プチ日記。

おうちパンマスターとしての活動やフラのこと、7歳5歳の男児2人の育児に追われる日常のことをのんびり綴っていきます〜。

妊娠初期の気持ち

2009年12月27日 | マタニティライフ
先週末、無事に安定期に入り、だいぶ落ち着いたマタニティーライフを送れるようになって来たわけですが。
ちょっと妊娠初期の頃の私の思いを書いておきたいと思います。
せっかくのおめでたい報告にも関わらず、後ろ向きな気持ちばかりの文章なので、不快に感じられる方はスルーしてくださいね。


***

今思い返しても、妊娠初期は精神的にきつい期間でした。

不育症に関する研究は、ここ最近で急速に進んでいて、おかげで原因さえはっきりすれば、次の妊娠ではかなりの確率で無事出産ができるようになっているそうです。
訳もわからないまま何度も流産し、結局赤ちゃんを諦めなければならない時代がつい最近まであったことを考えると、希望を持てるだけでもとてもラッキーなことだと思います。
ただ、今はまだまだ未解明な部分も多く、散々検査した挙句、原因不明のこともあります。
また、複数の原因が混在していることも多いので、ひとつの原因がわかっても、果たしてその治療だけで次は大丈夫なのか・・・?と不安は尽きません。
私の場合も、胎児側に問題がなかったことははっきりしているのに、私に絶対的な原因が見つからず、一番怪しい部分の治療をしている・・・という状態です。

こういう経験をしていない普通の妊婦さんは、妊娠したら赤ちゃんは無事に生まれるもの、と思っていると思います。
流産という言葉は知っているし、現実にけっこうな割合で起きていることもご存知かもしれませんが、でもやはりどこかで「自分には起こらないだろう」と思うんじゃないでしょうか。
もちろん悪い意味で言っているんじゃなく、これは本当に幸せなことだと思うんです。
実際、私も初めての妊娠のときはそうでした。
でも、何度も続けて流産すると、妊娠しても流産する方が普通、無事に生まれてくれることの方が想像できなくなっちゃうんですよね・・・。

だから、妊娠判明当初は、喜びより不安の方がずっとずっと大きかったです。
特に前回は、心拍も確認でき、ひどいツワリも続いているし、もう大丈夫だろうと出産後の幸せな生活を描き始めていた矢先の出来事だったから、本当にダメージが大きかったんです。
だから、少なくとも初期の段階を越えるまでは、絶対に大丈夫だとは思わないようにしよう、出産後のことなんか考えないようにしよう・・・と頑なに気持ちを抑え込んでいました。(先生からは、12週がとりあえずの山だと言われていました)
検診で元気な姿を確認してどんなに嬉しくても、ちょっと幸せな未来を想像しそうになると、まだダメ!と。
「もう大丈夫」って思うとダメになるような気がしていたんですよね・・・。
でも一方では、もし恐れてることが現実になってしまったら、私はもう一生赤ちゃんを抱くことはできないのかもしれない・・・と目の前が真っ暗になりました。

そんな状態だったから、毎回の検診は恐怖以外の何ものでもありませんでした。
過去の流産自体はしっかり乗り越えていますが、検診に対する恐怖心は残っちゃっているんですね。
本当に怖くて怖くて、検診の日が近づいてくると、そのプレッシャーにつわりの辛さも加わり、涙が止まらなくなることもたくさんありました。
当日になって予約をキャンセルしようとした日もありました。
検診台の上でも、先生に「順調ですよ」と言われるまでは、自分からエコーの画面を見ることはできませんでした。

こんなことばっかり書いて、一生懸命生きようとしている赤ちゃんには全く失礼な話だし、母親がそんなに弱気でどうするとお叱りを受けそうですが、、、こればっかりは同じ経験をした人にしかわかってもらえない気持ちだと思います。

でも、そんな気持ちがちょっとずつ変わり始めたのは、いつだったかなぁ。
赤ちゃんが二頭身になり、ぬいぐるみのようなちょこんとした手足が見えてきて、その手足を元気にバタバタ動かしているのを見た頃からかもしれません。
とはいえ、その頃はまだまだ初期で安心できない段階。
まだ喜んじゃいけないと思いながらも、一生懸命生きている赤ちゃんを可愛いと思わずにはいられなくなっちゃうんですよね。
「大丈夫」とは思えないし、検診に対する恐怖心も変わらないけど、それでも「とにかく頑張って生きて欲しい!」って思うようになりました。
それまでは、なるべく赤ちゃんの先のことを考えないようにしていたので、大きな変化です。
そして、無事に最初の山の12週を過ぎると、少し気持ちに余裕が出てきました。
安定期が近づく頃には、「赤ちゃんのためにもそろそろ前向きにならなきゃ!」と、気持ちを切り替える努力ができるようになりました。

安定期に入った今も、まだ不安な気持ちは残っています。
きっと無事に生まれてくれるその瞬間まで、この気持ちは続くと思います。
それでも、そのうち胎動を感じられるようになれば、だいぶ変わってくるだろうし、今はドキドキしながらもマタニティウェアを見に行ったり、ベビーグッズの雑誌を見たりもできるようになりました。

今後も急に不安になったりすることがあるかもしれませんが、赤ちゃんと夫と3人で乗り越え、貴重な今の期間を楽しんでいけたらいいな、と思います
コメント (2)
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