風紋〈上〉 (双葉文庫) 価格:¥ 900(税込) 発売日:1996-09 |
風紋〈下〉 (双葉文庫) 価格:¥ 800(税込) 発売日:1996-09 |
晩鐘〈上〉 (双葉文庫) 価格:¥ 1,000(税込) 発売日:2005-05 |
晩鐘〈下〉 (双葉文庫) 価格:¥ 1,000(税込) 発売日:2005-05 |
今年の4/11にブログした乃南アサの『風紋』上下刊と『晩鐘』の上下刊。
WAN友の文太母ちゃんが持っていて、貸してもらって読んだのです。
分厚いの4冊だから時間かかるだろうな~と思ったところが、読み始めたら面白くて、一日一冊ペースで読破できました。
犯罪の被害者家族と加害者家族がそれぞれに受けた傷、悲しみ、絶望を抱え、運命に翻弄されて、迷いながら光を求めて生きてゆくお話です。
本をお返ししてからも、たびたび内容を思い出しては「ふうぅ」と複雑な感情に浸っております。
私はかけがえのない母親を殺された真裕子の、成長とともにくすぶり続ける行き場のない想いが心に響いて、何度もシクシク泣きながら読み進めました。
全て読み終わっても、真裕子のもっと先の人生を知りたいなぁって…。
そして、建部さん。
あんなにいい記者さんは、なかなかいませんよ~現実。
ステキでした。
貸してくださった母ちゃんに感謝です。
本の分厚さに臆することなく、読んでみるものですね~。
しっかし、乃南の、登場人物みんなの背景やかかわり方の絶妙なバランス、スゴイね。
結局、凶器は何だったんだろう…。
c(゜^ ゜ ;)