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南埼玉病院 リハビリテーション部のブログ

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☆界の社窓から ~災害支援編~

2014-02-28 09:35:21 | 日記




今回の「☆界の社窓から」は、前回につづき職場を離れて、お送りします。








埼玉県第5の都市、ここ越谷から、県内最大都市の中心地である浦和へ向かいます。
浦和は古(いにしえ)より発展してきた街です。




この日は快晴。東☆スカイツ※ーラインで越谷駅を出発。

シルバーボディにクリムゾンレッドのラインを
あしらった列車はすっかりおなじみです。




越谷駅から都内へのアクセスは良好で、浅草方面、渋谷方面、中目黒方面へと乗り入れが可能です。
この日は渋谷方面、中央林間行きを利用。





ここ新越谷駅は越谷市内の分岐点。

新越谷駅のお隣には南越谷駅があり、
JR◆蔵野線に乗り換えます。









南越谷、南浦和経由のルートで目的地へ。



この数年で改札口周辺が改装されたようです。
駅構内の空間は広がり、案内表示が見やすい。
以前の雑多な様子からずいぶんと変化したようです。






オレンジラインと言えば◆蔵野線。

かつては貨物運搬専用の鉄道だったこともあり、その名残が随所に見られます。






やや揺れを感じながら、沿線の風景を楽しみます。

鋳物の町、川口をかすめ、気がつくと南浦和駅に到着。







鮮やかなブルーライン。こちらも利用者に親しまれている京☆東北線です。
なめらかでスマート、安定した走りを見せてくれます。
1駅で到着


ここまでの所要時間はわずか25分。
小さな旅でした。






浦和駅構内も改装され、人が往来しやすくなりました。
中でもトイレが大きく作られたのが特徴的です。





駅を出れば、さわやかな青空が広がる。




さて、この日もある研修のため精神保健福祉士が集合です。

参加者は県内各地はもとより、隣県あるいは遠く長野県からも来ています。

駅前の伊勢丹に立ち寄った人もいることでしょう。




研修地として頻繁に使われるようになったあけぼのビル。

相も変わらず、寂しさを感じる佇まい。人気の少ない裏通りに位置しています。

分かりずらさに配慮してか、道案内のために係員が立っていました。








ここ目的の地では「PSW首都圏災害ネット研修 『災害支援と精神保健福祉士』」が開催。

主催者は埼玉県精神保健福祉士協会と東京精神保健福祉士協会。初のコラボです。





1995年の阪神淡路大震災時に始まったPSWの災害支援活動ですが
現在では日本精神保健福祉士協会において災害支援の専門委員会が設置されるに
至りました。

まだ、PSWには国家資格がない頃から始まった支援活動です。


東京精神保健福祉士協会災害支援ソーシャルワーク委員会は、神戸に赴いた東京のPSWを中心に発足。
この委員会で1997年に構想したのが「PSW首都圏災害ネット」であり、都県の垣根を越えた
災害支援に関わる精神保健福祉士の絆づくりです。

15年の時を経て、埼玉県精神保健福祉士協会(埼P)と東京精神保健福祉士協会(東P)との合同研修が実現しました。







埼Pでは保健所圏域をもとに、4つのブロック東・西・南・北から災害対策委員を選出。
共催(コラボ)が決まり、各委員が東Pと連携を深めてきました。








とても見やすいリーフレット。改訂版は目に優しい緑の木々をデザイン。





午後の睡魔に襲われる時間帯とあって、見慣れないドリンクでビタミンと糖分を補給。






講師には、日本精神保健福祉士協会の災害支援体制整備委員長である廣江仁氏が。

廣江氏からは、
重要な取り組みではあるが息切れしないために年に4回の委員会開催と年1回の研修くらいでやっていく。
日本精神保健福祉士協会においても組織作りには5年かかり、2008年になってやっと発足したと
ありました。

また内容としては現場に従事した知恵の数々のほかに


 BCP、NGO、PFA、PTG。

 グリーンクロス、福祉避難所、災害救助法、広域連携、姉妹都市。

 土地勘、災害対策基本法、鳥取と宮城、環太平洋会議、都道府県協会と自治体の協定。


などの簡略専門用語やキーワードから理解することができるでしょうか。


 
 

東京都のとある区議会議員も参加。
行政と民間団体との結びつきについて質問がありました。
区と協会の協定、勉強会開催について言及。







受講者数は24名。

主催者が用意した70部の資料からは程遠い数のようでした。
刷った資料は普及することの重要さから参加者がそれぞれ持ち帰りました。

少々の見込み違いも、資料ひとつ配布することで周知され、さらに関心を寄せる人が
出てくることになります。










研修の結びとしては

 『私という一人称の視点からスタート』

 『職種や機関を超えたつながり』

 『普段の心構え、平常時にできることのレベルアップで災害時にできることが増える』

 『忘災ではなく防災、そして備災』

になるでしょうか。




研修後、「浦和一おいしい焼き鳥屋へ行きましょう!」とのアナウンスで、埼P御用達の『丸真』で懇親会が催されたようです。






あけぼのビルを出ると、日はすっかり傾き、影は伸びていました。







夕暮れの空にトレードマークとなった赤い旗がゆらめきます。

その昔は「浦和市」の名で栄えていた街を後にします。







ナレーターは意志丸堅持郎でした。





次回はスタイリッシュなあの方にバトンタッチします。

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