慢性的な渋滞。溢れるリキシャ。
車やリキシャが行きかう大道路の交差点を縫って、
足のないおじさんがスケボーで滑りながら喜捨を求めています。
ニワトリやヤギなどの家禽が脇の道路を歩いています。
路地に入るとぐらぐらと真っ黒な油の煮え立つ中華鍋で何かを揚げています。
一同「すっごく美味しそうー。でも絶対おなかをこわしそー。」
排水溝はどこも汚水とゴミで溢れかえっています。
その中へ臆せずに膝上まで足を突っ込み棒でかき分けている若者。
一同「私たちだとすぐに破傷風になってしまいそう…」
ゴミ収集など一応は機能しているようで、正直、思っていたよりも綺麗でした。
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首都まで来ると物乞いの人たちがいました。
ガッツがあります。国が助けてくれることはないので自分で稼ぎます。
インドにもイスラムにも喜捨の習慣があるので障害者は家族の負担になることなく
自活できます。男性のみですが。
車とリキシャが同じ道路を走っているので、それはもう大変です。
のろのろとしか進まずひっきりなしにクラクションが鳴っています。
中にはスクール・リキシャなるものがあって
子供6人乗りで紺色でトタンで箱形 のかわいいリキシャを運転手の
オジサンが一生懸命漕いでいました。
子どもたちの制服も紺色のセーラ服でお揃いです。
労働者はみなとても痩せていますが力持ちです。
リキシャには不釣り合いなくらい大きな荷物をしょって走っています。
政府はリキシャを首都の道路から排除するよう検討しているようですが何万人もの
働き口が失われるため実現は無理でしょう。
それでなくても暴動が散発的に起きているようですし。
それよりも、環境問題を考えて車の方を規制する方がたやすいのではないでしょうか。
首都に入れるのはリキシャとトラック、バスに制限するとか。
シンガポールはいい例だと思うのですが。
当時、街中を走っている車の98%は日本車だということでした。
ボルボは高価で人気なし。ベンツも稀に走っています。
フォードは燃費が悪く故障が多くて不評だそうです。
家電は韓国製。
バングラデシュの人達は日本びいきだそうです。その理由の一つは次回に。