自然農あさゆふ通信

谷沿いの小さな集落に移り住んで、10年。
山と川に囲まれた田畑の様子、農のある暮らしを綴ります。

祖父母の重箱に、おせちを詰める

2021年01月02日 | 農のある暮らし

 

はじめて、重箱おせちを作りました。

今年のお正月は実家に帰らなかったので、

ちょっとやってみようかなと思ったら、

結構はまってしまいました。

なんか、おままごとみたいで楽しいですね!

 

 

左上から時計回りに、

田んぼの畦で育った黒豆。

裏山でつんだ千両。

ブリの照り焼き。

義母が作ってくれた昆布巻き。

たつくり。

 

内側、左から時計回りに、

さつまいも(紅はるか)のオリーブオイル蒸し焼き。

レンコンのオリーブオイル蒸し焼き。

ゆず大根。

鶏もも肉の照り焼き。

仕切りは、家の裏でつんだフユイチゴの葉。

 

重箱は、祖父母のかたみなのですが、

相当、使い込まれています。

五段ものだけど、うちは夫婦二人だけなので一段で十分……。

 

 

お煮しめは、飾り切りしてみました。

うちの里芋、人参、ゴボウ。

レンコンと蒟蒻は買いました。

蒟蒻芋はあるんだけど、蒟蒻を作る元気が無かった……。

飾りは、裏山からいただいた南天と千両。

いただきものの銀杏も飾ってみました。

器は、知人の陶芸家さんからいただいたもので、

綺麗な薄紫色が気に入っています。

 

今年は、落ち着いて、楽しく、健やかに、

田畑と自分に向き合う年にしたいと思います。

自然農の実践者として、

共有の取り組みにも力を入れてまいります。

平和な年でありますように!

 

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5年目の栗ご飯

2020年12月13日 | 農のある暮らし

2015年に植えた「筑波栗」の苗木から、

5年目の今年、初めての栗を収穫しました。

 

まだかな、まだかな、と眺めて、

丁度良い時にひとつずつ収穫した

7つのイガから、

宝石のように美しい9粒の実がとれました。

 

 

しばらく冷蔵庫に入れて追熟させてから、

栗ご飯に。

 

 

 

勿体なかったから、皮を薄く薄くむいて、

渋皮を残し気味にして、炊き込みました。

とっても甘くて、美味しかったです。

 

 

まだこんなに小さい木なのですが、

これから順調に元気に育ってほしい。

幹の皮を鹿に食べられているので、

大丈夫かなと心配しています。

 

お米を育て、麦を育て、

野菜を育てる。

そして果樹が何本かあったら、

さらに豊かになれる。

今年は何の木を植えようかな?

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大豆とにがりで、美味しい木綿豆腐を作る!

2020年10月04日 | 農のある暮らし

 

うちでは毎年、田んぼの畔で大豆を育てています。

この大豆で味噌や醤油を仕込み、

残りは保存しておいて煮豆にしたり、

豆腐を作ったり。

 

大豆とにがりで手作りする木綿豆腐、

とっても美味しいです。

 

▼ 動画はこちらから、どうぞ ▼

 

【暮らし】大豆と にがり(苦汁)を使った木綿豆腐の作り方 レシピ

[living] How to make tofu using soybeans and bittern

 

 

大豆とにがりを使った木綿豆腐の作り方

 

【用意するもの】

材料:

大豆300g

水2400cc(1200cc+1200cc)

にがり液(にがり20cc+水80cc)

※上記で約2丁分の木綿豆腐ができます。

 

 

道具:

大鍋、中鍋、ミキサー、ざる、木ヘラ、お玉、

豆腐型、豆乳を絞る袋、型にしく布。

 

1.【大豆を水につける】

大豆300gをよく洗ってから、水1200ccにつけます。

水につける時間は、夏は12時間、

冬は24時間くらいを目安にしています。

 

 

2.【大豆をつぶす】

水を吸った大豆を、ミキサーですりつぶします。

大豆と、つけていた水を同量くらいずつ、

ミキサーの強に2分ほどかけます。

量が多いので、3回に分けてやっています。

大豆をつけていた水1200ccは、ここで使い切ります。

 

 

ドロドロになった状態のものを

「生呉(なまご)」と言います。

 

 

3.【生呉を煮る】

新しく水1200ccを火にかけ、沸騰したら生呉を入れます。

焦げないように常に底からかき混ぜながら、強火で煮ていきます。

沸騰したら吹きこぼれない程度に火を弱めて、10分ほど煮ます。

濃い豆乳を絞るため、弱火にし過ぎないように、

吹きこぼれないギリギリの火加減を心がけています。

 

 

4.【豆乳を絞る】

絞る前に、泡をすくって捨てます。

 

 

鍋にざるを乗せ、水に濡らして固く絞った布袋をセットします。

木綿のさらしを袋状に縫って使っています。

ここへ煮あがった呉を入れて、しぼります。

 

 

熱いので、木ヘラ等を使って少しずつ冷ましながら、

しぼっています。

どのくらいまで絞るかというと、

私は、おからを袋ごとはかって、

500g以下になるまでを目安としています。

 

 

しぼり汁が「豆乳」で、袋に残ったのが「おから」です。

おからを袋から出したら、400g強ありました。

 

 

5.【にがりを打つ】

にがり20cc に水80cc を加えて5倍に薄め、

100cc のにがり液を作ります。

私は、海の精のにがりを使っています。

 

 

豆乳を弱火にかけて、

焦げ付かないように鍋底をかき回しながら

75度くらいまで温めたら、火を止めます。

 

 

にがり液は、2回に分けて入れます。

木ヘラで豆乳を十文字に混ぜながら、

にがり液を半分ほど入れ、蓋をして3分静置します。

3分後、残りのにがり液を少しずつムラ無く入れ、

そーっと混ぜたら、蓋をして15分くらい静置します。

かき混ぜ過ぎないことがポイントです。

 

 

6.【型に入れる】

透明な汁ごとお皿に盛りつければ、

「おぼろ豆腐」としていただくことができます。

また、豆腐型が無い場合でも、

ざるに布を敷いて、すくい入れれば「ざる豆腐」ができます。

 

私は、自作の豆腐型を使っています。

豆腐の型から自分で作ってみたい!という方は、

下に図面を載せておきますので、参考にしてくださいね。

食品が入るものなので、接着剤や釘を使わずに、

できるだけ簡単に作れるようにと考えました。

 

豆腐型図面.pdf

 

Google Docs

 

 

さらしの布を濡らして固く絞ってから、

型箱に敷いて準備します。

豆腐をお玉ですくい入れたら、

型布を折りたたんで上蓋をのせ、

重石をします。

 

 

今回は、瓶に水を入れて500gにしたものを乗せて、

30分ほど置きました。

重石が重いほど、時間をかけるほど、固い豆腐になります。

 

 

7.【完成】

水の中で型からはずします。

 

 

少しの間、水にさらして冷ましたら、

適当な容器に水と一緒に入れて冷蔵庫で保管します。

豆腐とおから、どちらも日持ちはしませんので、

2、3日以内にいただくようにしています。

 

 

おからは冷凍もできますので、

小分けにして冷凍すれば無理なく使うことができます。

 

 

ふわふわの木綿豆腐、

自分で作ると本当に美味しくて、

これだけでご馳走だなーと思います。

おからも同時にできるので、いろいろ利用できて嬉しいです。

大豆は長期保存ができるので、

いつでも好きな時にお豆腐を作れることも、有り難いです。

 

 

***

 

11年前、今の家に移り住んできた頃、

泊まり込みで家の修理を手伝いに来てくれていた友人が、

手作りの木綿豆腐とおからを、お土産に持ってきてくれました。

丁寧に作られたお豆腐は、とっても美味しかったし、

おからでドーナツを一緒に作ったのも、楽しい思い出です。

彼女が分けてくれた「にがり」と、作り方の紙を頼りに、

私なりに豆腐を作るようになりました。

 

このブログと動画も、誰かのきっかけになったら嬉しいです!

 

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在来のお茶を摘んで、和紅茶を作る

2020年06月02日 | 農のある暮らし

 

毎年、庭にあるお茶の木から茶葉を摘んで、

手揉みで紅茶を作っています。

 

うちにあるお茶の木は、おそらく在来種です。

木によって葉っぱの大きさ、形、色等が違うので、

摘んでいて面白いです。

 

私の紅茶作りの工程は、

1.【摘採】お茶の葉を摘みます。

2、【萎凋】何時間か置き、しんなりと萎れさせます。

3、【揉捻】しっかりと揉みます。

4、【発酵】温かいところに置き、発酵させます。

5、【乾燥】天日に干して、カラカラになったら完成です。

 

この紅茶づくりの様子を、

お茶摘みをするところから、

完成してケーキと一緒にいただくところまで、

動画で分かりやすく紹介していますので、

よろしければ、ご覧ください。

 

【暮らし】手摘みの茶葉から紅茶を作る [living] Making black tea from hand-picked tea leaves

2020年5月21日~28日収録 ・手摘みの茶葉から紅茶を作る 庭にあるお茶の木から茶葉を摘んで、手揉み自家製紅茶を作りました。 BGM ...

youtube#video

 

 

萎凋(いちょう)は、今まで大体でしかやっていなかったのですが、

調べてみたら、紅茶づくりの場合、

可能であれば丸一日ぐらいしたほうが良いみたいです。

なので、来年は夕方位まで摘んで、翌日の夕方まで萎れさせ、

夕食後にすぐ揉みはじめて保温し、翌朝から干すという、

3日間コースをやってみようと考えています。

 

うちで飲む紅茶を作りはじめて10年目になりますが、

同じことの繰り返しではなく、

 毎年毎年、新鮮な気持ちで、

いろいろと挑戦したり、工夫してみるのが面白いです。

 

手づくり生活は、大変といえば大変。

でも好きだから続けているんだろうなと、思います。

 

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「自然農・いのちのことわり」から独立しました

2019年12月29日 | 自然農・いのちのことわり

 

 

自然農を学びはじめてから

12年が経ちました。

 

3年目から田舎へ移り住み、

古い家を修理しながら暮らし始め、

家の前の田畑で自然農の実践。

 

自然農の学びの場では、

いつの間にかお世話役となり、

7年目には新しい役目として、

自然農の田畑における具体的問題と解決を集めて、

皆で共有するという取組みをスタートしました。

 

 

 「自然農・いのちのことわり」というサイトを開設し、

手探りで、皆様とともに歩み、

もうすぐ 6年が経ちます。

 

この間に、時代も大きく変化しました。

 

気づいてみれば、

自然農に取り組む方々も、

田畑では手作業で栽培をしつつ、

スマートフォンを片手に、

情報収集や情報発信をされるような、

そんな時代になりました。

 

 

 

投稿型サイトを利用して、

皆で情報を分かち合い、

自然農での栽培を確実にしていく。

どんな問題がおこっても、

必ず解決できる道筋が見えてくるまで。

 

途方も無いような取り組みにも思え、

どのように進めれば良いものか、

悩みながら、歩んできました。

 

皆さんからの投稿があまりに少ないと、

この取り組み自体が忘れ去られてしまいそうで、

賑やかしのつもりで、

管理者ブログとしてスタートしたのが、

このブログです。

 

 

 

自然農の田畑では、

お米も、野菜も、果物も、

ゆっくり育ちます。

 

芽が出てから、

しばらく、

毎日じっと見ていても、

いつまでたっても小さいままのことがあります。

 

・・・大丈夫なのかな? 

こんなに育ちが遅かったら、

もう駄目なのかも?

と、思うことがあります。

 

でも、ある時から、ぐんぐんと勢いよく育ち、

どんどん花を咲かせ、

勝手に成長していく姿に

驚かされることがあります。

 

小さい時に成長を急がず、

しっかりと根を伸ばし、

必要な力を蓄えていたんだな、

と納得がいきます。

 

「自然農・いのちのことわり」も、

もしかすると

そのような在り方なのかもしれません。

 

 

私たちの自然農の取り組みは、

人類の長い歴史から見れば、

まだ始まったばかり。

 

これから人類全体が、

どんな方向へ向かうのかは分かりませんが、

今日も、地球のあちこちで、

静かに田畑に立ち、

土と、草と、太陽と、風と・・・

たくさんの生き物たちとともに、

取り組む人々がおられることに、

想いを馳せています。

 

 

当ブログは、

「自然農・いのちのことわり」のコンテンツから離れ、

独立して運営することになりました。

 

皆様のご投稿のひとつひとつが

クローズアップされ、

次につながっていくためには、

管理者の存在は目立たないほうが良いと

思うに至ったからです。

 

独立した形になりますが、

今まで通り、

「自然農・いのちのことわり」の紹介や、

うちの田畑のレポート等、

続けていきたいと思っています。

今後も、よろしくお願いいたします。

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