『帰らざる日々』 作詞 吉田拓郎
あの日の夢が浮かんでくるよなつかしくとも
ふり返ると そこは風
まちがいだらけの自分と知っても雨にうたれて
歩くだけさ 涙かくして
人にはそれぞれの生き方があるさ
たとえば横道へそれたとしても
太陽に向かって走っていればよい
泣いている奴も 怒れる人も 立ち止まる時
きっと後ろを見てしまう
人生という船が進むよ 海は荒れても
風がやんでも 帆を張って
はるかに過ぎた日に思いをめぐらせて
若さをなつかしむ ホロ苦い酒
明日のために 断ち切るんだ過去を
誰もがこうして月日の中でさまよいながら
手探りだけの 旅をする
たどりつく日も 安らぐ場所を知っているのは
運命という 言葉だけ