米軍のアフガン撤退

トランプ大統領の目標はアメリカが国外紛争から手を引くこと

それもいいのでは? 

紛争は当事者に任せて 放置が一番

お互いに殺しあいでも やらしておけば じゃんじゃん人がいなくなり 消滅すればいいのだ

 

AC通信 No.775 Andy Chang (2020/02/25)
米軍のアフガン撤退

最近はコロナウイルスのニュースばかりであまり話題になっていないが、アメリカはアフガニスタンのタリバンと平和交渉を二週間ほどつづけていて、今週末には平和交渉が成立すると思われる

平和協定でアメリカ側は135日以内に米軍の兵力を13000人から8600人に減らすとしている。マイク・オンペオ国務長官は25日、「最終結論は出ていないがアメリカは暴力の削減がなければ平和協定にサインしない」と述べた。

トランプ大統領の目標はアメリカが国外紛争から手を引くことである。アメリカは前後20年も中東の動乱に介入している。アメリカ国民は戦争反対、外国の動乱介入に反対である。報道によるとアメリカは20年の中東介入で死者2900名、負傷者2万名を出したという。

ブッシュ、クリントン、オバマ、トランプと続く歴代大統領は様々な手段で中東の平和に介入してきた。オバマとヒラリーはアルカイーダに武器を提供してチュニジアからリビア、続いてエジプトの「独裁者」を排除して民主政権を作った。エジプトの次に提供した武器をシリアに移そうとしたが、アルカイーダが拒否したのでベンガジ事件でアメリカのスティーブン大使などが殺害された。オバマがシリア介入に失敗したのでシリアは反アサド、クルド族の独立運動、ISISの反乱が起き、トルコとロシアも介入した。

トランプはシリア撤退の次にアフガニスタンの兵力を削減する。アフガニスタンの現政権はアメリカが作った暫定的平和だが反対派の暴力事件が続いている。今回の平和交渉は現政権のAshraf Ghani大統領の政権を5年維持することを条件に反対派と平和交渉している。反対派のAbdullah Abdullahは既に勝利宣言をしたので平和協定が成立してもGhani政権が長続きするとは思えない。

平和交渉はアメリカ側のZalmay Khaliliad代表とアフガン側の15名が参加している。アフガン側15名とはGhani政権の代表5名と反対派の代表10名である。各々の主張が違うので平和交渉はかなり難しい。アメリカは135日以内に兵力を8600名まで削減するとしているから平和協定のあと暫く動乱が起きなければよい。

アメリカは過去20年の中東介入で得るものはなかった。トランプは歴代大統領が成功しなかった中東から撤退を成功させたことで選挙を有利にするはずだ。

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