公園の池も雨の中

陶磁器コレクション、千夜一夜物語、映画の話等

やっぱり毛ではなくて身でした

2006-08-31 17:41:34 | Weblog

この写真は7月17日に撮影したもの。今ではふかふかに戻りつつあるので9月にはカットする予定。
ダブルコートの上に密集した毛なので毎年夏になるとかぶれてしまいます。

昨年は私がバリカンをかけたのですが、とても不評だったので今年は病院でカットしてもらいました。
以前、この犬の毛をカットしたいと頼んだら病院でもペットサロンでも「ふっ」なんて態度であしらわれ
てしまいましたが、今では短毛種の犬もサマーカットするようになり、当然のように引き受けてくれる
ようになりました。
代金は6500円。私のカット代2800円よりも高いのですが、この犬のサイズ(胴体の長さ55cm)
でシャンプー+カットが6500円は安いです。
カットは朝の9:30に預けて夕方の16:00頃に引き取り。病院なので診察の合間にカットを行うので
このように時間がかかります。

大嫌いな病院に長時間預けられて初めてのカットということで、きっとしょげているはずだから、
どんな姿になっても笑うまい、と決意していたのですが・・・

見た瞬間に笑いが。「傷つくからやめなさい」とお互いに言い合いながら笑いが。
ポメラニアン達がつけてもらっているような赤い花飾りが似合い過ぎて更なる笑いが。

お散歩に連れて行ってもやっぱり笑われ。
「あの・・なんていうか・・・」と声をかけられ。
(脱いじゃったって感じ?)「裸なんです」

一三代 今泉今右衛門 錦花絵紅茶碗

2006-08-30 14:51:34 | コレクション

十三代今泉今右衛門錦花絵紅茶碗

 茶碗サイズ:
 径 8.2cm
 高さ 6cm弱

 受け皿サイズ:
 径 15.4cm




アンティークです。
購入元に「一三代」と言われたのですが、私には判断がつきません。
6客揃いの一つです。必要ないので3客は手放してしまいました。

手焼きならでわで、一つ一つのお碗の形が微妙に異なります。
形と絵の美しさに惹かれて購入したのですが、この茶碗の良いところは別にありました。
触り心地が良い。
特に唇に当たる部分が非常に心地よいです。
ショットグラスのような感触ですね。
ストレートでアルコールを飲むときには感触が結構大事で、ショットグラスが分厚いと滑らかなお酒が違和感で台無しになってしまいます。

で、この茶碗はまさしく"上等なショットグラス"な感触です。
本当は特別な時に使う予定だったのですが、すっかり気に入って普段使いにしてしまっています。

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最初から3客はオークションで手放す予定で購入したのですが、丁度3つ、各々の皿に欠けやスレがありました。
欠けのある皿は開始価格から殆ど値が上がらず、スレのある皿は期待していた額になりました。
ここで思ったのは、欠けに関して評価が厳しいということ。
欠けは縁の白地の部分に2mm弱程度あっただけ。修復は容易で、プロに頼めば分からない程になると思います。
一方のスレですが、色絵の部分が掏れています。下絵付けと違って色絵は絵付けがはげてしまうため修復は難しいと思うのですが。
私は詳しくないので分かりませんが、この場合欠けの方を選んだ方が良いのでは?

カンフーハッスル

2006-08-29 10:57:05 | 映画
2004年 中国、アメリカ
お勧め度★★★★★

「少林サッカー」は途中で挫折しましたがこれは爆笑。
ここまでキレがよくてくだらない映画は大好きです。
まさか「マトリックス」がこんなへんな演出に変えられてしまうとは。
カエルファンは必見。

主人公よりも脇役の中年の達人達が格好良かったです。
特に仕立て屋のおじさんがいい味出してました。

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ

2006-08-28 11:51:09 | 映画
2005年 アメリカ・イギリス
お勧め度:★★☆☆

 「野菜畑~」はつまらなくは無いけれどあまり面白くもありませんでした。
毎回のことですが、ウォレスはグルミットを「妻」化していますね。そりゃあ、人間の女みたいに小言は言わないし、いつでも忠実でしょう。
けれどそんな気持ちでは"彼女"はできません。今回もやはり振られてしまいましたネ。(ふと我が身を振り返る(汗))

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 イギリスを訪れた時にグルミットのTシャツを見つけてからずっとこのシリーズを観てきていますが、「危機一髪」がピークでそ
の後は今ひとつ・・・
「おすすめ生活」の時に既にイマイチでしたが、こんな時もあるのかなと余り気にしていませんでした。
今では「チーズホリデー」の頃のグルミットの怖くて粗い顔の人形が懐かしい。
「危機一髪」に関しては、物語は面白いけれど羊の毛を刈った後にミンチにしてドッグフードにするというグロイ展開や人形の顔が綺麗に
可愛くなりすぎたのが、いかにもハリウッド的で寂しい気持ちになりました。

個人的には「ペンギンに気をつけろ」が一番好きです。
「チーズホリデー」程粗くなく、「危機一髪」程マスコット化されていなくて、話も個性的で手作り感が残っていました。
いまでもシリーズのテーマは発明おたくで一貫しているのですが、完成度が高すぎるというか。
商用キャラクターになってしまったのでしょう。

バセットハウンドの憂鬱

2006-08-26 11:52:07 | Weblog
カメラ嫌いです~

うちのバセは散歩中に1度高い所に登りたがります。
私の目線の高さくらいに上がって満足し、暫くの間あらぬ方角を見て放心します。
多分、いつも低いところにいるからたまには目線を高くしたいのでしょう。
何故かこの時、よだれがたらーんと垂れてきます。

奴は救急車のサイレンが嫌いです。
救急車のサイレンが聞こえてから1分後(反応が遅い・・・)くらいに
「ヴォーン・・・ヴォーン」と地の底から響くような声を出します。
初めて聞いたときは、まさか自分の犬がこんな声を出しているとはわからず、
周囲を見渡しました。
その後、この声が受けて、なんとかして救急車に遭遇しないかと(殴打)。
この時の声は喩えて言うならウシガエルの鳴き声に似ています。
普段、興奮して吼えるときは「アォッアォッアォッ」とオットセイのような声です。
いずれにせよ犬の声とは違いますね。

散歩をしていると大量に涎を流すので、当犬も気持ちが悪いらしく、絶えずブルブルっと
身震いします。この時垂れた上唇や耳、たるんだ喉の下の皮膚が
「ブルブルビチビチべチべチボドボド」
等と変な音を立てるので、ご挨拶を済ませて爽やかに通り過ぎようとした人は「今の音何っ?」
っと顔をこわばらせて振り向くときがあります。

飼い主としてはこの犬がもうどんなに変でも気にしないようにしていますが、未だに驚かされます。

Ray

2006-08-25 16:49:34 | 映画
2004年アメリカ
お勧め度★★★★★

 レイ・チャールズの自伝映画です。レビューでは「長すぎる」「ファンの人にはいいかも」と
ありましたが、ファンでなくても物語としてもとてもよく出来た作品だと思います。

 レイというとジョージア州の黒人差別が最初に浮かびそうですが、当初レイは全く気にして
いなくて、レイのコンサート場に黒人が入れないと聞かされてやっと気が付いた、という場面
はなんとも暢気な人だこと、と笑ってしまいました。
(その後は積極的に運動に参加していくのですが)

 その他にも当時の時代背景だとか、ドラッグだとか興味深い話は尽きないのですが、
なんといってもこの映画は"レイチャールズと彼を巡る女達"という点に尽きます。
 目が見えなくても、貧乏でも、それほど器量よしではなくても、溢れる才能があれば人
は魅了されるのだな、と。

 女達の中でぴか一だったのが、レイの母親です。レイの失明が確実だと分かったときから
レイが一人で生きていけるようにと、また、杖なしで歩けるようにと厳しく導きます。
目が見えない、父親がいない、兄弟もいない、貧乏で黒人 という現実に立ち向かえるように。
母親の指導の賜物で、レイは色々なものを背負っていても陽気で強(したた)か。
彼女の忍耐強さ、賢さ、優しさがこの映画を素晴らしいものにしているのでしょう。

 物語の中での音楽の使い方が上手いのでサントラ盤が欲しくなりました。

犬の散歩

2006-08-24 16:22:51 | Weblog
 朝、暑くて早くから目が覚めるので、犬の散歩は5時台にしています。
日差しが高くなる前に帰宅するのが目標なのですが、バセットがあちこちで引っかかり帰宅は7:00。
雑種犬は「ふう」とため息をついて「まだですか?」と私を見上げる。
一体何をしているのか、自分でも不明なほど長い。


 大概は散歩コース上にある幾つかの公園を目指して歩きます。
公園についた途端に木陰で2頭がごろん・ごろん。犬仲間と立ち話しているときもやはりごろん・ごろん。
「帰るよ」と声をかけると立ち上がるのですが、バセは別の木陰に歩き出してごろん。奴は腐ってます。

 そもそも、朝起さないと起きない。その上だらだらしてなかなか起きない。
犬ってこんなんでしたっけ?

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 犬仲間が「無駄吠えしたら、口にお酢を吹きかけると良い」と躾の話をしていて思い出しました。
 
うちのバセは大変な問題児なので私は「犬の困った行為を止めさせる方法」について色々調べました。

お酢を吹きかける→勿論試してみました。飲んでました。気にしていない様子。バセット臭+お酢でさらに臭くなっただけ。

次に盗み食いを止めさせる為に、和・洋カラシを塗って見ました。→頑張って喰ってました・・・恐るべし、バセット。

タバスコを塗ってみる→驚いて飛び退っていましたが、それで盗み食いを止めるという行為には全く結びつかず。

ああ、懐かしいようなそうでないような、苦労した記憶。

盗み食いは直ったか? 相変わらず直っていません。

ジャック・フロスト パパは雪だるま

2006-08-22 13:10:35 | 映画
1998年アメリカ
お勧め度★★☆☆

相変わらずマイケル・キートンを観ていたりします。
『ジャック・フロスト パパは雪だるま』
この邦題を観ただけで退いてしまいそうです。
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ジャック・フロスト(マイケル・キートン)はクリスマスの日に交通事故で死んでしまいます。
喧嘩したまま父親に死なれてしまった息子は、一年後経っても元気になりません。
息子は「お父さんに遭いたい」と願いをこめて雪だるまを作ります。そして奇跡が起こります。
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ここまでは普通の映画ですが、お父さんは雪だるまに憑依(?)して復活。
やっぱりマイケル・キートン。普通の配役にはならないのね。
『ビートルジュース』で思いっきりメークしていたので今度はしっかり見たいと思っていたら
殆ど雪だるまの被り物をかぶったマイケルを見る羽目に。(このタイトルではそうだろうとも)

雪だるまなので溶ける頃に天に召されて完結、ではなくて、溶けないように息子が山の万年
雪の辺りまで運んでくれます。あとはネタバレになるので書きません。

しようも無い話になるかと思いきや、最後までちゃんと見せてくれました。
こんな風に蘇って納得させてよ、という映画でした。ありえないぶんちょっと残酷かも。

ビートルジュース

2006-08-18 13:29:27 | 映画
お勧め度★★☆☆
1988年アメリカ

「バットマン」のマイケルキートンが大好きでなので、ここのところマイケルキートンの映画を続け
て観ていました。
しかしマイケルキートンの出ている映画は2-3流・・・という結論に達しつつあったので
ここいらで初心に帰ってティムバートン&マイケルキートンの組み合わせを観よう、ということで
観たのがこの「ビートルジュース」

「ビートルジュース」はカブトムシのジュースなんて物騒なものではありません。
ベテルギウスとも言っていたようですが、主人公の名前です。

イラストのような映像は「チャーリーとチョコレート工場」を予感させます。
一度観たら忘れそうにありません。

お人好しな幽霊夫婦は地味ながら、だめっぷりで存在感があり、性質の悪い入居者達も強烈
でビートルジュースをすっかり忘れて観ていました。

そしていざビートルジュースが登場するとあまりに小汚い姿と、日本語吹き替えが(なんと)西川の
りおのばりばり関西弁だったので、マイケルキートンが出演(しかも主演です)していたことなんざ、
すーっかり忘れさり、友人の「ビートルジュースの頭の禿げっぷりがいいね」という一言を聞くまで
気が付かない有様。

これだけ派手な役で出てきているのに主人公が今ひとつ目立たないのは何故!?
既に"脇の方が存在感がある"と言われた「バットマン」のマイケルキートンの片鱗が・・・
(それが好きといえばそうなんですが。)

マイケルキートンってお笑い系だったのですね。
肝心のストーリーはというと、悪くはないのですがなんだかドウでもいいような内容。
ティムバートン監督の作品は大好きですが、これは今ひとつでした。

夏休み

2006-08-16 16:32:24 | 
夏休みをとったのは7月29日から8月6日まで。今更ながら夏休みの日記を書いています。

8月1日-4日まで村上の祖母の家へ両親と犬2匹を連れて遊びに行きました。

8月2日
翌朝早速、村上城跡が残るお城山(臥牛山)へ犬を連れて登ることに。
久しぶりに訪れたら階段がコンクリで舗装されて登りやすくなっていました。
年長の雑種犬は延々と続く階段を暫く「・・・・」と見つめた後にくるりと向きを変えて
帰ろうとするので「いーくーのーよー」と説得。
一方のバセットも普段はこれと同じ態度なのですが、"初めての場所に大勢で散歩"という
設定に舞い上がり飛ぶように登っていきます。
途中蚊がわんさか寄ってきました。 -横浜の蚊よりも大きい。-

石垣の残る頂上には沢山の山百合が自生していました。
頂上からは小さな市内と三面川に日本海を見渡せます。粟島は残念ながらガスって見えませんでした。
反対側は朝日村や朝日連峰が見えるはずなのですが、祖母がいないとどれがどれだか分かりません。
私は川が山に沿って大きく蛇行した場所に出来た洲を眺めるのが好きなので満足して下山。

しかし。下り。バセットにはこの階段の段差が高すぎて、地元の方に
「その犬、腹、打ってるよ」
と指摘され・・・。

祖母は91歳で一人暮らしなので、ある程度買い物や掃除をしたら、温泉宿へ泊まりに
行った方が負担をかけなくて済むので温泉宿へ。

村上には有名な瀬波温泉があるのですが、祖母のお気に入りは山形のあつみ温泉。
瀬波温泉を横目にしながら、13:00過ぎにあつみ温泉へ出発。

途中
笹川流れ
の美しい景観に遭遇。
エメラルドグリーンの海、人が少ない、ゴミがないー!日本にこんなところがあったとは!
由比ガ浜や九十九里浜の「芋洗い」海水浴場ばかり見てきた私には新鮮でした。
しかし、平均年齢の高い集団だったので誰も降りてみるとは言わず、写真を撮る気力も
なく、「砂・・・熱いかな」と遠まわしに言ってみるも、軽く流されて通過。

笹川流れは義経が奥州に逃れる際に通過したそうです。こんな遠くまで徒歩でくるなんて
昔の人って健脚。

あつみ温泉はシーズンオフの時期だったらしく、空いていて快適。
日が沈んで涼しくなってから足湯を探しに街中へ。
川を中心に温泉宿が並んでいます。小奇麗な街中の道路の真ん中に足湯がありました。
ペット用の足湯もありましたがうちの犬は水嫌い。とほほ。

帰りに「飲める温泉」があったので飲んでみましたが温泉味・・・匂いと味が同じ。あと数杯
飲まないと効果がないそうで、挫折。
60度くらいはあったと思うのですが、地面の側溝に流れ出したお湯を飲もうとうちのバセは
何度も挑戦していました。
布団に入った後、足湯に浸かり過ぎたらしく、足が熱くて寝れませんた。

8月3日
雑種犬の方は毎年両親の帰省に同行していたので慣れたものですが、バセット
の方ははじめての家に大興奮。1階の全部の部屋を物色し、廊下で追いかけっこ。
庭に降りてオシッコ。
さらに・・祖母の家は庭の入り口に門扉や柵がないので、自由に外へ出て行ってしまいます。
ちょっとずつ出たり入ったり。尻尾をふりふり真昼の厳しい照り付けの中でもお出かけ。
奴は臆病なので、2-3mの範囲を歩いて戻ってくるのですが、買い物から帰ってきた父が外
でバセにあったと聞いて、家から出さないことに決定。

これがガムを食べているバセ。
カメラに気が付いて頭を上げてしまいましたが、頭を下げるとクロアゲハの幼虫にそっくりです。

これが、もう一頭の雑種犬。
太りすぎですが実物は写真ほどではありません。(多分)
熊五郎とふざけて呼んでいるうちに「くま」と呼ぶと振り返るようになってしまいました。
一応女の子(メス)です。