ひさ~しぶりに書きました。
これは放送会社で制作した番組で
使用した音楽をJASRACへ報告するための記入用紙です。
生演奏用のは青い紙、
この白いのは、CDなどの音源から使用したもの用です。
番組のタイトル、放送日時、
その中で使われた著作権のかかるすべての曲の
タイトル、作(訳)詞・作(編)曲者名、演奏(歌唱)者名、
レコード会社名、CD番号、
使用した長さ、テーマか背景かなどの使用形態、
外国曲は原詞で放送したか訳詞かそれともインストか、ということまで、
詳しく書かなければならないものなのです。
音楽の選曲・編集の仕事をしていた私は
10年くらい、毎日この作業をしていました。
これがね~けっこうメンドー…というか、大変なんです。
現場の人間ってこういう事務的なこと特に苦手だし~。
(;^_^)
でも思えば、この作業によって、
自分が真剣な思いで選び
構成を崩してまで使用させてもらった曲を作った人に
興味を持ってその曲を深く知るきっかけになったり、
そこから枝葉が広がってたくさんの制作者や音楽を見つけたり、
もたらされたものは大きい。
公共の電波を使って仕事をすることの
厳しさと緊張と興奮と大切さを知らしめてもらった一端でもあります。
あの頃は一日、50曲くらいの新しい音楽と出逢っていたからなぁ。
ものっすごい吸収の時期でした。
そしてもちろん、
私が今歌いたい歌をいっぱい見つけられて
その曲に色んな角度からアプローチできる自分を実感できるのは
あの頃の毎日があったからかな~なんて思います。
あの頃がもしなかったら、
全然違う感じ方していただろうなというものがいっぱいあります。
とにかく、昔も今も、
この世に音楽がわんさか溢れていることに
感謝して生きています。
…でも、この用紙の記入は大変です。ホント。
うっかりためちゃったら、地獄を見ます。
(; ̄▽ ̄)