めろんそーだ

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「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語」感想(ネタバレあり)

2013-10-28 23:19:13 | 魔法少女まどか☆マギカ感想
「劇場場 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語」感想です。
思いっ切りネタバレしていますので、ご注意下さい。

※また、個人的な解釈やら妄想が多分に含まれておりますので、
それでもいいよ!という方のみ感想を読んで頂けると助かりますm(_ _)m
※一度しか観賞していないので、台詞や場面のうろ覚えが多々あるかと思います。
その場合、生温かく見守るか、優しくご指摘頂けると助かります(^^;

愛には色んな形があるよね。
全てを包み込みように大きくな無償の愛に、
誰かひとりためだけに、ひたすらに捧ぐ愛。
例え、他の全てを投げ打ってでも。

観終わった時の感想は…

何だかもう…「やられた」って思った。

以下、まず箇条書きで(サブタイトル的なものは適当です)。

・劇場版の後編で少し流れた新編の予告から、単純に考えれば、
 次は魔獣と戦うストーリかな?と思い…ますよね?

【続くのは平穏で、そして幸福な日常】
・場面は夜の街。魔女?のような敵と戦うさやか、杏子、そしてまどか。
 敵を追い詰めた先で、何やら食べ物を食べさせて、そして…
・朝の光で目が覚めるまどか、まだ眠そうにしながらも立ち上がる。
・丸まって眠っているキュゥべえの頭を撫でると「キュウ?」と鳴く。
・鹿目家の朝、家庭菜園のトマトを収穫するまどかの父、
 寝起きの悪い母を起こす弟とまどか、
 日常の会話をしながら、身支度を整えるまどかとまどかの母。
 全てがどこかで見たことのある光景。

・しかし、以前と異なるのはここから。
 まどかを待っているのは、さやかと、仁美ではなく杏子。
 3人は昨日戦った敵――悪夢が具現化した“ナイトメア”の話や、宿題の話をしながら、
 さやかと杏子は戯れながら学校へ向かう。
・学校へ到着。3人は同じクラスで、そこへやってくる転校生。
 ちなみに、先生はフラれた反動がパワーアップしてた。
 何ていうか…落ち着け。
・そしてやってくる転校生は…ほむら(眼鏡・三つ編みver.)。
 彼女は3人に見せるように、魔法少女の証である指輪と爪の紋章をかざす。
・休み時間、マミはほむらが転校してくることを知っていた模様。
 しかし、3人をびっくりさせたくて内緒にしていた…と。
 昨晩のナイトメア退治には、実はほむらも参加していた。
 ほむらは初期の頃の気弱な感じの性格

【新たな敵―ナイトメア退治】
・そして、5人の魔法少女は協力し、ナイトメア退治に勤しむ。
 この5人の共闘シーンは見たかったので本当に嬉しい!
・本日のナイトメアは、上条君との付き合いが上手くいっていない瞳の悪夢。
 …ていうか、瞳には悪いが、彼氏と最近時間が合わなくて擦れ違い…
 とかそれ位であんなの生み出しちゃうのか。
 めっちゃ街破壊してますが。凄いな(※破壊された街は魔法少女達が元に戻します)
・こんな調子だと、先生の悪夢とかワルプルギス級じゃないかと思ってしまう…
・杏子「志筑仁美も大変だね~。あんなのと付き合っちゃって」
 さやか「そりゃ、あんな無神経な奴と付き合っちゃったらね~」(←台詞うろ覚え)
 杏子「…あんたが言うと重みが違うわ」
 この会話が好きだ(笑)さやか、大人になったなぁ…(T×T)
・今回は杏子とさやかの絡みが多くて、杏子ファン・さやかファン必見ですよ!!
・そして、妙に気合いの入った変身シーン(笑)
 マミさんはバレェかスピードスケート?杏子はラテン系?で、さやかがヒップホップ系、
 ほむらとまどかは失念してしまってごめん!
 そんなダンスを踊るシルエットに合わせて、魔法少女に変身する少女達。その名も…

『ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット!』

・「戦隊物かッ!!Σ( ̄□ ̄;」とツッコんだのは、私と旦那さんだけではない筈。
・「Puella Magi Holy Quintet」=単純に訳すと『魔法少女5人組』ですね。
・本当は“Puella Magi”はラテン語で“魔法少女”を意味したいらしいんだけど、
 厳密に文法的に言うと違うらしい…って話もありますが…そこはまぁいいよね(^^;
・戦闘シーンはぜひぜひ劇場で!もうほんと、皆格好良いですよ~♪
・戦闘後、ナイトメアを浄化するのは不思議な“魔女のお茶会”。
 美味しいものを食べさせて、悪夢を満足させ、良い夢に帰るという方式のようです。
・浄化後は、笑顔を浮かべながら眠る仁美と、輝きを増した魔法少女達のソウルジェム。
・魔法少女達はよくマミさんの家に集まるようで、紅茶やケーキを御馳走になっているようです。
 マミさんの所には、前作まで“お菓子の魔女”として登場していた“べべ”がいて、
 彼女も戦いに協力しています。チーズ好きは相変わらずのようです。

・ここまで「キュゥ?」とかしか喋らないキュゥべえさん。
 しかし、時折意味ありげに入るイクラカット(キュウベエの目のアップのカット)。
「いつまで猫被ってんだコイツ…」と思った方も多い筈。

【平穏を崩すもの】
・ほむらが加わり、ナイトメア退治をしながら生活して1ヶ月。
 彼女は次第にこの平和な日常に違和感を覚える。
・まずは杏子に相談するほむら。
 問い詰めていくと、杏子がいつ見滝原に来たか、さらにそれ以前の記憶が有耶無耶なことを、
 杏子自身もこの時点で初めて気付く。
・この違和感を確かめるべく、杏子の以前住んでいた街をバスで訪れようとする2人。
 しかし、何度バスに乗っても、徒歩でですら、杏子の街に入れない…
 むしろ、“見滝原から出られない”と言った方が正確か。
・むやみに動くのは危険だからと、杏子に他のメンバーに口止めして、単独で調査を行うほむら。
・旦那さんは、「調査に動くの早過ぎてびっくりした」らしい(笑)
 杏子と別れた直後だもんね(^^;ほむらはまだ、一人で抱え込む癖が抜けないなぁ、と思いました。
・調査を進めるうちに、ほむらは以前の記憶を取り戻し、ある結論を出す。
 これは「魔女」の結界であり、見滝原はその中にあることを。

【本気の私に勝てると思う?】
・マミの部屋を訪れるまどかとほむら。
・そこでもマミに『べべとはいつから一緒にいたのか?』と聞くが、マミもうろ覚えらしい。
 しかし、小さい頃から一緒にいたから、とあまり気にしない様子。
・結界を作るならば魔女しかいない…そう考えたほむらは、隙を見て時間を止め、
 べべを攫い、尋問を行うが、怖がるべべは何も話そうとしない。
・そこへ、最初からほむらの態度に疑問を抱いていたマミさん登場。

マミさん強ぇぇぇ!!!

・マミさんはほんと、油断しなきゃ強いね!
 本編の方は…まどかが魔法少女になるって言って、ちょっと気が抜けたのと、
 死亡フラグを立て過ぎたのが原因かと(^^;
・お菓子の魔女ルートじゃなくても、ワルプルギスの夜にやられたり、
 魔法少女が魔女に変わるという真実を知って乱心したり、
 色々と損な役割が多かったマミさんですが、この戦闘シーンは圧巻!
 2人共武器が銃で、時間を止めて弾丸を避けるほむらに、
 その時間差を利用して弾丸を当てようするマミさん…銃の射線の表現が格好良い!
・そして、ついに勝負が付き…時間を止めたほむらが勝利を確信するも、
 急所を撃つことを躊躇い、脚を撃とうとした瞬間、マミさんのカウンター!
・あれは、ほむらの脚にリボンを付けていたからなのですね~
 ほむらは“自分に触れているものの時間を止めることは出来ない”もんね。
・マミに厳重に拘束され、今度は尋問を受ける番になったほむら。
 大好きなべべを苛められ、マミさんかなりお怒りモードです。
・しかし、そこでリボンが斬られ、ほむらの姿は消えてしまう…
・唖然とするマミさんに、説明をかって出たのは、新キャラの魔法少女である百江なぎさ。
 彼女はべべの魔法少女時代の姿だったのです。
 …確かに、魔女になる前は皆、魔法少女だもんね。
・私のキュゥべえが改心して魔法少女になる予想は見事に外れた訳ですが(笑)
 やっぱり奴がそんな風になる訳ないよね♪

【この世界の創造主は誰?】
・場面は変わり、ほむらを救出したのはさやかだということが分かります。
・「絶好調のマミさんに挑むなんて…」という台詞からも、マミさんの実力はお墨付きの様子。
・ほむらが感じた違和感、見滝原中学校に通う杏子、魔女であったべべと共にいるマミ、
 しかし、彼女は一番大きな“違和感に気付かない”。気付きたくないのかも知れない。
・さやかは彼女が全てを知っているかのような口ぶりでほむらに話し掛けます。
 すぐに時を止めて逃げようとするほむらを牽制しながら、選択を迫るかのように。
・この「結界」の真実を知っている誰もが敵のように思えるのか、さやかに攻撃するほむら。
 さやかは「悔いのない選択を」と言い残し、消えてしまいます。
・さやかも実力を付けている様子から、この世界の真実が少しずつ見えてきます。
・観ている方には、“この世界を最も望んだ人物は誰なのか”、きっと分かる筈。

【あなたの望んだ世界、私の望んだ世界】
・疲れ切ったほむらは、高台にある真っ白な花が咲く公園へ辿り着きます。
・そこへやってきたのはまどか。
・「…怖い夢を見たの」ほむらは、まどかがいなくなってしまう夢の話をします。
・まどかはほむらを慰めながら、「ほむらちゃんが怖いなら、わたしなんてもっと怖い」
 「今、この時がとても幸せ」と語ります。
・ほむらは、この“まどか”は魔女の結界が作り出した偽りの存在だと感じつつも、
 “あなたが本当のまどか”そして“このまどかが言うことが真実”であることを認識します。
・ほむらの中で、変化が起きた瞬間。
 美しい花々は色を変え、やがて全て枯れ果ててしまう…
 このほむらの内面を表現した場面が、うちの旦那さんのベストシーンだそうです。
 確かに、物凄いインパクトがある。綺麗な白い花の上で抱き合う2人、枯れ果てていく花。
・ほむらは「たとえ何があっても、あの時私は、まどかを止めるべきだったんだ」と確信します。

【この世界の真実】
・まどかはかつて、「全ての魔女を生まれる前に消し去りたい」という願いにより、魔法少女になりました。
 その願いで、世界には魔女が存在しなくなり、宇宙の法則が変わりました。
 世界から魔女が消えた代わりに、魔獣という存在が蔓延るようになります。
 願いと引き換えに魔法少女になった少女達は魔獣と戦い、力を使い果たすと、
 「円環の理」=まどかによって迎えられる…そういう世界になった筈でした。
・本編で「円環の理」に導かれた、魔女であるべべ、そして、最後に力を使い果たしたさやか、
 そして、「円環の理」そのものである、まどかがいるこの世界を誰が望んだのか。
・この世界にいるのはナイトメア。魔獣ではありません。
 悪夢の具現化とはいうものの、ナイトメアを倒しても、魔法少女達のソウルジェムは濁らず、
 一層の輝きさえ見せました。
・敵はいるけど、皆で戦えば勝てて、平穏で、幸せで、何より傍にまどかがいる。
 この世界を望んだのは、ほむら自身でした。

・しかし、ほむらも望んでこの偽りの見滝原を作り出した訳ではありません。
・皆さまお待たせしました。

インキュベーターの本領発揮ですよ。

・えーと…
(魔獣のいる)現実世界でほむら、魔女化寸前
→本来なら、そろそろ「円環の理」に導かれる筈。
→でも、一緒にいたキュウべぇさん達考える。
→「『円環の理』のエネルギーって凄そうじゃない?」「欲しいよね」「宇宙のエネルギー問題解決!」
→「とはいえ、円環の理って、見たことないし…あ、じゃあとりあえず観測してみますか!」
→「観測は征服の第一歩♪」
→「じゃ、ほむらを迎えに来るっぽいから、その時を狙おうよ!」

・という訳で、彼らはほむらと魔女とまどかの存在の検証のため、
 ほむらを外界から遮断した空間に幽閉し、『円環の理』から隔離して、その時を待ったのです。

…マジでロクなことをしない、さすがのキュゥべえさんクォリティ!!

・そして、隔離されたほむらのソウルジェムの中で作られた世界が、この“偽りの見滝原”。
 ほむらは外に出ていけなくても、ほむらが彼女に関係のある人物を引き寄せたため、
 出来上がったのがこの世界だそうです。
・つまり、
 →マミさん・杏子=現実世界から引き寄せられてきた(記憶は捏造)
 →まどか・さやか・百江なぎさ(べべ)=ほむらを救うために「円環の理」から出張してきた。
 (さやか・なぎさは記憶をもっているが、まどかは記憶を失っている状態)
 そのため、様子を見て、さやかorなぎさのどちらかが記憶を渡す予定だったそうです。
・ちなみに、ほむらの言動からキュゥべえ達はまどか自体は観測できたものの、
 まどかが完全に記憶を失っていたため、にっちもさっちも行かなくなっていた模様。
 本当は、まどかにソウルジェムを浄化させ、ほむらを開放させる所まで見たい…らしい。

【あなた達にまどかは渡さない】
・完全に記憶を取り戻したほむらは、自分が偽りの世界を作り出したことにショックを受けるものの、
 キュゥべえ達にまどかを渡すまいと抵抗します。
・その方法は、自身を「円環の理」に開放して貰うのではなく、完全な魔女と化すことでした。
 魔女化した世界では繰り返しの絶望しか残らず、「円環の理」ですら手の届かない世界です。
 それでも、まどかのためなら…と決意したほむらでしたが…
・ここで、まどか、さやか、杏子、マミさん、なぎさが登場!
 ほむらを1人にさせないと、5人はインキュベーター達と戦います。
 目的は勿論、記憶を取り戻したまどかをほむらの元へ届けること。
・ここでの共闘もアツイです!
・特に、杏子がさやかと背中合わせになって、
 「あんたが死んじまう夢を見た。だけど、そっちの方が現実なんだよな」って言って、
 そこでのさやかとの会話に、思わずうるっと来てしまいました(T×T)
 杏子もさやかも本当に強い子で…大好きです。
・5人の奮闘により、まどかはようやく、暗い世界で絶望に苛まれるほむらに手を伸ばします。
・ところで、キュゥべえさんが増えすぎて、どんなやられ方しても、
 あんまり可哀相じゃなくなってしまった(^^;どうせまだいるんでしょ?的な…

【待ってた、この瞬間を】
・現実世界。眠るほむらと濁ったソウルジェム。
 傍に杏子とマミさんがいます。
・もう行ったのか?と訊く杏子に、今からだと尋ねるマミさん。
 そして、シンデレラのようなカボチャの馬車にのって現れるさやかとなぎさ、
 その後ろから「遅くなってごめんね」と、「円環の理」であるまどかがほむらの手に触れると…
・「ずっとこの時を待ってたの」
・ほむらが歪んだ笑みを浮かべ、まどかの手を掴みます。混乱する周囲。
 「円環の理」から切り離されるまどかの半身。
 濁り切ったソウルジェムは、更に色を変え、今度はほむらによって宇宙の法則が書き換えられます。
・花畑のシーンはここで効いてくるんだな、と思いました。
 ほむらは、「まどかも平穏な幸せを望んでいた、なのに自分を犠牲にして世界を、魔法少女達を救った、
 だけど、まどかにも幸せが与えられるべきだ。それは私が準備してあげる」ということなんだよね…
・まどかのために永遠の絶望を選んだほむらが、今度はまどかへの「愛」を掲げて世界を変える…
 「愛」と、そしてほむら自身の「欲望」なのかな、と。
・それにしても…考え変えるの早いよ!と、ちょっと思った(--;
 ここまで計算通りだったら怖いなー
・「ちょ、これ洒落になんないんだけど。人間マジヤバい」と思ったキュゥべえさん、逃げようとするも時既に遅し。
 ほむらがインキュベーターの力を利用したいとのことで、見事に捕えられてしまいます。
 キュゥべえさんはどうしていつもラスト近くは小物になってしまうんだ…orz

【新しい世界で紡がれるものは】
・自らを“悪魔”と称したほむらが再構築した世界では、
 いつもの面々―マミさん・杏子・さやか・なぎさが暮らしています。
 皆、違和感は覚えるものの、それが何か気付かない。
・さやかだけは、記憶を引き継げていたため、ほむらへ立ち向かうも、
 徐々に記憶を失っていくことを指摘され、戸惑います。
・ただ「あんたが敵だってことは忘れない!」という決意は抱いて。
・見滝原中学校のとある教室。
 いつもの先生の「卵は半熟か堅焼きか」の語り、気怠げに教室を見渡すほむらの目には、
 さやかや、既に居眠りしている杏子。ほむらが動く度に、耳から下がるオーブが鈍く光ります。
・そこへ、転校生としてやってきたまどか(この時のリボンは黄色)。
 親の仕事の都合で、海外から引っ越してきたという設定です。
・早速クラスの女子に質問攻めにされるまどかを、校舎の案内にと連れ出すほむら。
 ほむらの様子に、少し恐怖を感じているようなまどかの表情。
・2人で歩いているうちに、まどかは“何か”を思い出し掛けるが、ほむらがそれを阻止する。
・この時、全力で「まどかー思い出せー!!」と心の中で叫んだのは私だけじゃない筈…
・「秩序を保つことと、それを破ることのどちらが大切か」唐突に問うほむらに、
 まどかは「秩序」と答える。
・ほむらは薄く笑って、「私はいずれ、あなたの敵になるかもね」と言い、
 戸惑うまどかに、自分の髪に結んでいた赤いリボンを付ける。
 「やっぱり、あなたの方が似合うわ」そう言って。

【叛逆の果てに、悪魔は嗤う】
・月が半分に割れた夜、まどかと語り合った丘の公園に。
 物憂げな視線で街の灯りを見下ろしていると、そこへ何かが落ちるような物音が。
・ほむらが振り返ると、そこにはボロボロになったキュゥべえの姿が。
・ほむらはソウルジェムが変化し、黒色に染まったものを見つめ、
 そして、崖から真っ逆さまに落ちていく。
・残されたキュウべぇの目は…

『覚えていろよ…暁美ほむら…!!』

…マジでこうにしか見えなかったので…(笑)

【その他の感想】
・本編がまどか編なら、今回はほむら編という感じでしょうか。
 世界の仕掛けについて、この偽りの世界を構築したのはほむらだ、
 というのはすぐ気付けるんだけど、その後のどんでん返しには参った。
 まどかが迎えに来てハッピーエンドだと思ってしまったのは、
 本編が何だかんだバッドエンドフラグを立てながらも、綺麗に収まったからかも知れない。
 これは絶対脚本の虚淵玄さんの案だろうと思ったら、
 新房昭之監督とプロデューサーの岩上淳弘さんのご意見だったそうで…
 虚淵さん、ごめんなさい(^^;

・ほむら人気が今後どうなるのか、凄く興味あるなぁ…
 何だかもう、新編観賞後は魔法少女5人で仲良くしてるイラストとか見ると、
 かなり切なくなってしまった…
 まどかの自己犠牲的で果てし無い愛に対して、ほむらは一点集中型の深い愛と、
 対比させたように感じました。
 でも、本編ラストで、ほむらが魔獣と戦うシーン。
 まどかが「頑張って」って声を掛ける、あのシーンを思い出すと、
 『ほむら、本当にそれで良かったの?』って思ってしまう…
 誰の記憶になくても、ほむらの傍に、まどかはちゃんといたんだよって、
 まどかの家族のシーンなんかも思い出すと余計に。

・マミさんは大活躍でしたね!
 これは本編のせいで各所ネタにされ過ぎたことが大きかったのかと、
 勝手に思いました(笑)
 ほむらがマミさんを苦手なのは、弱い自分を鏡で見てるみたいだからなんだろうな。
 今回はマミさんは、自分の弱さもちゃんと分かっている感じが大人だなぁ、と。
 でも、戦う前の変身シーンとか、掛け声とか、ナイトメアのお茶会とかは、
 マミさんの趣味だと思う(笑)
 あ、「ティロ・フィナーレ」もちゃんと出てましたね!

・さやかも、本編が不遇だったから今回は良いシーンが多かった印象。
 特に、さやかはこの世界の仕組みを全て知っていて、
 ほむらに対して余裕がある態度を取れていた所とか。
 戦闘も随分強くなったのは、現実世界でのキャリアもあったんでしょうね。
 杏子とのじゃれ合いは、見ていて本当に和みました。2人ともカワイイv

・杏子は、食べながら何かしているシーンが少なかったかなーと。
 ウィダイン飲んでたりしたけど、お弁当食べたり、ハンバーガー食べたり、
 座って食事をしているシーンが多かったです。
 杏子の食べ歩き、好きなんだけどなぁ(笑)
 いつも通り冷静でリアリストだけど、さやかと一緒の時は、
 嬉しい時も悲しい時も、本当の感情を出しているように見えて、良かったです。
 あと、ラストのシーン、学校カバンに林檎しか入ってないような…(^^;

・なぎさは…正直、もっと出番があっても良かったかな?と思いました。
 なぎさが嫌いとかではなく(可愛くて良いと思います!)
 お菓子の魔女とマミさんが仲良くしてるって良いと思いますし。
 ただ、さやかが世界の真実を知っている以上、
 “なぎさじゃないといけない”というシーンがなくて、
 居なくてもあまり困らないキャラになっていた気がするのが残念。
 次があったら、もっと見せ場を用意してあげて欲しいです。
 マミさんと絡んでいるシーンは和みますけどねv

・キュゥべえは…うん、結局コイツが余計なことしなかったら良かったんだよね(^^;
 魔獣から得る宝石?みたいなので満足していれば良いものを…
 お前のせいでほむらがヤンデレ化したんだと言っても過言ではない。
 途中まで媚び媚びな姿に「うわぁ…」と思った方も多いのではないかと(笑)
 それにしても、ほむらに従うふりして、絶対復讐を考えていそうで…
 次回のタイトルは「インキュベーターの逆襲」ですね!(嘘)

・全体的に、息つく暇もなく、とても面白かったです。
 結界やナイトメアの不気味さの劇団イヌカレーワールドも健在で、
 ダークな雰囲気もたっぷり楽しめます。
 個人的にはやっぱり、マミさんとほむらの戦闘シーンが圧巻でしたね~

・今回は賛否両論だろうというのは、制作側も分かっているそうですが(笑)
 あの綺麗な締め方からどうもっていくんだろう?と思っていたので、
 平穏な日常の残酷な崩し方は…まぁ覚悟していたとしても、
 ほむらの悪魔化は正直、予想外で…
 何だかスターウォーズというか…愛は時に身を崩すなぁ、と…
 アナキンもその辺からダークサイドに堕ちちゃったよね。

さて、この長過ぎる感想にお付き合い下さった方がいらっしゃいましたら、
本当にありがとうございました!!
推敲する気も起きない長さになったので、誤字脱字は心の目でお願いします(^^;
色紙とかコンボセットとか貰えたり買えたりしたのが初めてだったので、
(全国公開日に来る劇場じゃないと無いことが多いので)
凄く得した気分になりました♪

物語はバッドエンドだと思うのですが、可能性を沢山秘めたバッドエンド。
これからどうとでも転ぶと思うので、各自妄想で補完するも良し、
次回作を待つも良し!だと思います。
パンフの制作スタッフインタビューでは「次回作は未定」という答えが多かったのですが、
これはもう、作る気満々でしょう!と思いました。

DVD化した時でもいいので、またゆっくり観直したい作品です。
気が向けばグッズ・戦利品紹介とかもする…かも。

読んで下さってありがとうございました!!


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10 コメント

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映画感想よみました。 (れみ)
2013-10-31 01:57:37
とてもたのしかったです。
杏子さやかの絡みはもうはにゃ~んてなりながらも涙がでました。
本来であれば分かり合えた瞬間の別れ。
こうして分かり合える時間が公式で再びもてたことに良かったねと本当に思えました。
全てを理解しての、さやかの魔女化を武器にした闘いや、ほむらの魔女化の演出。そして、フランダースの犬で終わるかと思った直後のスーパーバッドエンドにも驚愕でした。
確かに何人かは救われてるんですけど根本の何かが(^_^;)
ローソンコラボはもちろん、ほむらのイラストが偽物にみえて仕方がないのですが、これ…本編の見方がまた変わったんじゃないか。゜(゜´Д`゜)゜。
返信する
感想ありがとうございます!>れみさん (Mimita(管理人))
2013-10-31 18:11:25
れみさん、まずはこんな長文を読んで頂けたことに大感謝です!
さらに「とても楽しかった」と言って頂けて…!
本当にありがとうございます。

杏子&さやかの絡みはニヤニヤしちゃいますよね!
敵対していた頃を思い出すと本当に…
でも、この世界は本来はさやかがいない世界なんだなぁ、とか、
それが明確になって、2人が会話するシーンは私も涙が…
それでも、2人とも笑って前に進める強さがある、特にさやかは強くなったな、と感じました。
僅かでも、虚構でも、2人にこんな素敵な時間ができたことは、私も良かったな、と思いました。

本文中には書いていませんでしたが、さやかの魔女化を武器にした戦いは格好良かったですね!
自分に剣を差すシーン、一瞬ドキッとしたのですが、
自分の中の魔女を完全に克服したような戦い方は格好良かったです。

フランダースの犬…言われてみれば(笑)
しかし、フランダースの犬にならないのが「まどか」らしいな~、と今になれば思います。
あそこからのどんでん返しは本当に予想外で…
ほむらの口元だけ写す演出は、ゾクリとすると同時に、巧いなぁと思いました。

そうなんですよね。
これって結局、幸せなのかな?って考えると、
何も知らなければ幸せかも知れない、
でも、私達―観客側は知ってしまったし、さやかやまどかは一部の記憶を残している。
(広く見ると、杏子やマミさんも違和感は感じているようでしたし…)
あ、キュゥべえは自業自得で(笑)
ですが、奴のことですから…絶対にまた何かやる!と信じています(笑)

結局、最初の“虚構の幸せな日々”に戻ってしまった、そう感じました。
この世界では、魔女や魔法少女はどんな扱いになるのかも気になりますね。
“悪魔”となったほむらが、インキュベーターのようなことを繰り返してしまうのかな…とか。

私も、新編観賞以来、5人で仲良くしているイラストなどを見ると切なくて…!
特にまどかとほむらがニコニコしているのを見ると、もう(T-T)
映画館で購入できる、まどかのコンボセットありますよね?
ポップコーン+飲み物+メタルチャーム入りの…。
あの箱のデザイン、ほむらが悪魔になるのを示唆していたような気がしてなりません。

本編の見方は変わってしまいそうですね~
ローソンコラボのクリアファイルも貰って来たのですが、
全員集合のファイルの裏に、
『忘れないで。いつも、どこかで、誰かが、あなたのために戦っている。
――あなたが彼女を覚えている限り、あなたは独りじゃない』
という、本編ラストの英文が書かれていて…
「ほむらは独りじゃなかったんだよ?」と思ってしまいました…(涙)
(今回の結果は勿論、キュゥべえ達のせいでもありますが…)
魔法少女達の未来…まだまだ目が離せませんね。

コメントのお返事まで長々と申し訳ありません!
ついつい語ってしまって(^^;
私の感想を読んで下さり、れみさんの感想も聞かせて下さって、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました!!
返信する
マジで熱出ちゃいました(苦笑 (osafumi)
2013-11-03 12:05:32
私はネタバレを気にしないので、先にMimitaさんの感想を読んでから映画を観ました。
エヴァQの時もそうでしたが、最近のアニメは話が難しいのと展開が早いので、予習は欠かせないんですよね。
本当にMimitaさんの記憶力と文章力は凄い!
おかげ様でショックが少なくて済みました、と言いたい所ですが...
ほむほむスキーの私としては、事前に分かってたのにも関わらず、受けたショックは相当大きく、映画が終わった後の疲労感と喪失感がハンパ無い、おやその内寒気までしてきたぞ、と思いきや...
家に帰って熱を測ってみると38.8℃...
翌日医者に見てもらうと、男性では珍しい「腎盂炎」という病気らしい。 これもデビほむの呪いなのか...
Mimitaさんも仰る様に、戦闘シーンとかの作画は最高だし、きょうさやのシーンもたっぷり堪能できたし、ホント最後、ほむらがまどかの救済を受け入れてくれさえすれば私としては百点満点だったのですが...

まどかがあそこで、「ほむらちゃんが怖いなら、わたしなんてもっと怖い」と言うのは当たり前で、だからと言ってほむらがあんな事してまどかが喜ぶと思うの?
インキュベーターの能力もイマイチ掴み切れない所があって、前作で「自分がまどかを神にしたのに、その神を制御できないの?」と思ったのは事実ですが(もっとも制御してもらっては困るのですが...)今回神に気付かれずに「外部遮断装置」なるものを設置するなんて可能なの?とか。
「この世界は誰かが望んだ世界」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、私の世代では「ビューティフルドリーマー」だと思うのですが、本人が望んだ世界なのに本人が違和感を抱く、なんてことがありえるんですかね?

今回の告知用ポスターで、赤いリボンをつけた横顔のほむらが凄く好きだったんですが...
もらった色紙は「ほむまど」でした。これも去年もらったら凄く嬉しかったのでしょうが...
今はただただ、複雑な気持ちです。

最後に、楽しみにしていた物語シリーズとのコラボですが、なぜにひたぎじゃなくて扇なの?
ひたぎver.も後にあるみたいですが、ここは公開最初に一発、千和さんにほむほむとひたぎを引っ掛けて笑わせて欲しかったのに!
返信する
ドMほむら・・・誕生。 (シンジン)
2013-11-17 13:50:50
昨日劇場版前・後編を視聴し今日やっと観に行くことが出来ました!!!!!後半の共闘シーンは虚淵さんこういうの書くんだなと思いながら楽しく観てました(笑)最後のほむらの悪魔化は衝撃すぎて言葉にしたくないという気持ちでしたがまどかからもらったリボンを渡す場面を観て結局彼女は自分で自分の首を絞める道を選んじゃたんだなと思いました。もし続編が出来てみんなが幸せな場面を観ることになってもほむらがやったことを絶対忘れたくないと思います。                                                                                    ちなみに僕がまどマギの世界の住人で新編の続きをやるとしたら(俺は知りたかったのかもしれない・・・魔女になる宿命を背負った女の子たちがどう希望を信じて立ち向かうのか、俺はそれが知りたかったのかもしれない・・・いや知りたかったんだ!!!だから感謝もしてる。そしてまどかの気持ちを踏みにじり自分の首を絞める道を選んだお前を・・・・・倒す!!!!!)とほむらに言いたいと思います。そういう僕の気持ちに合うと思う曲はegoistのall alone with youです。父もスターウォーズみたいにやるんじゃない?と言っていたのでなんやかんや楽しみにしたいですね(爆)                                                                                    最後に一言・・・インキュベータ―が翻弄されぱなしでしたね(爆 part2)                     
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その後の体調はいかがですか? (Mimita(管理人))
2013-11-17 20:36:58
osafumiさん、まどか新編感想ありがとうございます!
お返事遅くなってすみませんm(_ _)m

ネタバレOKでしたら、私の感想が少しでも役に立ったようで良かったです。
映画館だと場面場面が一瞬ですしね(^^;
ネタバレNGでも、前作の復習はした方が楽しめるものが多いと思います。

ですが、やっぱり文章と映像は本当に違うというか…
これはほむほむファンの動向が気になるなぁと私は思いました。
ショックでほむらファンではなくなるのか、逆にデビほむ教(笑)信者となるのか…
立ち直れない方もいるのでは?と心配したら、正にosafumiさんが…(大汗)

観終わった後の疲労感と喪失感、分かります。
それだけの作品はやはり、作品自体が人に訴えるもが大きかったということですし、
osafumiさんもそれだけ「まどか」という作品、そしてほむらが好きだという思いが強かったからだと思います。

しかし、腎盂炎とは…
ショックで免疫機構が弱ってしまった所に最近が入り込んだのでしょうか。
それにしても、タイミングが良いというか悪いというかで、デビほむの呪いかと思いたくなりますよね(^^;
お大事にして下さい!

戦闘シーンの作画はスピード感・迫力・演出の工夫と共に最高でしたね!
TV版や前・後編ではあまり見られなかった、マミさんの活躍が堪能できて良かったです。
杏子&さやかは…杏子スキーを最近自覚した私はニヤニヤしちゃいました(笑)

私も、まどかほむらの元へ円環の理としてやってきたシーンで終われば、
大団円ハッピーエンドだとは思ったのですが…
ただ、個人的には、ダークな世界観が根底にあったからこそ、「まどか」という作品が人気を呼んだのですから、
こういうシナリオもアリかな?と思いました。
…TV版は絶対バッドエンドだと思ってドキドキしながら観ていたんですけどね(^^;

ただ、このままでは終わって欲しくない。
ぜひ続きを描いて欲しいと思います。

私も、まどかのことを誰も知らなくても、姿が見えなくても、ほむらの傍でちゃんと見守っていること…
ほむらが付けているリボンこそ、その証だと思っていたのですが…
何も知らない頃のまどかの本音を、自分の寂しさと重ねて、都合良く正当化してしまった。
悪になろうと、まどかの幸せを望んだ。
…でも、本当はそれはほむらのエゴで、まどかが傍にいることは、自分の幸せなんですよね…
いつか敵対することになって、ほむらはそれでもいいの?!と思ってしまいました。

インキュベーターさんは今回はツメが甘かったというか…
彼らの能力の本質はイマイチ分かりませんよね。
一気に小物になってしまった気がします(笑)
デビほむにも簡単に掴まってしまいますしね~
ですが、最後のほむらを見つめる瞳は「覚えていろ…暁美ほむら…!」と言っているようにしか見えなかったので(笑)
次があれば、ほむらの監視をかいくぐって、本気を出してくれることでしょう。
私が思ったのは、とにかく「お前、また余計なことしやがって!!」でした(^^;

「ほむらが望んだ世界」に「ほむらが違和感を感じた」のは、
人間うまくいきすぎると怖くなることってありません?
心の中の「これでいいんだろうか」という不安、
また、ほむらは“本当の世界”を知っているため、
自分が望んだ世界は「まどかの想いを継いでいない世界」であることに、
最初は違和感を感じたんじゃないかな?と思います。

告知用ポスターの赤いリボンのほむらの横顔、私も好きです。
ただ、告知の『たとえ世界を壊しても』という言葉の意味は、
こういうことだったんだなぁと思うと切ないです…

私(と旦那さん)も色紙は「ほむまど」と「」来ましたよ~
もう1枚はマミさんとなぎさちゃんでした。
でも、杏子&さやかがどうしても欲しかったので、
某オークションで大人パワーを行使しました(^^;

でもほんと、まどか&ほむらが笑顔でいるイラスト、見ると複雑な気持ちになってしまいます。
最近発売された劇場版のカード(ウエハースが付いているやつ)も気が向いたらしているのですが、
アルティメットまどか&ほむらのイラストは…ちょっと…(T×T)

また、私は物語シリーズは名前しか知らないのですが(すみません)
2パターンあるのですね。
でも、私のようなコラボ作品を知らない人間にとっては、急に知らないキャラが登場したので、「…誰?」と思ってしまいました(^^;
もう少し分かり易かったら良かったなーと。
(尺的に厳しいかも知れませんが、物語シリーズの軽い説明があるとか)
両作品が好きな方へのファンサービスでしょうから、多くは望みませんが…
ほむら役の斎藤千和さんが、物語シリーズのメインヒロイン・戦場ヶ原ひたぎ役でもあるのですね。
それでしたら、声優さん繋がりのキャラを出してひとネタ欲しかったですね~

それでは、また調子が良くなりましたら遊びに来て下さい!
…何かが憑りついたように購入したまどかグッズ、
写真は撮ったもののまだアップしていないので(笑)
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ドMというかドSというか…>シンジンさん (Mimita(管理人))
2013-11-18 03:18:08
シンジンさん、劇場版前・後編を視聴して予習もバッチリで新編を観に行かれたんですね!

私は前半のマミさんvsほむらの演出が大好きでしたが、
後半の共闘シーンは「皆頑張れー!」と応援したくなるような、
こちらにまで彼女達の一生懸命さが伝わってくる戦いでしたね。
仲間や友達のために、皆で協力して…という戦いは私も好きです♪
共闘は燃えますよね!!

で、良いシーンで終わるかと思ったら、凄いトラップが待っていた訳ですが…(^^;
私もまどかがほむらを迎えに来て終わるのかと思っていたので、
あの展開は正に予想外でした…
改めて考えると、「まどか」のダークな世界観を凝縮した感じではありますが…

シンジンさんの仰る通り、誰も幸せになってないんですよね…
特にほむら、ひとりになっちゃったんですよね…
ほむらは、敵になってもいいからまどかを手離したくない…
それはまどかへの親愛より、自身の欲望が勝ったように感じました。
(劇中ではほむらはこれを「愛」だと言っていましたが…)
愛には色んな形があって、時に真っ直ぐに強く、時に歪んで更に強くもなる…
そういうことを想わされました。
何もかも忘れさせて、それは結局、彼女が望んだ「偽りの世界」、
つまりキュゥべえ達の結界の中で作り出していた世界と、
同じものになってしまったことに皮肉を感じました。

これで、ほむらファンの方がどうなってしまうのか、本当に心配な所です。

続編は…ありそうですよね。
まどかなら、きっとほむらを許すんだろうなぁと思いますが、
一度は救済の手を振り払ったほむらが、
それを素直に受け止められるのだろうか、と考えてしまいます。
もし、ほむらが道を間違ったことに気付いて、まどかや、他の魔法少女達が彼女を許してたとしても、
自分で自分が許せないかも知れませんね。
罪を背負って生きていけるほど、彼女は強いのだろうかと。
…そもそも、この道を選んだ以上、もう後には戻れないと思っているかも知れませんが…

アルティメットまどかと悪魔ほむらの戦いが見られる日が来る…ような気がします。

シンジンさんが「まどか」世界の住人だとしたら、
考えはさやかに一番近いのかな?と思いました。
マミさんや杏子も、真実を思い出したら同じ感情を抱くと思いますが…
特に杏子は、魔女化したさやかに対して、
「ひとりぼっちは、寂しいもんな」と、共に逝くことを選んだのですから、
ほむらの選択は絶対に許せないと感じるんじゃないかな、と思いました。

Egoistの「All Alone With You」、聴いてみましたが、良いですね!
今回のストーリーにも合っていると思います。
まどか視点とほむら視点が交互に表現されているように感じました。

スターウォーズは連想しますね(笑)
ダークサイドに堕ちたほむら=ダースベイダー的な。
スターウォーズもダークサイドに堕ちるきっかけが「愛憎」でしたし…
最後はベイダー卿の父としての愛が息子のルークを救った訳ですが、
「まどか」の世界ではどうなるのか…
本当に続編作って欲しいなー!と思います。                          
今回のキュゥべえさんは…何だか残念な感じでしたよね(笑)
TV版は繰り返す時間の中で、ほむらがキュゥべえを倒す度に、
「おおぅ…(゜-゜;」と思っていましたが(特に蜂の巣になるシーン)、
あれだけの数がいましたし、キュゥべえが邪魔しなければ、円環の理は正常に動いた訳ですし、
やられても可哀相に思わなくなってしまいました(笑)
それより、「キュウ?」とか…コイツいつまで猫被ってるんだと(--#
お前はそんな可愛らしい奴じゃないだろ?…とか思いながら観てました(笑)        ですが!何度も言いますが、ラストシーンのキュゥべえの瞳は、
「覚えているがいい…暁美ほむら…!」 
という復讐に燃えた瞳に見えたので、次回作があれば、きっと(悪の)活躍してくれることでしょう!
次回作のタイトルは「インキュベーターの復讐」でいいんじゃないかと思ってます(笑)

シンジンさんの感想がお聞きできて嬉しかったです!
ありがとうございました(^-^)♪
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ドM悪魔ドSほむら・・・ですかね? (シンジン)
2013-11-18 22:07:42
もし次回作が出来るなら怒りの感情を爆発させたインキュベーターが観てみたいですね!!!                                                   僕がほむらのやったことを忘れちゃいけないと思ったのはさやかの言葉があったのと大きな要因はまどかにリボンを渡す場面で(ホントは一緒にいたいのに何無理してんだよ。)と思ったらからです。叛逆の物語を観て虚淵さんがストーリー原案を担当したpsycoーpassという作品である人が自分の居場所を捨ててでもある人間を殺そうとした気持ちが理解できたりエヴァの旧劇を観に行った人は違う世界にいる感覚を抱えながら生きていたのかな?と思うようになりました。前にエヴァは恩人の様な作品と書きましたがそういう気持ちになったのはQを観に行った影響であり旧劇だけを観ていたら問題作のままだったと思います。ちなみに僕のまどマギのキャラクターに対する気持ちとほむらの気持ちを表しているであろう曲は影山ヒロノブさんのfollow you 君とともにです。                                                   今放送中の仮面ライダー鎧武で虚淵さんがキャラクターの破滅を朝の時間でどこまでやれるのか楽しみでしたが前編を見た後だと身構えとかなきゃいけないなと思いました(爆)                                                                                                                             
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復活しました! (osafumi)
2013-11-19 10:00:15
ご心配いただいてありがとうございます。
職場の先輩もまどマギを観た後高熱を出したので、デビほむの呪い、確定ですね(笑 先輩も私も今回のストーリーに否定的なので呪いが...)

TBSで深夜やっていた、昨年の劇場版を先日観たのですが、OPルミナスのほむらとまどかのいちゃつきシーンで思わず「あー!」と声が出てしまいました。
観れば観る程、TV版は素晴らしいなと...

物語シリーズとのコラボは、全部で4つのようですね。
両方シャフト=新房作品ということで共通CVも多くて、
第1弾の扇はマミさん、第2弾の火憐&月火の火憐はさやか、第3弾の八九寺はQBと同じ声優さんになっています。
扇は物語シリーズファンでもあまり馴染みがないので、第1弾とはホントに意外でした。

もし次回があれば、なんやかんや言いながらやはり観に行ってしまうと思うので、いい意味で裏切って欲しいですね。
「ごめん、俺が悪かった」と言えるような完結編を、心の奥底で期待しています。
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判断が難しいですが…>シンジンさん (Mimita(管理人))
2013-11-30 02:03:39
シンジンさん、ん~難しい所ですね(笑)
悪魔ほむらは、まどかと敵対してもいいという辺りはドMですが、
まどかとの時間を邪魔する者が現れたら、ドSになる気がします(笑)
インキュベータ相手には、どちらのほむらも既にドSですが(笑)これは仕方ない…

インキュベーターの逆襲、見てみたいですよね!
キュゥべえさんの本気はこんなもんじゃないだろう!と(笑)
・・・何か今回は小物臭漂っていたので(^^;
(悪魔ほむらがインパクトあり過ぎたせいですが)
やっていることは結果的に悪魔ほむらを生み出すという大変なことになりましたが、
何かちょっと地味だったかなぁ…と。

パンフを見たのですが、実は虚淵さんは
『ほむらは魔女になるが、まどかがほむらを連れて行く』
という完結編的なストーリを考えていたそうです。
しかし、新房総監督・岩上プロデューサーが、
『この後続く物語にしたい』と言ったことから、虚淵さんもどんどん悩んでいたそうで…

そこで、新房総監督の『いっそまどかとほむらを対立関係にさせるのもアリかも知れない』
とポロッと零した一言が突破口になったそうです。

…このシナリオ、絶対虚淵さんがアイディア出したんだって思いますよね。
私もパンフ読むまでそう思ってました(^^;
私達の虚淵さんに対するイメージって一体…(汗)

ですので、仮面ライダー鎧武はこんなびっくり展開にならないかも…でも虚淵さんだしなぁ…(←結局こうなりますね(笑))

いろいろな作品を観て、自分なりに感じたことを噛み砕いて、どんどん吸収していって…
シンジンさんは凄いなぁと思います。
映画を楽しんで、そこから更に深く考えて、色んな立場や目線で物事を考えられるようになるといいですよね。
難しいことではありますが…
あ、たまに、演出上仕方ないとはいえ、
「コイツはどうしても理解できない!」というキャラもいますけど(笑)

ほむらがまどかにリボンを結ぶシーン、
泣きたいけれど、悪魔になったほむらには、もう流す涙もないのかも知れない、と思いました。
ほむらが得たもの、失ったもの、それを彼女自身がこれからどう考え、どう行動していくのか、
とても興味があります。
…ということで、続編希望です!

イメージソング、また聴かせて頂きますね。
私も結構、キャラクターやその場面、作品のイメージソングを探すのが好きだったりします(^-^)

コメントありがとうございました♪
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お元気になられて良かったです!>osafumiさん (Mimita(管理人))
2013-11-30 02:19:55
osafumiさん、復活されたようで良かったです!

何と、職場の先輩まで…こ、これは確実にデビほむの呪いですな(゜-゜;恐ろしい…

私は実は、今回のストーリー、結構好きなんですよ(笑)
私がほむほむ大好きだったら発狂していたかも知れませんが(^^;

杏子スキーとして、杏子のように客観的に見ると、
人間、特に少女の弱さ、そして底知れない欲望、それに至るまでの葛藤、それらがよく描かれていると思いました。
正に、スクリーンにいるのは私達と同じ“人間”が抱く感情そのものだと感じたんです。
愛が招く喜劇も悲劇も、前作やTVシリーズを含め、全て描いているような「まどか」という作品は、凄いなと素直に思いました。
どうしてこんなに人間の心理が分かるんだろう、って。
何だか感心してしまった位です。

また、絶対続編あるでしょ!
という余裕もあったりします(笑)
あれで、全国のほむほむスキーを泣かせたまま終わっちゃ駄目ですよ!
誰1人幸せになれない結末は、「まどか」には似合わない気がするんです。
やっぱり、まどかや皆の笑顔は最高ですからね!(^-^)

それにしても、ローソンに行くとよく新編の主題歌が流れているので、
何とも微妙な気持ちになりますね(^^;
私もさすがに、この後でTVシリーズや前・後編を見たら、新編とのギャップに頭を抱えてしまいそうです(苦笑)

物語シリーズとのコラボ、そんなにあるんですか!
映画の性質上、リピーターさんも多いと思いますし、週替わり特典や、100万人突破記念の特典などがお目当ての方もいらっしゃるでしょうが、
全部見るとなると大変ですね(^^;
第1弾と言えば、一番の有名所をもってきそうな所ですが…
色々と事情があったのでしょうか?
他のバージョンも観に来てね!という意味もあったのかも知れませんね(笑)

次回があれば、ほむほむファンが少しでも救われる展開になるといいな、と思います。
TVシリーズでも、「これ…まさかの世界崩壊エンドじゃないよね?」と、最後まで心配させた「まどか」ですから!
良い方に裏切られる可能性も十二分にあると思いますよ(^-^)
落ち着いた頃に、次回作の話なんかが出て来ると良いですよね。
あ、次回作で「何てことしてくれたんだー!!(怒」的な展開になりましたら、
私もブログに遠慮容赦なく書かせて頂きますので、osafumiさんもどうぞ思いの丈を吐き出して行ってください!
…そうならないことを、心の底から願いつつ。

「まどか」という作品が、最後の最後に、素晴らしい展開を用意してくれていることを、切に期待しています。
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