッターで傷を付けてます。


ボンドを付けて、トップを貼りました。


コレに、クランプ用にボディーを縁取った板を置きます。


そして、クランプの嵐!(笑


これで、乾くまで待ちます。乾いたらバック板を貼りますよ!
楽しみですね~♪



次に、指板のポジションマークの溝切りをしました。

まずは、この5フレット用のスノーフレークの溝を切ります。



師匠が見本をみせてくれています。


大き目の歯で大まかにカットしてから、細い歯に換えて微調整します。


大まかにカットしたところです。


他のフレットも同様にラフカットしました。



続いて、細い歯に換えて微調整します。


そして、見事にハマりました!



他のフレットも同様に微調整をおこない、無事にすべてのポジションマークがハマりました♪


ちょっとだけアップで! 隙間は後でエボニーの粉で埋めるので大丈夫なんです。


隙間を埋める前に、ポジションマークがズレないように、接着剤でくっつけておきました。


と、ここで時間となりました。



さて宿題ですが、この指板を持って帰り、フレット溝をもう少し深く切ってくることです。

ノコギリやクランプなどの工具をお借りしました。


指板を切り離さないようにしなくっちゃね(笑


次回の工房作業は、明後日です。こんどは、バック板を貼りますよ~♪

いよいよ箱になります!

楽しみ♪








アコギ作成日記 #20

2012-07-23 21:58:10 | 日記
お~! この日記ももう20回目になりましたね♪

今回は宿題ネタです。

トップのブレーシングをさらに低く削ってもらったので、そのサンディングです。


今回は、素晴らしい発見がありましたよ!

サンディングのときは、「ブルーグラスを聴きながらやると仕事がはかどる♪」ということです(^^♪


ということで、持ち帰ってきたトップ板です♪


師匠にノミでスキャロップ部分を一段と低く削ってもらいました。


別のアングルから。



これを、いつものようにサンディングしますよ♪

まず、ラバーマットの上にトップ板を乗せ、傷防止のアクリル板を敷きます。


そして、いつものようにサンディングブロックとコルクを使ってツルツルにします♪


Xブレースの手前側をやりましたよ。


続いてトーンバーも。



最初が#180、仕上げは#240でやりました。


サンディング完了です♪


ネック側から。



これで、次回工房でサイド板と合体できます!

ますます、楽しみですね~(笑