今日は手術の時の事を・・・。
私はその日、2人目の手術だったので、11時からの予定でした。
もちろん、朝食はなし。でも、お腹を綺麗にするために下剤をいただきました(笑)。
手術時間が近づくと看護士さんが来て私は手術着に着替え下着は紙でできた『ふんどし』
みたいな物をつけました。病室のベットがそのままストレッチャーになり、いざ手術室へ
テレビでよく見る大きなライトのある手術室。心の中で「わぁ、テレビと同じ♪」と
妙に感動してました。
まず、手術室には麻酔医と看護士さんがいました。まず、腰当たりに皮膚の表面を
麻痺させる麻酔の注射。その後、脊髄注射。麻酔医の先生が上手だったせいか、
全然痛くありませんでした。麻酔が効いてくると下半身がポカポカと温かくなります。
麻酔が効き始めたところで執刀医の先生達(4名)が入場私は下半身麻酔だったので
睡眠薬を点滴しました。睡眠薬なので、「眠い・・・眠い・・」と寝てしまうイメージが
あったので、私は手術台の上で「やばっ、眠くならない!お酒の飲みすぎで睡眠薬が
効かないのっ?」なーんて思っていたのですが、次に気がついたら手術は終わっていました。
気絶するように寝てしまったようです(笑)。手術前に執刀医の先生に「どうせお腹を
切るんですからついでに、お腹の脂肪もたくさん取ってください」と頼んだのですが、
丁寧に拒絶されました(爆)。
手術は手術室に入ってから出てくるまで2時間ぐらいだったそうです。かわいそうなのは
付き添っていた母です。手術が終わったら担当医から説明があるのですが、その時に
私のお腹から切り取った物(腫瘍)を持ってきたそうです。母は「いいですっいいですっ
見せないで下さいっっ」とお断りしたそうです(爆)。
次の日から「はい、歩いて!」と鬼のリハビリが始まりました。寝てばかりだと腸閉塞に
なりやすいそうです。しかし、さすがにお腹を切ったので起きるのも大変。ベットが
リクライニングだったので、グィーンと思いっきり上げて、それから、お尻の方から
そろそろとベットを降りていきました。咳をするのも腹筋を使うってことが実感できました。
私が入院した病院は個室しかなく、病室にトイレもシャワーもあったので、すごく楽でした。
「トイレに行きたい・・・」と思っても、動きがとても遅いので遠い所にトイレがあったら
間に合っていなかったかも・・・(笑)。手術後は腰を曲げてそろそろと歩いていたのですが、
日を追うごとに傷が癒えてくると腰もだんだん伸びてきます。まるで人類進化論を
一人でやっているような感じでした。
傷はホッチキスの針のようなで止めてあり、抜糸は本当に文房具のホッチキスの
針抜きみたいなので取ってました。傷はまるでフランケンシュタインのようでしたよ。
一番辛かったのが、点滴の針。普通の針より太く、刺した先生が研修医みたいで、
あまり上手でなく、ものすごく痛かった・・・。術後、微熱が下がらなかったので、
抗生物質を何日も点滴して、それが一番大変でした。
・・・暴れないでください・・・