ヤマトオーディオとインプレッサGT7

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SONY MDP-711 LDplayer

2023-03-30 11:15:00 | オーディオマニア
 ヤマトマニア熱が加熱して、技術の進展と共に散財していた頃。
 ビデオテープからレーザーディスクへと変遷した。
 レーザーディスクが永遠の物と信じて、レーザーディスクプレイアーを購入した。
 その初代がMDP-711であった。
 その後レーザーディスクプレイアーの老舗のパイオニアに買い換えるのだが、その時代は既にDVDに変わりつつある時代であった。
 MDP-711はそんなに使う事もなくお蔵入り。
 何の故障もしていないのにお蔵入り。
 悲しいね。
 でこの時期に引っ張り出して来たのは、CDの音が聴きたかったから。
 電源がOKだったので、次はゴムベルト、次に稼働部のグリスアップ。
 やる事は同じ。
 最初CDドライブ用のスピンドルモーターが、定位置に来なくて困ったが、ケーブルが抵抗になっていた事を発見し解決。
 次にディスクを置いてもクランパーとモーターの位置が離れ過ぎている。
 どうやってディスクを回すんだ。
 機構が解らなくて悩んでいたが、LDディスクを置いて動作させてみたらそれが解決した。
 何とトレイごと下に下がる仕組みであった。
 これは凄い。
 下がる動作は見応えがある。
 下がるがディスクが回転しない。
 何回か収める動作を繰り返しているとやっと回転した。

 だが認識しない。
 再度収める。
 認識する。CDもやってみる。
 トレイが下がりディスクが回転する。認識したりしなかったり。
 どうやらレーザー出力が弱いのか。
 ネットでやり方を検索し、実行に移す。

 レーザーピックアップの裏基板に、調整ダイアルがあり、矢印と大の文字が刻印されている。

 大の方向に少し回し(反時計)、動作確認、底板を戻し電源を入れようとするが、電源が入らない。
 何故だ?
 コンセントから分岐筐体コンセントへ、そこから電源基板、リレー、コンデンサーへは100ボルトは来ている。ヒューズ切れは無し。
 メインのトランスへも行っている。
 もう一つのトランス。
 こちらも行っている。
 そのトランスが取り付けられている基板の反対側にある基板を見たら、ガラス管ヒューズが二本もあるじゃないか。
 見たら二本とも黒い。
 どうやらこれが原因だった様だ。
 何故こんな所のこんな物が切れるのか。
 この基板の役目は何だろうか。
 基板上に表記は無い。
 鉄板でシールドされだ箇所が2つもあるところを見ると恐らくRF、電波信号関係か。
 これにはRCA映像出力と、S端子出力、RFアナログテレビ電波出力も装備している。
 だから内部構造が複雑になるんだ。

 不思議で仕方が無いが、古い物なのでこんな事もあるのか。

 ヒューズは地元では手に入らないので、普通に通販で手に入れるのであった。
 ヒューズは125ボルト5アンペアだから量販店には売っていない。
 量販店に置いてあるのは250ボルトだけ。

 125V5Aのガラス管ヒューズが来たので取り付け。
 見事に電源復活。
 しかし再開時にCDが再生されたものの、2度目の再投入時には再生されず。
 クローズ表示が点滅するだけ。
 LDはトレイが下降し、スタートボタンを押すと再生を始めた。
 LDは問題なし。
 問題はCD再生だ。
 クローズを認識しないなんて何が原因か?

 解決策が見い出せないので、当てずっぽうでトレイ&リフト動作ベルトをキツ目の奴に交換してみるか。

 ディスクトレイ&リフト用のゴムベルト交換、プーリー脱脂をして通常に動く様になった。
 長いメンテナンス期間であった。
 重要なのはゴムベルトと動作部の円滑化なんだよね。

 試聴中。
 本来ならLDプレイアーだから視聴なんだけど、目的がCDリファレンスだかね。
 音質は良いね。制動の効いた高音域、豊かな低音域。
 聴きやすい音設計だね。
 15万円のお値段なりだな。
 スペックはWEB検索しても出て来なかったが、恐らくDACはマルチ18ビット。
 20万円級の音だよ。
 心配なのはCD用ディスクスピンドルモーターが別だと言う事。
 ディスクを入れるといちいち位置決めで動くのだが、接続されるケーブルの束が下の基板にこすれているんだよね。
 このケーブルの束が何かに引っ掛かるとモーター移動が不具合になる。
 これは考えもんだね。