ロッテ王手ならず…西村監督不運に泣く

2010-12-18 21:14:07 | 日記
 【ロッテ3―4中日】最後のひと押しが足りなかった。1本出ればサヨナラ勝ちという場面を逃した直後に決勝点を許して2勝2敗。王手に失敗したロッテの西村監督は「そういう時もありますよ。負けてもまだタイでしょ」と自分に言い聞かせるように声を絞り出した。

 2度のサヨナラ機。不運もあった。9回2死二塁、西岡の打球は、いつもと違う右翼から左翼へ吹く風に流されて数十センチ左に切れてファウルに。延長10回1死満塁では福浦がフルカウントまで粘った末に三直。三塁ベース付近への打球を捕球した堂上直はそのまま三塁ベースを踏んで併殺で終わった。決勝点を許したのはその直後の延長11回だった。

 先発・唐川が本来の出来でないと判断して4回途中で見切った。古谷をワンポイントで投入し、小野にスイッチ。ミスが重なった5回に同点とされたが6、7回は踏ん張って流れを失わなかった。積極的な継投の中で誤算といえば、延長戦が12回までのシーズン中とは違う点か。今シリーズは第7戦まで延長15回まで戦う。8回から内、10回から伊藤を投入したが、2イニング目となった11回に伊藤がつかまった。「15回まであるので投手も野手も、起用法はシーズン中とは違うものが出てくる」と指揮官。延長戦で守護神・小林宏、薮田を起用しないまま敗れ、後味の悪さが残った。

 指揮官は「あしたもここ(千葉マリン)で試合ができる。切り替えてやります」と言った。第5戦は今季最後の本拠地での戦い。大声援を味方に、今度こそ日本一に王手をかける。

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早大Vパレ―ド「斎藤佑樹は仲間に恵まれました」

2010-12-18 21:13:46 | 日記
 【早大10―5慶大】早大野球部は試合後、恒例のパレードを行った。明治神宮外苑の美術館前から約3000人が列を組んで新宿区の大学キャンパスまで行進。ナインは、JR高田馬場駅付近の西早稲田キャンパスから合流し、約3キロを一般学生らと一緒に行進した。

 優勝祝賀会では斎藤が「斎藤佑樹、22歳です。斎藤佑樹は仲間に恵まれました。みんなに感謝です。明治神宮大会、頑張ります」とあいさつ。1年生だった07年春の同じ舞台では「わが早稲田大学野球部は一生勝ち続けます」と絶叫したが、3年を経て大人のあいさつに大歓声が上がっていた。

 ▼早大・土生翔平外野手(3年=・386で初の首位打者)優勝した中で獲れたことが、とてもうれしい。きょうは1番を任されて、4年生のために何が何でも出塁しようと思っていました。

 ▼明大・野村(最優秀防御率賞の来秋ドラフト1位候補右腕)ドラフト1位の投手たちと一緒にやらせてもらって励みになった。斎藤さんにドラフト当日“来年はおまえだ”とメールをもらいました。六大学を引っ張っていきます。

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磐田12年ぶりV!エース前田が2発でMVP

2010-12-18 21:13:24 | 日記
 日本のエース襲名だ!ナビスコ杯決勝は3日、国立競技場で行われ、磐田が延長の末に5-3で広島を破り、12年ぶり2度目の優勝を飾った。FW前田遼一(29)は後半終了間際の44分に起死回生の同点ゴールを決めるなど、2得点2アシストと大活躍。MVPを獲得。視察した日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)にはレギュラー獲りを強烈にアピールした。

 常にゴールを狙うどん欲な姿勢でダメを押した。4―3の延長後半4分。FKからDF古賀が頭で流したボールを左サイドで受け、ドリブルで抜け出してGKと1対1になった。左足で放たれたボールは日本代表MF森崎和の足に当たり、逆サイドのネットに吸い込まれた。「思い切り打ったら、足に当たって入ってくれた。ラッキーでした」。12年ぶりの戴冠、そして自身のMVPを決定づけるこの日の2点目。サポーターと喜びを分かち合おうとしてゴール裏の看板を飛び越えたが、目に飛び込んできたのは紫のユニホーム。「走っていった瞬間にヤバイと思いました」。サポーターが陣取る位置を間違えるほど、喜びにわれを忘れた。

 前半36分に船谷のゴールをアシストして先制したが、後半3分には逆転を許した。「必ずチャンスは来ると思っていた」。そう信じ続けてゴールを決めた。後半44分、右CKからMF那須が放ったヘディングシュートを相手GKがはじくと、すかさず詰めて左足で押し込んだ。延長戦での逆転勝利につなげた値千金の同点弾。「ケガで出られないコマ(駒野)のために、という思いもあった」。長期離脱を余儀なくされた仲間のためにも労を惜しまず、120分間攻守に走り続けて4得点に絡んだ。

 長い道のりだった。3度のJリーグ制覇を誇る名門だが、03年度の天皇杯以来6年間タイトルから遠ざかっていた。「自分が主力になってから、初めてのタイトルなので。本当にうれしい」。FW中山(J2札幌)、FW高原(韓国・水原)らの陰に隠れていた黄金期とは違う。自らがエースとして引っ張ってきたチームの戴冠だけに、喜びもひとしおだった。

 “御前”での強さは健在だった。10月16日の広島とのリーグ戦では1得点、同23日の浦和戦ではアシストを記録した。「意識はしていなかった」と言うものの、これでザッケローニ監督が視察した試合は4戦3発3アシスト。1月のアジア杯で日本代表に選出されることは確実視されているが、1トップのレギュラー獲りを強烈にアピールした。中山、高原と同じように、磐田のエースから日本のエースへ。前田は大きな一歩を踏み出した。

 ≪7年ぶりタイトル≫磐田が98年以来、12年ぶりのナビスコ杯制覇。Jリーグ3冠タイトル(J1リーグ戦、ナビスコ杯、天皇杯)では03年の天皇杯以来7年ぶりの戴冠。3冠タイトルでブランクの最長は東京Vが96年天皇杯(当時V川崎)から04年天皇杯までに記録した8年。今回の磐田はそれに次ぐ久しぶりのタイトル獲得となった。ナビスコ杯決勝は6度目の延長戦。過去5回はいずれもPK戦まで持ち越されたが、延長戦で決着したのは今回が初めて。広島は後半44分までリードしながら逆転での敗戦。99年の決勝で2―1とリードした鹿島が後半44分、柏に同点弾を許し、延長PK戦の末に優勝を逃したのに続く悲劇となった。広島は93年Jーグ創設時の10チームの中で唯一3冠タイトルがない。

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6度目の挑戦も…山本昌 記録更新ならず

2010-12-18 21:13:02 | 日記
 【中日4―3ロッテ】6度目の挑戦も、またもや白星には届かなかった。27年目、45歳2カ月での日本シリーズ最年長登板となった中日・山本昌が先発。3回1死二塁から西岡に先制二塁打されると、2死から井口に右越え2ランを浴び3回3失点で降板した。

 「あそこで本塁打を打たれてはいけない」。自身5度目となった同シリーズ初勝利を狙ったが、これで通算6試合で0勝4敗となった。「日本シリーズで勝つまで辞められない」と引退がよぎるたびに、モチベーションとしてきたが、挑戦はまたもやはね返された。チームは勝利したが、最年長勝利記録更新はならず悔しそうな表情を浮かべていた。

 ≪45歳2カ月で登板 最年長出場記録を更新≫山本昌(中)が3回3失点。45歳2カ月での登板は、50年若林(毎日)の42歳8カ月を抜く最年長記録。また、野手を含めても、72年スペンサー(阪急=内野手)の43歳3カ月を38年ぶりに更新する最年長出場になった。山本昌は06年にも41歳2カ月で出場。40代投手のシリーズ登板は4人目だが、40歳以上で2シーズンも出場するのは山本昌が初めてだ。もっともこの日は勝ち負けがつかず。40代投手の合計勝敗は1勝5敗で、前記若林の松竹第1戦の勝利以降、7試合白星から見放されている。

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西岡 惜しくもファウルでバット叩きつけた

2010-12-18 21:12:41 | 日記
 【ロッテ3―4中日】ロッテ・西岡が3回に先制打を放ったが、その後は無安打でチームも黒星。「切り替えていきたい」と言うしかなかった。3―3の9回2死二塁では、1ボールからの2球目を左翼ポール際へ大飛球。一塁ベースを回ったところで派手なガッツポーズもみせたが惜しくもファウル。

 結局空振り三振に倒れ、バットを地面に思い切り叩きつけて悔しがった主将は「あした(4日)もホームだし勝ち越して名古屋にいきたい」と力を込めた。

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