自然農あさゆふ通信

谷沿いの小さな集落に移り住んで14年。
山と川に囲まれた田畑や自給生活の様子など、自然農のある暮らしを綴ります。

川口由一さんの田植え 2016年6月18日(3)おまけ

2016年08月10日 | 川口由一さんの田畑

2016年6月18日(土)、川口由一さんの田植えのお手伝いの時、

お昼休憩をさせていただいた小屋には、

川口さんの絵画と陶芸作品が展示されていました。

 

心豊かな、美しい作品ばかり・・・

少しですが、お届けしたいと思います。

 

 

「涼気に 玉のクリ 初成り うれし」

 

 

川口さんは、20歳から40歳代の約30年間、

日々の生活に「創作」の時を持たれていました。

小屋に展示されているのは、その頃の作品です。

 

 

 

 

 

どれもが、優しいお人柄そのままの、温もりのある絵ですね。

 

 

「世の中は 変わり行けども さすたけの

君が心は 変わらざりけり」 良寛

 

「み仏の み法の道に かりにだも

契る心は 嬉しからまし」 良寛

 

 

自然の中に身をおかれて、

心の平安を、自らの成長を、本当の喜びを、

真摯に求めておられたのだな・・・と感じます。

 

 

清らかで、素朴な美しさを前にして、

私の心も洗われるように感じました。

 

 

最近もまた、絵筆をとられているとのこと。

今度は、新しい絵も観せていただきたいですね。

 

陶芸作品も、ありました。

 

 

 

優しさとともに、たくましさも感じます。

大地に立って生きておられる方の、

力強い作品ですね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どれもが、観ていると、親しみがわきますね。

ものすごく美しいけれど、人を寄せ付けないような怖さが全く無くて、

心を和ませてくれるような、

大らかさ、ひたむきさ、可愛らしさ・・・、があると感じました。

 

 

 

 

緑に囲まれた簡素な小屋の中に、

さりげなく、美しいものが飾られていて・・・

この小屋で過ごす時間は、本当に心安らぐ時間です。

 

お野菜の種も干してありました。

こちらは大根の種。

 

エンドウ豆と、ソラマメでしょうか。

 

お天気にも恵まれたこの日、

田植えの勉強だけでなく、

たくさんのことを教えていただきました。

 

川口さん、ありがとうございました。