自分のモノサシ

~日々のあれこれを感じたままに~

風紋。晩鐘。

2008-10-10 | 
風紋〈上〉 (双葉文庫)風紋〈上〉 (双葉文庫)
価格:¥ 900(税込)
発売日:1996-09
風紋〈下〉 (双葉文庫)風紋〈下〉 (双葉文庫)
価格:¥ 800(税込)
発売日:1996-09


晩鐘〈上〉 (双葉文庫)晩鐘〈上〉 (双葉文庫)
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:2005-05
晩鐘〈下〉 (双葉文庫)晩鐘〈下〉 (双葉文庫)
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:2005-05



今年の4/11にブログした乃南アサの『風紋』上下刊と『晩鐘』の上下刊。
WAN友の文太母ちゃんが持っていて、貸してもらって読んだのです。
分厚いの4冊だから時間かかるだろうな~と思ったところが、読み始めたら面白くて、一日一冊ペースで読破できました。


犯罪の被害者家族と加害者家族がそれぞれに受けた傷、悲しみ、絶望を抱え、運命に翻弄されて、迷いながら光を求めて生きてゆくお話です。


本をお返ししてからも、たびたび内容を思い出しては「ふうぅ」と複雑な感情に浸っております。


私はかけがえのない母親を殺された真裕子の、成長とともにくすぶり続ける行き場のない想いが心に響いて、何度もシクシク泣きながら読み進めました。


全て読み終わっても、真裕子のもっと先の人生を知りたいなぁって…。
そして、建部さん。
あんなにいい記者さんは、なかなかいませんよ~現実。
ステキでした。


貸してくださった母ちゃんに感謝です。
本の分厚さに臆することなく、読んでみるものですね~。


しっかし、乃南の、登場人物みんなの背景やかかわり方の絶妙なバランス、スゴイね。
結局、凶器は何だったんだろう…。
c(゜^ ゜ ;)

コメント
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