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岩田温『バカも休み休み言え!』(ワック)
宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024年)10月31日(木曜日)弐
通巻第8483号
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76%の有権者が大統領選挙後の『暴力』を懸念している
大暴動か、銃撃戦か、それとも内乱。国内治安維持に軍を動員するか?
書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
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保守の新星論客、懈怠の日本政治家たちを一刀両断
知覧の特攻隊記念館で号泣した茶髪、ピアスのなよなよ男子
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岩田温『バカも休み休み言え!』(ワック)
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日本を貶める輩を俎上に乗せて一刀両断。国益を考えないで私益に走り利権を貪り、政治をここまで低俗にしたのは誰と誰だ。議員らの実名を挙げて斬りまくる痛快な書物だが、石破批判など多くがやっていることで、この稿では省略。
まず涙がでた一ヶ所。
鹿児島で茶髪にピアスの若者三人を拾ったタクシー。「知覧へ遣ってくれ」。こんな軽薄な連中が?と疑って乗せたが、一、二時間ほどまって再び乗ってきた三人は来るときのバカふざけをやめて沈黙していた。翌日もまた『知覧へ遣ってくれ』。驚いたのは茶髪を散髪して短髪にし、ピアスを外していたこと。車中は無言、そして弐回目の見学帰り、三人は号泣していた。
特攻隊の魂が、乗り移ったのである。戦後教育をうけて特攻は犬死にと教えられたz世代の若者とて、日本人の血が通っていたのだ。
特攻隊に関して言えば錦江湾を挟んだ鹿屋にもあるし、靖国の展示にもある。知覧のほうが有名なのは映画にもなったからだろう。
評者(宮崎)は知覧鹿屋佐世保などに加えて第一号の特別攻撃隊機が飛び立ったフィリピンのマニラの北郊外にある大西中将の碑、地元フィリピン人が建てた特攻隊記念館にも行っている。流れてくるのは滂沱の涙である。
その場で献花し「海ゆかば」を歌った。
さてもう一ヶ所は日本にとって実に由々しき話。
自民党の松下新平参議院議員の外交顧問が中国のスパイだった。警視庁はふたりの中国人女性を逮捕したが、うち一人が参議院議員秘書の肩書きで通行証まで保有していた。
米国でもファインスタイン前上院議員(カリフォルニア選出、民主党)の秘書を二〇年つとめていた人物が中国のスパイだった。
直近でもホウクルNY州知事の女性補佐官が中国にスパイだった。この中国人スパイは十年間も知事オフィスにいて台湾代表の面会要請など、勝手に断っていた。
これは米国を揺るがせた大事件である。その同類が日本の国会議員の秘書(それも外交顧問格)を務めていたことは大問題ではないか。
この秘書は議員と行動を共にして外務省や通産省のレクチャーにも同席していた。行政府の機密情報や立法府の重要事項が漏洩した可能性は否定できないだろう。
週刊誌は議員と秘書の男女の関係を推測していたが、岩田氏は「基本的に国会議員の資質が男女の関係で否定されるべきものではないと考えます。家族が怒るのは理解できますが、国益を害さない限り国民には関係が無い(中略)。それが外国人女性であり、しかも中華人民共和国に派遣された女性であったなら、これはまったく問題が異なる」(56p)。
つまりハニートラップではないか。
ところが。ところが。逮捕理由はスパイ容疑ではない。共謀してマッサージ店を整体院と詐り、国からの新型コロナ対策の持続化給付金近100万円をだまし取ったというのが逮捕理由だった。
日本にはスパイ防止法がないから詐欺罪で起訴するしかないのだ。
また日本おける中国の闇警察の問題が浮上しているが、これは逆に日本における中国人の活動を見張っているのである。
自国民を信用しないで中国警察の派出所を設置するなど、中国情報機関の暗躍ぶりは凄まじいものがある。
本書の基底に流れるのは祖国への愛国心である。
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