公園の池も雨の中

陶磁器コレクション、千夜一夜物語、映画の話等

Royal Copenhagen 蝶のハットピン

2007-03-26 23:34:56 | コレクション

Royal Copenhagen
蝶のハットピン

  品番:746
 年代:1910-1930年
 サイズ:縦2.5cm 幅5cm



昨日に引き続き春らしい作品を。

大変珍しい作品です。ハットピンの頭部部分です。蜂のタイプならばたまに出てくるのですが、蝶のものを見るのは初めてです。
刃のように薄い羽なので、「良くぞ現存しました」と感心してしまいます。
ハットピンやステッキなど、日用品の装飾につけられた作品は、落としたり倒したりして破損する確立が高くなるのであまり残っていないそうです。

小さな小さな蝶ですが存在感があります。顔、湾曲した身、足の一つ一つまで作りこんであるので、結果としてそう見えるのかもしれません。
羽の曲線も美しく、愛おしく感じる作品です。

ニュース色々

2007-03-26 23:30:30 | Weblog
女子フリースケーティング。
メダルの授与式で表彰台に上がった金銀メダリストの2人しか写さなかったのは幼稚だし失礼。
開催国としてどうよ。

今回の千秋楽はかつて無いほど楽しみにしていたのですが。うーん、がっかり。
朝青龍が先に使った手とはいえ、それはちゃっちゃっと決勝に進みましょう・・・ということだと思うのですが。
これで優勝したといわれても。

先月の話題ですが、失笑してしまったニュースを2つ。

-ABCニュース-
アメリカ政府が発表した、「イラン政府がイラクの反政府武装勢力に武器を流している」という"疑惑"(アメリカ軍部は"確証なし"と否定していた)の件で、
政府高官のコメント
-ヒステリックな口調で- 「イランはこれまでイラクに一つも良いことをしてこなかった!悪いことばかりを繰り返してきた!」
・・・オマエモナー・・・

-BBCニュース-
イラクから英軍の一部を撤退する理由に「(英軍が担当している)バスラの治安は安定してきている」というブレア首相の発言に対するBBCの報告
「確かに首相の主張通り、昨年に比べて、今年は治安が良くなっています。しかし5年前と比較すると、断然、悪くなっています」
・・・ 暫く私の頭の中は白くなりました。「あっフセイン政権の頃ってことね」

Royal Copenhagen 猿付き蓋物

2007-03-25 18:53:08 | コレクション

Royal Copenhagen
Bonbon Dish-monkey on lid

 ペインター:158
 年代:1924-1934年?
 サイズ:高さ約13cm 幅16cm


憧れの作品が遂に手に入りました。もう思い残すことはありません。

新しいデジカメが使いこなせなくてとうとう諦めてしまいましたが、本当はもっと華やかな作品です。
敷きつめられた桜の花の上にうつむいた猿が乗っています。
猿の色は薄い灰色なので、桜の木を連想します。
蓋を開けると中に青い豆科の花が2輪描かれています。桜の木の下に咲いているのでしょうか。春らしい作品です。

うつむいて後ろ足に前足を重ねる猿のポーズは一時期流行したようで、他のメーカーにも見ることができます。
フッチェンロイターに、同様のポーズをとった猿が小皿の縁に乗っている白磁の作品があります。白磁なので使いやすそうです。

さて、今回も色々と驚いたことが・・・
"またしても"ですが、予想していたサイズより2倍の大きさで、分厚い受け皿は「Dish」というよりも「硯」です。
薄くて華奢なイメージを持っていたので少しショックですが、猿の人形が大きくて重いのでそれを支えるのに分厚くなるのは仕方がないのでしょう。

品番は11番だと思って購入したのですが、確認したら"2461"。(驚いて一時22番と勘違いしてしまいました。)分母が品番でしたよね。
形はそっくりなのですが(復刻版とか?)・・・
以前、オークションに出品されていた"11番"には蓋に桜の絵は描かれていませんでした。

お皿はかなり使い込まれています。
リアルな猿(奇抜な作品)ですので、どんな人達がどんな組み合わせの食器で、どんな設定で使っていたのか興味が湧きます。