『世界を震撼させた歴史の国 日本』

 

「宮崎正弘の国際情勢解題」 令和弐年(2020)2月26日

 突然ですが、新刊が出ます(明日発売)
  高山正之 vs 宮崎正弘 激辛対談
  『世界を震撼させた歴史の国 日本』(徳間書店)

縦横無尽に白村江から大東亜戦争へいたる日本史の裏側を討論!
 『古来から日本はすごい外交力の国だった』(高山正之)
 『無法国家に取り囲まれたいまこそ断固たる国家意思を示せ』(宮崎正弘)
  ♪ 
高山正之 宮崎正弘『世界を震撼させた歴史の国 日本』(徳間書店、1540円)
https://www.amazon.co.jp/dp/4198650306/ref=sr_1_1?qid=1582655955&s=books&sr=1-1
 (予約募集開始)

 『情報に裏打ちされた聖徳太子の外交』
『遣唐使を廃止した菅原道真』
 『朝鮮通信士は日本の大赤字』
『朝鮮半島の混乱に引きずり込まれた日清戦争』
(まえがき、より)
戦前までの日本には国際常識に基づいた外交がありました。古代から中世、近世、近代までの日本の指導者には、逞しく雄々しく、卑屈にならず、国益を主張できる基本の外交が備わっていました。武士道が大きな役目を背負っていたからですが、他方で倫理性が高いため、欠点は騙されやすい欠点も露呈しました。過剰なほどのお人好しが国益を追求する外交を間違えるという失態が往々にしておこります。
(略)「日中友好」と口で唱えつつも、中国は「隙あらば、尖閣諸島をもぎ取ろう」と虎視眈々と窺い、国産の空母を就航させ、次々と軍艦や海警を日本の領海ならびに周辺海域に派遣しています。
 ところが平和惚け日本は、あろうことか石垣島の漁民に向かって、「我が国の領海である尖閣諸島には近寄るな」と漁労を規制している始末です。ありもしなかった「南京大虐殺」をアメリカと一緒になって声高に吹聴して映画まで作り(結局、この映画はお蔵入り)、おかしな宣伝機関の孔子学院を日本の大学にせっせと増設し、北海道の植民地化を隙あらばと狙い、そのうえで自分たちの作った毒ガス兵器の処理に、日本が作ったのだと出鱈目を言って日本政府から一兆円近くをせしめた。
 (略)
 列強が展開している外交と日本のそれとは決定的な違いがあります。美意識です。
 まず相手の対場を忖度し、最初から譲歩する。戦争にしても、皆殺しという発想がない。欧米ならびに中国、韓国とここが違います。
 外交は冷徹に国益を徹底的に追求するわけですから、情が加えてはいけない。倫理や道徳は外交にあってはときに優先されません。
 日本のようにスパイ防止法がなく、情報管理におざなりだったことは西側を呆れさせましたが、情報の共有を同時に急がなければならない。
 新型肺炎(武漢発コロナウィルス)にしても昨師走から武漢で蔓延していた事実が判明していたにもかかわらず、北京政府は真実を隠蔽し、しかもWHO(世界保険機構)に圧力をかけて「緊急事態宣言」を1月31日まで出させなかった。WHOへの批判が世界中で起きたのも当然です。「WHOは中国の代理人か」と批判され、ようやく緊急事態を発令したときは手遅れでした。
 中国国内ばかりか、コロナウィルスは世界各地に伝播してしまい、2020年2月段階でおそらく罹患者は十万を超えています。この甚大な被害の急拡大は、あげて中国に隠蔽体質と情報操作が原因です(以下略)。

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