みかりんの独り言♪♪

映画のこと、音楽のこと、子供について、だんなについて…、ぶつぶつ。

浅田次郎

2007年01月28日 | 

先日、鉄道員(ぽっぽや)の記事を書きましたが、

その短編集の別の小説についても添え書きしたいと思いました…

 

 

一番、心に残ったのが、

『オリヲン座からの招待状』

 

『角筈にて』は、あとがきにて承知したんだけれど、

著者の体験談だと知って、許せないって思った。

少し前に、『佐賀のがばいばぁちゃん』の時にも書いたんだけれど

子供に何も説明しないで、親がいなくなるとかって、

私の中では、もっともNG!!

絶対にしてはいけない。

 

私は子供が小さい頃、

後追いがすごいって言う時期、

必ず子供に説明した。

同じ家の中にいて、トイレに行く時にも

「ママはトイレにいるからね」、とかって。

 

そのせいか、

チビさんの時には、それでもトイレに追ってくることが数回あったけれど

娘の時には、全くというほどなかった。

 

子供って、「戻ってくるからね」って言う言葉を

信じて疑わない。

それを、大人の都合で裏返ししてはいけない。

絶対に!

 

まぁ、この『角筈にて』の主人公は、

何もかもお見通しだったように描かれているけれど

やっぱり、親の言う言葉を信じたいって思っていたんだ。

だから、その親はちゃんと成仏できないでいる。

 

私はそんな後悔はいやだ。

子供には正直に、自分の言葉で伝えていきたい。

これからも、ずっとね。

 

 

 

 

 

で、『オリヲン座…』

夫婦が、どう抗ってもだめになっていく…っていう時があると思う。

家族って一緒にいるから、一緒の時を過ごしているから

なんぼっていうのがある。

それが、別々に暮らしたり、努力しなくなったりしたら、やっぱ、だめだよね。

 

いろんな事情があると思う。

でも、夫婦は一緒にいなくちゃダメだよね。

 

酸いも辛いも一緒に味合わなくちゃ…

 

 

がんばって、修正して、

そして二人でステキな老後を過ごしていって欲しいって

この夫婦にはエールを送りたい。

 

 

今日、奇しくも、

昼食時、友人達と話していて、

子供が巣立った時の夫婦のあり方について話していたんだけれど…

 

やっぱり、一人では寂しいし

二人だったら、一緒に何かを共有できたりするモンね。

 

そうやって、仲良く老後を過ごしていけたら

笑いながらお互い老いていけたらいいなって

改めて思った。

 

 

これからも、よろしくね、だんな。

 

 

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (harry)
2007-01-31 15:19:25
親が子を想う気持ち伝わってきます。どこの親子もこんな感じならいいんだけど、世の中にはそうでない親子関係もたくさんあるらしい。親が子を、子が親を殺す事件も最近多いような気がします。

まったく理解に苦しみますが、虐待を受けた子が親になったときそれを自分の子に繰り返すケースが多いという。

愛情を知らない子は親になっても知らないってことなんでしょうか。

結局、子は親(大人)がいないと生きていけないし、親が人間として大事な事を教えてもらうしかないことを考えると、人類がこれからもずっと平和に生きていくためには・・・親の責任はとってもとっても重大だなぁ。。

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harryさんへ (mika-rin)
2007-01-31 20:37:40
こんばんわw

親子の関係って言うのは、とってもムツカシイです。
親の責任は重大です。
でも、その分、子供はとても幸せな気持ちにしてくれます☆+゜

その幸せな気持ちを持てない親が信じられない!

本当は子供を持ってやっと、立場も気持ちも親にさせてくれてるんだと思うのですが、きっと虐待を起こす『親』(と呼びたくない!)というのは、『親』に成り切れていないんでしょうね…。
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