わたしのあごの下にちょっとした傷があったのね。
少し血が出ていたので、おかあさんがふいてくれて「足の爪で傷つけたのかな」とひとりごとを言っていました。
お庭に出た時、エリザベスカラーをつけられて、手足の爪をあっという間に切られちゃいました。
おかあさん、腕を上げたわね。
わたしの機嫌がにわかに悪くなって、おかあさんの手をピシャリと叩こうとしても、おかあさんは全然動じないんですから。
イライラしたわたしは、床の間に飾った春用の掛け軸でスリスリしたあと、こっそり爪を研いでやりました。
でも、切られたばかりの爪じゃスルスルしてダメなの・・・。
だいたい、そんなことしてもおかあさんは困らないらしい。
だって、とっても大切な掛け軸ってわけじゃないらしいから。
いわゆる「無関心」なのかしらねえ。
少し血が出ていたので、おかあさんがふいてくれて「足の爪で傷つけたのかな」とひとりごとを言っていました。
お庭に出た時、エリザベスカラーをつけられて、手足の爪をあっという間に切られちゃいました。
おかあさん、腕を上げたわね。
わたしの機嫌がにわかに悪くなって、おかあさんの手をピシャリと叩こうとしても、おかあさんは全然動じないんですから。
イライラしたわたしは、床の間に飾った春用の掛け軸でスリスリしたあと、こっそり爪を研いでやりました。
でも、切られたばかりの爪じゃスルスルしてダメなの・・・。
だいたい、そんなことしてもおかあさんは困らないらしい。
だって、とっても大切な掛け軸ってわけじゃないらしいから。
いわゆる「無関心」なのかしらねえ。
コロちゃんたちみたいに、お外に出ていろんなところを歩いたり、木に登ったりできるニャンコは爪が自然と研磨されるから切らなくてもいいんですってよ。
でも、わたしは爪を使うことが爪研ぎ以外にないから伸びちゃうのよね~。
コロちゃんは、いろんなところで爪研ぎできて面白そうねえ。
えふ母さんは、面倒だから切らなかったんじゃなくて、コロちゃんたちが嫌がることをしなかったという優しさからだと思うの。
ココちゃん、爪切られて掛け軸に八つ当たりにゃ。
(床の間に掛け軸飾るなんて風流ですにゃー)
ぼくたちは大人になってから爪は切ったことがないので
伸ばしっぱなしにゃん。
八つ当たりじゃないけど、時々引き戸の木の枠(公認)
以外に
壁紙やタンス、敷居などガリガリして「コラー!」って怒られるけど
これってスリルがあって楽しいにゃんよ。
オリーブちゃんはコタツの中でえふ母さんのくつしたに爪をひっかけてしまい
はずせなくて怒って、えふ母さんの足に噛み付くことも。
でもぼくたちの爪切りはしません。
「だってめんどうなんだもん」だそうですにゃ。